特集という程の内容は期待できないかもしれませんが御興味あればお付き合いください。
自分が洋楽の洗礼を受けたのは小学校4年の頃だった。
兄貴の影響で小さいころからラジオ少年だったので、ニッポン放送の亀淵アナのポップスベストテン等を通して十分に洋楽に接することができた。丁度、「白い恋人たち」という映画音楽が流行っていた1968年頃。
フィフスディメンションの「輝く星座(アクエリアス)」あたりで洋楽に目覚め、ダイアナロスの「ラブチャイルド」、エジソンライトハウスの「恋の炎」、ショッキング・ブルーの「ヴィーナス」で決定的になった記憶がある。この頃はビートルズやツェッぺリンもあれば、所謂バブルガムサウンドといわれる軽い感じのUSポップスも多かった。ジェリーウレスの「男の世界」、トニー・オーランド&ローンの「ノックは3回」など懐かしい。前者はマンダムのCMに使われた曲だ。
欧米への憧れもあったかもしれないが邦楽とは一線を画した本場のリズム感とメロディーにどんどん魅せられていった。1970年頃にはTBSラジオの八木誠さんDJのTop40(ホリディインプップス)を追いかけるちょっとおませな小学生になっていた。(八木誠さんは2011年6月に65歳で亡くなられたんですね。洋楽の楽しさを教えてくれた大先輩。御冥福をお祈りします。)
ところが何故か高校に入ると徐々にロック離れしていく。周囲のクラスメートはディープパープル、イエス、ジェフベック、KISS等々自慢のLPやカセットを学校に持参しては貸し借りしてたし、文化祭ともなれば軽音楽部のコピーバンドが女の子の人気を集めていた。自分もロックは嫌いではなかったし曲がかかれば身も心もノリノリになる血気盛んな高校生だった。
でもある時たまたま聞いたJazzギターがきっかけで興味の方向が変わった思う。
ケニーバレルの"Midnight Blue"

セミアコのギターでディスト―ションもかかってないからロックの様なエネルギー感などない。でも淡々と綴られるブルージーで洗練されたアドリブが妙にかっこいいと思った。
~ KENNY BURRELL "Midnight Blue" ~
#UP主様お借りします。
#UP主様お借りします。
1:55あたりからのコードトーン中心にメロディーを奏でるところなど秀逸だ。
当時ロックバンドをやっていた友人が「これはめちゃくちゃ難しいテクニックだ」と説明してくれた。そして「お前はオヤジ趣味だな」とも。
悪く言えば高校生のくせにへんに老成化していたのかもしれない。
ケニーバレルは1978年の”Monterey Jazz Festival in Japan"の時にトランペットのディジー・ガレスビーらと共に来日。運よく生で聞く事ができた。当時人気を博していたジョージベンソンのメロ―トーンとは一味違う、ちょっと古風で洗練されたブルージーなフィーリングに魅せられた。
キャンディーズの解散コンサートの後、最初に行ったライブだったのでとても印象に残っている。
というわけで大学になってからはJazzの世界にのめり込んで行きました。
次回はウェス・モンゴメリーを紹介します。
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「あれ、今日はオチがなかったね。」
「ちょっと疲れてるんじゃない?」
「しっかり食べて元気つけなきゃね。」
「ちょっと疲れてるんじゃない?」
「しっかり食べて元気つけなきゃね。」