80歳の母の部屋の
キッチンで
茶しぶのついた
マグカップを
見つけて
なんだか急に
涙が溢れてしまった
古屋サマンサです
⇨サマンサの声を
聞いてみたい人はこちら
こちらの記事に
書いたように
6月に自宅に戻って
兄と過ごしている
80歳の母
今までは普通に元気に
暮らせていたのに
今月あたりから急に
体調が悪くなって
先週には
「入院したい」とまで
言い出すようになった
なんでも
「間質性膀胱炎」と
診断されて、薬を
飲んでいるのだけれど
なかなか痛みがとれず
食欲もなく気持ちも
落ち込んでいる様子
そんなことを
兄に聞いて
慌てて母の部屋に
駆けつけた
前回行ったときよりも
めっきりと衰えて
しまった母
なにか少しでも
口にできるものを
作ろうとキッチンに
立っている時に
流しにあった
茶しぶがついた
母のマグカップが
目についた
その茶色く
こびりついた
茶しぶがね、、
母の衰えを如実に
表しているようで
なんだか急に
悲しくなって
目の前にあった
クレンザーでゴシゴシ
こすって落としたわ
そうすれば
母の身体もまた
ピカピカの身体に
戻れるんじゃないか、、
そう思えて。。。
そして、あとは
少しでも母の身体と
心が楽になればと
初めてジェム
トリートメントを
してきたの
血管が浮き出た
母の手を握り
オイルをゆっくりと
伸ばしていく
そして小さな天然石で
ゆっくりゆっくり
トリートメント
こんな風に母の手を
握ったのは
いつぶりだろう。。。
この華奢な腕で
幼いわたしを抱き
もう一方の手で
兄の手をひいていた母
父と別居しながら
一人で幼いわたしと
兄をよく育ててくれたね
そんな思いが
溢れてきた
静かにゆっくりと
流れる時間
静かに寝息を
立てる母
静かにホロホロと
ほどけていく
わたしのココロ
母に対して
ここ数年
持ち続けていた
わだかまりが
すーーーっと
消えていくのを
感じたわ
そして、
「オレはいいよ」と
遠慮する兄にも
ジェムトリートメント
53歳の兄の手を
握るなんて小さい
子供の時以来じゃ
ないかしら?
男にしては白くて
細い腕と指
母やわたしと
よく似た手
2歳上の兄とは
子供の頃はいつも
一緒に遊び
しょっちゅう
ケンカを
していたけれど
兄が高校卒業後
アメリカにいって
しまった後は
そのあとほとんど
交流はなかった
それがわたしが
結婚するときは
父に代わって一緒に
バージンロードを
歩いてくれて
息子が生まれてからは
うちの息子が
「一番好きなのは
Nおじさん!」
というくらい息子を
可愛がってくれた
そして母が今年の春
病に倒れてからは
兄は本当に優しくて
母の退院時には
一緒に暮らして
くれるように。。。
母も兄のことを
「N(兄のこと)は
ほんとよくやって
くれるのよ。
あの子はイライラしたり
しないでいつも穏やかで
朗らかですごいわ」
と言ってるくらい
わたしの前でも
とても朗らからで
子供のように無邪気に
笑う人だけど
でも一方でとても
繊細な人だということも
知っている
だからね、、、
弱っていく母と
暮らしていると
どれだけ心配だったり
どれだけストレスだろう
と思うのよ
そんなことを
思いながら
ゆっくりと
兄の腕を
トリートメント
今回ほど
ジェムトリートメントを
習っておいてよかった
と思ったときは
なかったわ
近しい家族には
なかなか言葉では
伝えられない想い
そんな想いを
「石」に込めて
マッサージする
それはする方も
される方も
とても穏やかで
心地が良い時間
母は「気持ちいいわね」
と言ってくれて
兄からは翌日
「昨晩は腕の
トリートメントのおかげで
良い睡眠がとれました」
というLINEがきた
そして翌日には
またこんな
LINEが。。。
ほんのちょっと
したことにも
こんな風に
喜んでくれる兄に
わたしはいまとても
救われている
家族って色々と
面倒なことも
沢山あるけれど
今年、母と兄と
こんな風な関係に
なれたことが
今年一番の
幸せかもしれない。。。
家族の心と心を繋ぐ
おうちセラピストを
養成する
ジェムトリートメント
初級クラス
来年開催します
・2月は大阪と福岡に行きまーす
◇仮面心理学を使って
コミュニケーション能力を
アップをはかる
仮面心理学 For
コミュニケーションクラス
・2/23(日)大阪 開催予定
・2/29(土)福岡 開催予定
◇大人のための
絵本読み聞かせ会 (仮名)
・2/22(土)大阪 開催予定