消えゆくはずのアロハスタジアムでスワップミート
ハワイ定番の観光スポットとしてみんなに知られるアロハスタジアム。
数年前から、取り壊しだの、再開発だの、
の話題があったのに、すっかり尻すぼみ。
オアフ島随一のスタジアムで、グレイトアロハランは、
アロハタワーから、アロハスタジアム、の８マイル。
そのゴールのはずだった、アロハスタジアムは、ゴールとしてもう使われることがなく、
パーキングに設えたゲートでフィニッシュ。
昨年のアロハランは、あれ？と拍子抜けでした。
健在なのは、アロハスタジアムをぐるりとしているパーキングで開かれる
スワップミート。
正式な名称は、
”アロハスタジアム スワップミート&マーケットプレイス”
ガレージセール風のコマより、圧倒的にお土産屋さんが増えて、
マーケットプレイス、が今の姿に合っているかな。
そんな伝統あるマーケットに、
”Ｌｏｋａｈｉ Ｌｉｆｅ Ｈａｗａｉｉ”が初参入。
勝手もよく分からず、準備開始。
まずは、出店申請。
実は、事前申請なんて不要で、当日その場で出店料２５ドルさえ払えば、
誰でも参入できます。
ロカヒライフハワイのメンバーがそれぞれのオウチで、断捨離。
やってみれば、
不用品がざくざく。
捨ててしまえばゴミだけど、誰かに使ってもらえば幸運。
KIKIファミリーのオウチからも、
掘りだした品々が段ボール３箱にいっぱい。
コマの設えは、テーブル２つ、ビーチマット一面、それにワゴン一台。
ハンガーもテントもありません。
そろそろ、品々を並べようか、
クルマからダンボール箱を運び出そうと、動き出したら、
なんだか遠巻きにお客様らしき人々がちらちら。
並べる前に、手を伸ばして箱の中から引っ張り出し始めます
「ちょっと待って まだ準備中」
ところが、そんな一声で引き下がる気配はなく、
次々、お客様が増え続けます。
なぜ？開店前から殺到の理由
ママと値段の相談をする機会もなく、
仕方なく、見切り発車。
途端に、
どっと、怒涛のお客様。
断捨離の不用品、なんてそもそも売れるの？
なんて心配はどこへやら。
衣類はワゴンに山積み状態で、
広げる間もなく、みんな手を突っ込んで、サイズ探し。
始まると同時に、品々を広げる時間も許されず、
タイヘンなことになりました。
いきなりジーンズを試着し出したり、
オシャレな紙袋に入ったアメニティグッズを、中身も見ずに値段交渉になったり、
果ては、
展示用に据えてあるワゴンを買いたい、と言い出されたり。
同時並行で、あちこちから値段交渉されるから、
もうあっぷあっぷ。
とは言っても、どの品物も１ドル、２ドル、高くても５ドルくらい。
確かに掘り出し物です。
よくよく聞いてみると、
マーケットプレイスとしての出店はほとんどがツーリスト相手、
値段は観光地価格で、ちっともお手軽ではなく、
朝早く来て、ガレージセールのような個人出店のコマをみんな狙っているみたい。
おまけに、
日本人の出店となると、新品か、状態の良い中古品か、
と期待されているらしく、
ローカルのお買い物客のお目当てになっているらしい。
そんなこんなで、ロカヒライフハワイのコマは、大盛況。
周囲を見ても、こんなにわさわさしているコマなんて見当たりません。
それにしてもこんな広大なマーケットで、
よく探し出しものです。
この日一番の収穫
びっくりしたのは、
保冷バッグを数個買い求めたアンティー、
目の前のお店で、どうどうと転売。
１ドルで、”仕入れ”して、目玉商品として売り始めます。
その様子に、ママもリョースケママもぽかーん。
ローカルは逞しいなあ。
終わってみれば、持ち込んだ様々な不用品はほとんど新しい持ち主に渡り、
出店料を差し引いても１５０ドル近くの収入。
ロカヒライフハワイの活動費として、寄付します。
収入は嬉しいけど、
今回のなによりの成果と言えば、
子どもたちの、実地の販売体験。
KIKIが、イプとプイリはどちらも３ドルだよ、と売り込めば、
アンクルが、２つで５ドルでいい？
なんてやり取りをしていたり、
１ドルのお買い物なのに、５ドル札をもらって、そのおつりを計算したり。
ドリルブックから飛び出しての生の経験です。
残った品々は、サルベーションアーミーか、グッドウィルショップに寄付。
ほとんどは新品だから、きっと喜ばれます。
でも、まだまだ断捨離でいろいろ出てきます。
またのスワップミートも楽しみだね。
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