気を揉ませる週末の空
「まだハワイカイは雲勝ちだよ」
お天気の回復の願いも込めて、ちょっと空が明るくなってきたかな、
とポストしたら、
友人からのリアルな空模様レポート。
お天気予報を見てみたらあまり芳しくありません。
さっきまで濡れていた道路は乾いているよう見えるから、
濡れるのは覚悟でＲＵＮにでます。
３日間も間があくと、
カラダが走りを忘れてしまい、脚の重いこと。
３週間近くスイミングの練習をロクにできなかったKIKIが、
スペシャルオリンピックスのオアフ島大会で、
どの種目も自己ベストを更新しちゃう若さに感服します。
この日も強烈なオンショア。
乱れがちのスウェルは入って来ていても、サーファーはいません。
コナウインドというより、コナストームみたいな日が多くて、
ひどいときはオウチの窓からの視界が真っ白な雨幕できかなくなります。
走っている間は幸運にも雨は小休止。
ハワイらしい夕刻とは言えなくても、
ビーチに、ウェディングフォトチームがいっぱい。
きっと雨の合間のこの日にごちゃっと、撮影が集中したのかな。
背景になる西の空は、雲の裏側からきれいな色に染められています。
どうせこの時期、お日様はずいぶんワイアナエの稜線の高い位置に落ちます。
日没と共に、毎週末にアラワイボートハーバーから、
クラブレガッタに繰り出すヨットがぞくぞく帰艇し始めます。
いつもならアラワイの運河の手前まで上り気味のクロスウインドで走れる艇が、
この日はスピンネーカーを膨らましたランニング、
ちょっと珍しい光景です。
荒れ模様で、出艇数もずいぶん減っているみたい。
卒業式がいっぱい予定されているこの週末、
それに伝統のホノルルトライアスロン大会、
みんなお天気に気を揉んでいます。
９年ぶり再会のコーチたち
週末の朝、
すっきりとは言えないお空も、まだ雨粒を落としません。
山側に進むとますます雲は厚く、ちょっと心配だけど、
マノアの公園は、ギリギリ大丈夫そう。
バスケットボールコートも幸い乾いて、
芝生がきれいな野球場から、カッキーンなんて聞こえてきたり、
もういたるところで子どもたちが思い思いのスポーツに走り回っています。
Ｌｏｋａｈｉ Ｌｉｆｅ Ｈａｗａｉｉの活動で、
いつも遊ばせてもらっているこの公園で、
この日はひざびさ、ジムを訪れます。
入り口で待っていてくれたのは、コーチマーク、
「キミー！！ 長く会わなかったね 大きくなっちゃって グレードは？」
「わお もう８グレード！？ もう結婚したの？ アハハ」
真新しいユニフォームを手渡してくれて、すごく喜んでくれます。
この夏は、本当に久しぶりにコーチマークたちが続けているサマープログラムにサインアップ。
世界でも最大のサッカークラブと言われる、
ＮＰＯのAＹＳO（The American Youth Soccer Organization）では、
ハワイも含めて９００地区チームをボランティアが運営しています。
サマープログラム ＥＰＩＣがスタート
そのＡＹＳＯがスペシャルニーズのある人たちに楽しんでもらおうと提供しているのが、
ＥＰＩＣ（Everyone Plays In our Community）プログラム。
毎年夏休みに合わせて開催されて、
KIKIたちがサッカーに夢中になります。
KIKIが参加したのは２０１５年。
もう９年も前で、
その時、KIKIはまだキンダーガーテンです。
ところが、夏休み開催、ということもあって、
その時期に日本に一時帰国してしまうKIKIはそれ以来ずっとギブ。
今年は、というと、
進学を控えて、ハイスクールでのサマースクールが６月中旬から始まるから、
一時帰国は短縮。
２カ月間のＥＰＩＣプログラムの大半、参加できそうです。
前回のKIKIと言えば、
サッカーボールのほうが大きい？と思うくらいちっちゃくて、
ボールと一緒に走り、蹴り、
時に、ゴールを狙う相手チームのプレーヤーをディフェンスして、
なんてルールはさっぱり。
ボールはおろか、KIKIがころころ転がっていました。
どうやらグレード６（ミドルスクール１年生）のＰＥ（体育）では
授業もあったらしくて、
サッカーというスポーツはもう知っています。
とっととＧＯＡＬしちゃったKIKI、
あとはアシストするよ、とママとパパに言われて、
KIKIちゃんとお友だちのサポートに回ります。
ＥＰＩＣプログラムでは、タッチラインを越える、というルールはなくて、
ボールはいつもインプレイ状態。
ピッチのぐるりにボランティアが待ち構えていて、
ボールはどこに蹴ってもすぐピッチに戻ります。
それに全員が歓喜のゴール体験。
保護者に、ボランティアに、が盛大に歓声をあげます。
車椅子にのった脚の麻痺しているお友だちも、ＧｏｏｏａＬ！
マノアの谷でKIKIが学ぶこと
ずいぶん長い空白があったのに、
前回の参加が昨日のことのようで、
久々の再会するコーチたち、ボランティアたちも、
変わりません。
優しい良いお顔をしています。
それによくよく９年前のチームの面々を見ていると、
カイルがいて、
ギャビーがいて、
マヒナがいて、
みんなここで遊んでたんだあ。
居心地の良いクラブに戻って、
この夏の楽しいプログラムが始まります。
走ったり、蹴ったり、
に不自由のないKIKI。
このプログラムで知るのは、困難を抱えるお友だちをサポートすること。
これからしばらく毎週土曜日は、
きれいで静かで緑深いマノアの谷で過ごします。
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