70. ストラド「サラサーテ」ネック製作 | ヴァイオリン製作家 大久保 治のブログ

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自作弦楽器製作について、楽器、工房での仕事中心に書いています。

 

 サラサーテモデルのネックを作っています。続きです。バンドソーが使えるのはここまでなので この後は全て普通のノコギリで切って行きます。

 

 

 まずは スクロール(渦巻き)の1段目をカットする所からスタート。

 

 

 反対側、最初は粗彫りで・・・。

 

 

1段目が仕上がったら、次は2段目のノコギリを入れる所に線を描きます。

 

 

2段目も出来たので 3段目(目玉周り)のラインを描いて行きます。

 

 

 目玉(中心部)の彫りを一番小さな丸のみで仕上げていきます。

 

 

 反対側もほぼ出来上がってきましたので ペグ穴をドリルで開けようと思います。

 

 

 このように ペグ穴を開ける前は完成ラインに余裕を持たせています。ドリルによって穴の淵が破損した時に修正する為です。

 

 

 ペグ穴(4,5ミリ径)を開けた後平らに仕上げた所ですが、この面は完全なまっ平にはしません。

 

 

反対側です。 オリジナルの寸法に仕上げます。 この後はペグボックスを掘っていきます。