出遅れちゃったスタート スペシャルオリンピックス一日目 | KIKIとウインドサーフィンとハワイ移住のブログ

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ウインドサーファーとして夢見ていたハワイでの長期滞在
KIKIの誕生で思わぬきっかけが舞い降りてきました
米国の教育を受けさせることを心に決め、ハワイ移住
家族、仕事、療育・・乗り越えなくてはならない障壁は
多くその試行錯誤を綴っていきます

 

やっぱりのハワイ晴れ

 

ちょっとだけ山寄りのハワイ大学のマノアキャンパス、

朝の内は、雲が厚く雨も降りやすいし、

ひやりとした空気に包まれます。

 

サマーゲームでは、お天気の心配した記憶はなく、

この日も8時を過ぎたプールには、日射しがじりじりし始めます。

いつものように、

ピーカン晴れのスペシャルオリンピックス、ハワイ州大会一日目です。

 

 

 

 

 

 

この日、KIKIは4レース。

47種目、ざっと60レース近い過密スケジュールがスタート。

レースの番号を腕にシャーピーで黒々と書き込んで、

ページング(選手呼び出し)を待ちます。

 

もうレースの手順はすっかりアタマに入ったKIKI、

まごまごしません。

 

 

一年かけたフォーム改造

 

この日の一番初めのレースは、

最終結果の出る、ブレストストローク100ヤード決勝。

決勝レースはこの日一つだけです。

 

事前のスピードトライアルで提出されているタイムでディビジョン分けされていて、

KIKIは上位4人のディビジョンでのレースです。

 

 

 

 

 

 

一年前のKIKI、

平泳ぎと言えば、のんびりの手抜きのストローク。

スピードを追う種目と思っていません。

アンヨは前に進むために蹴る、なんて思いもよらず、

思いきり横にひろがってかえって抵抗になります。

 

リカバリーのオテテものんびり、

アマタは水面に出っぱなし、

そして、なにより水をかくプルが、ふわーり。

 

それから一年、

来る日も来る日も、コーチメグミとフォーム改造に勤しみました。

足裏で水を蹴り、

素早くリカバリーして、

大きくいっぱいのお水を抱えて、プル。

 

その成果を試します。

3レグ目になって、アタマが前を向き始めてしまったけど、

パパの声が届いたのか、

また下を向き始めます。

 

ちょっと疲れてきて苦しそう、

だけどペースが落ちないように懸命のKIKI。

一年間、コーチメグミとの練習で繰り返してきたことが、ちかちかアタマに明滅します。

そんないろいろな想いもいっしょに泳ぎます。

ママのチアも届きました。

 

 

 

 

 

 

そして、

堂々の優勝。

他の選手だって必死に練習をしてきたはず。

KIKIが毎日、毎日泳いできた練習が、

きっと最後の25ヤードレグの差になりました。

 

一年前、個人では50ヤード種目に出られるようになったんだなあ、

なんてしみじみしていたのに、

今や100ヤード種目にも自信を持っています。

 

へとへとになってから、

さらに1Km近く泳ぎ込みさせるコーチステファニーのしごきも効きました。

 

 

 

 

 

 

スタートの作戦

 

決勝ではないけど、

2つ目の種目は、KIKIの現在位置を知るレース。

スピードトライアルのタイム上位のグループでの、

フリースタイル100ヤード、トライアルです。

 

スペシャルオリンピックスでは、決勝の前に、ディビジョン分けする選考レースがあるけど、

予選(Qualifier)とは呼びません。

タイム毎にグループ分けしているから、

もしトライアルレースでタイムが相違すれば、ディビジョンを入れ替えて、

同じレベルの選手同士で競います。

 

もちろんKIKIが目指すのは上位グループ、

それにトライアルといっても一等賞がいいな、

と、KIKIはシリアス。

お勉強とか、お買い物とか、

まるでぼーっとしているKIKIなのに、

スイミングだけは欲が出ます。

 

 

 

 

 

 

散々スタート練習も重ねました。

ストリームラインでは、ドルフィンキックで最初のレグは半分くらいまで潜水泳法。

ぷかり、

と浮き上がれば、抜け出せるはずです。

 

水中からのスタートでも確実にストリームラインでスピードに乗る作戦。

ブザーと共に飛び出した選手たち、

水面をモーレツにストロークする選手たちの真ん中で、KIKIはまだ潜水中。

 

そして、

でてきたKIKI。

あれ? 

ぺけ・・

すっかり遅れをとってします。

ちょっと慌てたKIKI、最初のターンもペースがメチャクチャ。

落ち着いて、手足が揃いだしたのは、50ヤードを過ぎてから、

じわり差を詰め始めます。

そして75ヤードを折り返すと、チームメイト、シドニーとの一騎打ち。

最後の最後、どちらがどちらともまるで分かりません。

 

結果は、フィンガーチップ差で、KIKI一位。

会場は湧きに湧きました。

 

 

 

 

 

 

一年前にはちょっと格上のお姉さん、と見上げていたシドニー、

良い競争相手になれたんだね。

 

 

KIKIの十八番だけど

 

3種目もトライアル。

チームでも、KIKIに期待がかかる種目です。

100ヤード、個人メドレーは、さすがに選手数も限られます。

おなじレースに、男女一緒のスタート。

KIKIと競う女子選手は、4人。

総勢6人が並び、

 

Take your mark!

ビビ!!

 

 

 

 

 

 

始まったばかりだけど、

もう勝負は一目瞭然。

イーストオアフチームのニコルの速いこと。

観ているみんなもあんぐり。

男子選手もついていけません。

 

KIKIはバタフライで辛うじて食いついたけど、

バックストロークではまるで勝負になりません。

すべてのストロークが別次元のニコルに、瞬発力が苦手なKIKIは、なすすべがありません。

 

意地を見せて、女子2位でフィニッシュ。

決勝もいまから思いやられるけど、

順位はともかく、

KIKIにはもう一つ目標があります。

 

 

 

 

 

 

疲れちゃったリレー

 

ながいレースの一日。

いつも掉尾を飾るのは、メドレーリレー200ヤードのチーム対抗戦。

各エリアのチーム、

それにセントラルオアフのKIKIたちのなかまチームダックスは、2グループのエントリー。

 

それぞれの得意をまとめて、その総和を炸裂させるのがリレー種目。

今までKIKIは、幸運に恵まれて、

この種目で良い成績を経験しています。

 

昨年までとは違うメンバー構成になったKIKIたちのチームB。

KIKIの持ち場は、

ストロークの成長が見違えたのかな、

ブレストストロークです。

スピードトライアルのタイムを眺めながらコーチたちが練ったチーム編成、

たぶんチームダックスの2チームの接戦です。

 

そして、ブザー

第一泳者のアリーがリードをしてくれて、

第二泳者のKIKIへの期待が大きくなってきます。

ところが、KIKI、ちょっと疲れました。

スイッチが入らず、ピッチはさっき泳いだ決勝レースと別人みたい。

第三泳者のアリスも、同じで、やっぱり200ヤードのバタフライのあとで、ガス欠。

アンカーのシドニーに引き渡されたバトン、

もう先を行くダックスチームA は、ゴール手前。

さすがに挽回しきれません。

 

 

 

 

 

 

チームAのカイリーのバタフライの爆発的なスピードは、

スピードトライアルのタイムとは桁外れ。

完敗で2位に終わります。

 

 

明日があるさ

 

明日は決勝。

捲土重来を果たさなくちゃ。

それでも、

終わってみれば、チームダックスがワンツーフィニッシュ。

チームの一体感もリレー種目ならでは。

順位はすぐ忘れちゃって、みんなわきあいあい。

しばらくゴールのサイドパネルにはりついて、

みんなおしゃべりしながらぷかぷか。

 

KIKIがその輪にちゃんと入っているのが嬉しいなあ。

いろいろな縁がひろがっているハワイだけど、

この仲間は、苦しさも、嬉しさも、いつも一緒です。

 

まずは初日の決勝種目で金メダルを手にしたKIKI。

明日は、

決勝ばかり、です。

 

 

 

 

 

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