食べずに帰れません
日本でのお食事もあと数回。
残った食材を食べきるようにゴハンのお献立を工夫しだし、
最終日はゴハン後にゴミは出ないようにします。
人気のあるレストランは、予約するのも大変。
ぎりぎりだけど
日本に来たら食べずに帰れないお店のゴハンも
あちこち駆け込みます。
目黒のオウチ近くの焼鳥屋さん”鳥繁”もその一つ。
ハワイでおいしい、と言われる焼鳥屋さんなのに
どこに入ってもちょっと期待外れに感じちゃうのは、
このお店のお味と値段に馴染んじゃっているせいです。
特に、レバーとつくね（だんご）は、
一皿のご馳走。
食べないかなあ、と思ったKIKIが、ぱくり。
きっと誰が食べてもおいしいお店です。
ぞくぞく増えるリーズナブルな和食やさん
この日は、KIKIとママは、目黒区のダウン症のある人の家族の会で
イタリアンレストランに繰り出していて、
パパは友人と恵比寿の和食やさん、
と別々のゴハン。
恵比寿も目黒も、ぞくぞく増えている本格的な和食やさん。
麻布や銀座のモーレツな値段の和食やさんに比べると、すごくリーズナブル。
この日も、
８品のプリフィックスが６６００円。
ハワイなら、ランチくらいかなあ。
”上質な東京和食を生み出すのは料理を愛する２人の若手職人”
というお店の紹介もちょっと新鮮。
大御所のお料理だから、数万円です、
って言われる嬉しい。
先付の”津軽鴨の生ハムと無花果の白和え”
鴨好きだけど、こんな食べ方はたぶん初めて。
無花果好きの友人もすごく喜びます。
夏の味覚が続いて、鱧も登場。
鱧カツも初めてです。
もみじおろしならぬ、
トマトおろし、と共に出されます。
〆は、牡蠣にゅう麵。
一束にする？ 二束？ それとも半分？
とおなかに合わせてくれます。
ハワイに帰ったら、こんな本格的な和食はしばらく封印。
旬の食材を縦横無尽に駆使するなんて難しいし、
よしんばあっても、いったいおいくらになるのやら。
向かったのは恵比寿でも目黒でもなく
そしてとうとう、
出発前日。
美味しいものはいっぱい頂いて心残りはぜんぜんないけど、
この日のゴハンはKIKIのチョイスです。
がたごとバスに揺られて、
降り立ったのは五反田駅前。
恵比寿、目黒だけじゃなくて、この地も新店ざくざく状態。
オフィスと飲み屋さんが目立つこの界隈も、
近くには、
池田山とか、花房山とか、島津山とか、
城南五山と呼ばれる閑静な住宅街がいっぱいあります。
由緒ある住宅地の中にはぽつりぽつり入ってみたいお店が点在していて、
だんだん目抜き通りに出店するようになってきています。
この池田山ベーカリーの2号店もその一つで、見るからにおしゃれ。
女子たちが吸い込まれます。
本店はＮＴＴ関東中央病院手前にあって、パンの焼き上がりの匂いに誘われて、
通院の時間つぶしに、いつもぼっちコーヒーでゆったり過ごします。
人知れず、の池田山の名店は
いまや五反田屈指のパン屋さんです。
夕ゴハンだから、
KIKIの選んだお店は、やっぱりの・・大好きなおすし。
日本に一時帰国している子どもたちにとっては、
たぶんダントツの人気のはずです。
やっぱりKIKIのチョイスはこのお店
出発前夜で張り込んでチョイスしたお店の割にはかなりカジュアルだけど、
ママもパパも来てみたかった”スシロー”です。
回転寿司は、もはやチープなお寿司どころか独自に進化して、
銀座や、東京に進出した根室”花まる”なんて、テーマパーク並みの行列だし、
目黒にも出店している”回転寿司 活美登利”も、外国人だらけ。
KIKIはおいしい回転寿司のめくるめくすし三昧の時間にどっぷり。
本まぐろに、生エビに、と目玉商品はちらりと見たものの、
KIKIが本当に楽しみにしているのは、細巻き。
鉄火に、納豆に、かっぱに、
だからなんとも経済的。
積みあがったお皿は、３人で３０枚ほど。
おなかいっぱい。
お勘定は３人で６０００円
お味の面でも、価格の面でも、メニューの創意でも、
ハワイにある回転すしやさんは、完全において行かれているなあ。
一カ月なんで、こんなにあっという間、
日本旅行ならではの時間は、
名残惜しいけど、今回はこれでおしまい。
ゴハンは、心行くまで楽しみました。
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