「老人力」で有名な赤瀬川源平さんを知っているだろうか。
「老人力」とは
例えば老眼で近くのものが見えにくくなってきたときに
「ついに老眼になっちゃった」とマイナスにとらえずに
「いよいよ老人力がついてきた!必要ないものを見なくてもすむぞ」
とプラスにとらえてみるという逆転の発想だ。
同じ現象なのに「老人力」という言葉が
人をポジティブにさせる。
そんな考え方がとても好きだ。
その赤瀬川源平さんは
路上に保存されている不思議な無用の長物を発見する
路上観察者としても有名だ。

むかし巨人軍にいた三振しかしない
高額の助っ人外人トマソンの名をもじって
路上の無用のオブジェを「超芸術トマソン」と呼んでいる。
電柱から伸びる意味不明の螺旋階段

上って降りるためだけの階段

首の皮一枚のトンネル
天国への扉
確かに超芸術だ!
単純に意味のないものと片付けないで
ユーモアを持って意味を考えることが面白い。
この遊び心が自由な発想を生み出すのだろう。

これは赤瀬川源平さんによる
「宇宙の缶詰」という前衛芸術作品である。
缶を開けてみると、缶の内側にカニ缶のラベルが貼ってある。
普通は缶の内側に中身が入っているのだが、
この缶は内側と外側が逆転しているというわけだ。
つまり缶の外側がカニ缶の中身。
この宇宙全体がカニでびっしり埋まっている!?
その発想の意外さに「一本取られた」と、にんまりしてしまう。
ビジネスも経営も「逆転の発想」を大切にしたい。

