北半球一周の旅 ・ メキシコ・オアハカ・トムヤムクンパーティー・後半 | 北半球一周の旅 2002年 1年間 回想記

北半球一周の旅 2002年 1年間 回想記

1年間をかけて、北半球の主要な国、都市、世界遺産などの旅をした体験を赤裸々に綴る回想記。

 宿の1階の中庭にあるキッチンで、トムヤムクン(もどき)の調理をしていると、この日から泊まることになった英国人のトニーも、いつの間にか中庭にある、溜まり場(飲食もできるベンチ)に来てビールを飲んでいる。
キッチンと言っても屋外にあって、庭の樹木がすぐそばにあるので、調理をしているとまな板の上に大量のチャバネゴキブリがたかってくる。もしこれが普段の生活の中であれば、その不衛生さに耐え切れないであろうが、メキシコの安宿のこの状況下では意外とあきらめがつくものだ。旅も3週間を越え、大抵のことには我慢できる図太さが身についてきた。
ドイツ人の学生2人組も中庭に来てビールを飲み始めた。

 トムヤムクン(もどき)も大量に出来上がったので、トニーと学生2人にも振舞う事にした。
俺とK君と3人の旅行者と、ビールを飲みながらトムヤンクンを食べた。まがいものだが評判は悪くなかった。
イギリス人のトニーは、あまり唐辛子に免疫が無いみたいで、スープの辛さに苦しむものの、味は最高だと言ってくれた。
ドイツ人の2人組は、意外と辛いものがいけるようで、平然とたいらげて、おかわりまでしてくれた。
この日はK君の誕生日で、いつの間にかパーティーのような雰囲気になって、5人でビールを飲みながら夜中まで語り合った。トニーとの偶然の再会にふさわしい夜だ。K君も最高の誕生日になったと感激していた。