スーツケースに詰めたもの
もうパッキング開始。
出発まであと３日だから、やっぱり忙しい。
ホノルルに持ち帰るのは、ほとんど食材、そのお買い物をすませて、
スーツケースをぱったん、すれば、
空港までは宅配屋さんにお願いします。
食材以外のお買い物、と言えば、
関心のない方にとっては、ほぼガラクタ。
模型製作用の工具をわんさか、
揃えました。
１００円ショップだの、
フリマアプリだの、
もちろん模型屋さんだの、
この２週間で、ぽつぽつ買い揃えて、
気が付いたら、スーツケース１つがぱんぱん。
ちらりと見える、クラシックなヒコーキ模型も、
ヤフオクで手に入れました。
幸い、誰も気が付かないうち、こそっと落札できて、格安。
ノスタルジックなハワイアン航空機
売るほどあるのに、まだキットを買うなんて、
ですが、
このヒコーキ、特別な仕立てにしてあげます。
ebay ”pointerdog7 decals”の出品ページから
ｅｂａｙで掘り出したこのデカール（転写シール）。
昔懐かしい、ハワイアン航空の意匠です。
このクラシックな、ハワイらしい装いに仕上げるつもり。
上手にできたら、だけど、
これならホノルルのお部屋に堂々と飾れそうです。
とある工具は、見つけ出すのに、ちょっとしたバトル。
プラスティックの模型キットは、そのまま組み立てても十分楽しいホビーの時間です。
ちょっと時間をかけようとすれば、
実際のヒコーキはこうだよなあ、
と目に着くところもあり、
その代表がパネルライン。
つまり胴体や翼の金属パネルの接合面。
本当は、合わせ目はパネルとパネルの隙間だから、
凹んでいるのに、模型キットの表現は凸のライン。
もはや、寝言に聞こえると思うけど、
モデラ―は、もっと信じられないことを始めます。
モデラ―が欲しがる工具
この凸表現を、凹表現に変更しよう、なんて企てます。
どうするかと言うと、
もともとのラインに沿って、小さな彫刻刀で新たな凹ラインを削る、
という気の遠くなるような作業。
数千に及ぶ、丸いリベットまでほりほりするS系モデラ―だってちらほら。
こんな時に使われるのが、
スジボリ用のタガネ。
ところが、
全く買えません。
そもそもメーカーに在庫がなく、販売はいつ再開されるか分からず、
それも抽選販売。
品薄、と聞けば群がってくるのが、転売ヤー。
情けないことに、ａｍａｚｏｎや、楽天そのものが転売ヤーの片棒を担ぎ、
このタガネ、
定価が２０００円から３０００円程度（切削の幅によってお値段が違います）なのに、
３倍から７倍の価格で販売されています。
微細な素晴らしい工具、は間違いないけど、
まさか、数本買ったら１０万円
なんて・・
スジボリ堂のHPより
転売ヤーの暗躍
意地でも転売ヤーのえじきはイヤなので、
こうなったら、お店から直接買えるまで、気長に待ちます。
そう簡単でもなく、
いつ在庫が補充されて販売されるのか、わからず、
ＨＰを見ていても、
いつも
”登録アイテムなし”のオンパレード。
きっと時々、発売されているはずだけど、
転売ヤーネットワークの情報の速さについていけず、すぐ売り切れ。
まさか、
模型工作のこんなディープなアイテムまで転売ヤーに支配されていたとは。
ココロが折れそうになります。
ところが、ある日。
「あったあ
」
いつも、登録アイテム（発売中アイテム）なし、ばかりだったＨＰ、
ずらりＢＭＣタガネ、が並びます。
あきらめかけていたけど、よかったあ。
スジボリ堂からの”落選”通知メールより
なんて、有頂天気分は数日。
届いたメールには、
”抽選落選のお知らせ”
運よく発売日に気が付いても、申し込んでみたら、
そうだった、
抽選だから、買えるとは限りません。
やっぱり買えないの
本当に縁がないかも。
じわり、
転売ヤーの張った網にひっかかっちゃうの
とイヤーな気分。
フリママーケットには、
このタガネを大量に品ぞろえしている転売ヤーも多く、
本家のお店より商品が豊富、というヘンテコな世界。
どうやって仕入れているんだろう？
買えなくても、模型ができない訳でもなく、
気を取り直します。
それに、やっぱり転売ヤー、という人種と関わり合いたくないし。
そして数日後、
またまた発見したＨＰの登録アイテム（ＢＭＣタガネ）。
どれが当たるか分からないから、
片っ端から、申し込みます。
当選！
結果は、
なんと全部当選。
お会計は・・ ざっと３万円なり。
うひゃあ
ほどよく当選、という訳には行きません。
嬉しさ半分。
でも、やっぱり、
すごく嬉しい。
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