北半球一周の旅 ・ メキシコ・オアハカ・ホテルの中庭(patio)にて | 北半球一周の旅 2002年 1年間 回想記

北半球一周の旅 2002年 1年間 回想記

1年間をかけて、北半球の主要な国、都市、世界遺産などの旅をした体験を赤裸々に綴る回想記。

 俺達がオアハカで泊まったホテルも当然安宿ではあったが、このホテルは安宿には珍しく中庭(patio)が一階にあった。
この日は日中にメスカルという強い酒を、結構な量試飲していたので、夜はK君とホテルの中庭でミネラルウォーターを飲みながら、タバコを吸って時間を潰していた。(ちょっと肝臓を休ませようかなと)
中庭には俺とK君以外には、若い白人男性がふたり、ビールを飲みながら結構盛り上がっていた。ビールの小瓶をふたりで何本も空けていく。
俺が英語で話しかけると、彼らも東洋人(日本人?)に興味があるのか、いろいろと質問してくる。
ふたりはドイツ人(やっぱりドイツ人はビールが好きなのかと妙に納得)の大学生で、まだ20代前半だった。休暇を利用して中米を旅しているらしい。

 連中は気前良く俺達にもビールを一本ずつおごってくれた。日独のビール事情やら旅の話をして盛り上がる。(ちなみにK君はあまり英語がしゃべれないので、俺がたまに通訳する)
女の話になった。ひとりの男はメキシコに来てから1ヶ月の間に、5人のメキシコ人の女と寝たらしい。理由を聞いた。彼は悪びれもせずに答えた。
「僕はブロンドヘアーだからさ」
奴はブロンドヘアーでハンサムな男だった。彼の友達はうらやましがるでもなく、ブロンド男の自慢話を笑って聞いている。ブロンド男はスペイン語がしゃべれるわけでもない。
男も最後はルックスなのかという結論に。
俺とK君もちょっとヤケになってビールを何本も追加注文して、結局深夜まで飲んでいた。