12月26日、研修がスタート。
初めは言葉や文化の違いに
戸惑うのではないかと心配をしたが
その必用は無かった。
いや、実際には言葉の障害があったのだろうけど
受講した5名の中国人達がそれをいっさい感じさせないのだ。
いくら日本に留学経験があるといっても
研修の内容を理解するのは大変なことだと思う。
しかし彼ら全員片手で電子和中辞書を引きながら
研修を受けるというよりも
食らいついて来るといったほうが正しい。
その印象は、千本ノックの取れない球にも
全身で飛びつこうとする高校球児だ。
自然に私も熱が入る。
朝9時から、夕方6時までの長時間の研修も
あっと言う間に終わる。
研修の後は高橋オーナーと、
日替わりで受講生の一人が案内してくれる
地元ならではのお店で夕方をゆっくりいただく。
東北地方の鍋料理
アルコール度50度以上の強い酒と一緒に
パフォーマンスの楽しい店
踊りながら麺を打っている
受講生である彼らの凄いところは前日にやった研修内容を
ほぼ完璧にマスターしてくることだ。
間違いなく家に帰った後で
自分で復習しているに違いない。
いったいいつ寝ているのか?
中には2時間半かけて通っている人もいるのだ。
私は11時くらいにホテルに帰るのだが、
部屋に着くなり、ベットに飲み込まれるように
すぐに眠りに落ちる毎日だった。
最終日は夜、雑技団に連れて行ってもらった。
技術はおそらく世界一のレベルのうえに
洗練された芸術性も取り入れられ、
私の個人的感想は、シルクドソレイユを超えていた。
こうして上海での一週間の研修の旅は無事に幕を閉じるのだったが、
圧倒的な中国のパワーを見せつけられた一週間でもあった。
我々日本人はそういつまでも
ぬるま湯の中でのんびりとしていられない。
そんな危機感を肌で感じた。




