KIKIにも優しくなったマノアフォールズトレイル | KIKIとウインドサーフィンとハワイ移住のブログ

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ウインドサーファーとして夢見ていたハワイでの長期滞在
KIKIの誕生で思わぬきっかけが舞い降りてきました
米国の教育を受けさせることを心に決め、ハワイ移住
家族、仕事、療育・・乗り越えなくてはならない障壁は
多くその試行錯誤を綴っていきます

忙しくなった週末、

アロハフェスティバルのパレードでハワイ気分を楽しんだあと、

お昼前からはハイキング。

前日から、盛大に降っていた雨は明け方に上がり、

マカイ側はもう乾いています。

 

マキキの丘の方角には、いつもの通りのコオラウの山々で立ち上がる雲がもくもく。

どうやら雨を降らせた雲はいったんちぎれて流れ遅れた白い薄い雲だけ残ります。

 

コオラウまで続く丘の稜線がずっと見えているから、

ざあざあ降られることはないみたい。

 

 

 

 

 

 

夏休み中はお休みしていたスペシャルニーズのある子どもたち、その家族のグループ

”ロカヒライフハワイ”の活動、9月から再開、

ハイキングが第一弾です。

ちらりほらり、

集まってきたメンバー、

ごぶさたしました。

 

夏休みの間、日本に行ったり、

メインランドに行ったり、

それぞれ楽しんで、みんな元気なお顔です。

 

 

 

 

 

 

この日、目指すのはマノアヴァレーの突き当り、

オアフ島屈指の瀑布、

マノアフォールズです。

ロカヒライフのメンバーとそのお友だち、総勢17人。

 

トレッキングシューズに、

虫除けに、

カッパに、

下山してから履き替えるクツ、

忘れないでね

 

と言っているのに、ティーンエイジャーの女子二人は、

おしゃれな真っ白なスニーカー。

ダサイ足元は許せない、ものね。

 

 

 

 

 

 

ローカルにとっては、

子どもの頃からの慣れ親しんでいる探検コース。

ところが2019年から閉鎖されました。

 

実はマノアフォールズには、トレイルの終点の滝のさらに上段にも滝があります。

Aihualama Trail側にわずかに下って、

”がけ崩れのため、この先立ち入り禁止”のサインを目印に、

その上段の滝まで上ろうとする無謀なハイカーが続出。

マノアフォールに転落して亡くなる事故も起こりました。

 

加えて、自然のままのトレイルも魅力的だったけど、

ハイカーがどんどん増えて、トレイルの状況は年々悪化。

とうとう、どろどろトレイル。

 

 

 

 

 

 

安全と快適さを目指して、大規模な改修工事がスタート。

2年間を要し、昨年の夏休みにトレイルは再開。

 

ウイルス禍前のハイキングでは、

上り始めたとたんのどろどろ、

閉口しました。

そのトレイルの様子は、すっかり変わり、

砂利を敷き詰めた舗装と、ステップを兼ねた土留めで、快適。

道幅も拡張され、すれ違いも安全です。

 

上り坂は緩やか。

KIKIはすぐへこたれるけど、これくらいの斜度なら復活可能です。

 

 

 

 

 

 

きれいなジャングルを見ながらのハイキング、

ハイキングに慣れたKIKIは、ひとりでとことこ。

と言うより、お友だちはとっくに先に行っています。

心強いお供は、トレッキングポール。

頼りない足運びでも効果はテキメン。

 

KIKIたちの特質の一つが、偏平足。

足が疲れやすくなってしまい、安定感もありません。

それに足裏のアーチ部分が、靴で擦れてしまい、ふだんでも真っ赤っか。

 

痛くない?

 

だいじょうぶだよ

 

トレッキングシューズのおかげかな。

 

 

 

 

 

 

みえたあ

 

樹々のトンネルの先に現れた、白い涼やかな筋。

トレイルの終点、マノア滝に着きました。

片道0.8マイル、ざっと1.3Kmのトレイル、

のんびり50分の森林浴ウォークです。

 

落差50mと言っても、ちょろちょろ、だとかなり悲しい画になってしまうけど、

流れ落ちる滝の水量は豊かで、

今回が一番迫力ある瀑布の景色。

思い切り、マイナスイオンを吸い込みます。

 

 

 

 

 

 

改修前にはなかった岩の壁で囲われたルックアウト、

アメリカ人に乗り越えちゃダメ、

なんて言っても聞くわけもなく、

ちゃんとアクセスがあるのに、みんなひょいと乗り越え、滝つぼまで近道。

 

それに、滝つぼプールも遊泳禁止。

いろいろ制約があるのは、2002年にがけ崩れがあり、

岩の崩落の危険性が残ります。

上段の滝にあるプール(滝つぼ)へのアクセスも禁止されました。

 

 

 

 

 

 

”滝つぼプールで遊泳禁止”

という”御触れ”もあまり効果なく、滝に打たれる修行者続出。

ガールズの注目を浴びようと、

ボーイズもドボン。

水着じゃないのに、着替えあるのかなあ。

 

上り始める頃に、届いていた雨粒はすっかり消えてしまい、

お日様に恵まれます。

リフレッシュして、さあ下り。

 

 

 

 

 

 

KIKIにはこれが鬼門。

これもKIKIたちが持つ特質で、

上りの坂や、階段や、は、へいちゃらだけど、下りがまるでいけません。

まるで、おばあさんのような足取りになっちゃうし、

そもそも足がでません。

 

ママの腕にしがみつきながら、こわごわ下り始めたKIKI、

半べそです。

でも、止まらず歩きます。

 

前回は、下るだけで2時間を超えました。

なにしろ一歩一歩、励まさないと固まります。

今回は思いのほか、の歩調、

ママに必死についていきます。

 

 

 

 

 

 

少し斜度が緩くなってきたら、

 

キミ、ひとりでだいじょうぶ

 

滑りやすい足元を進むKIKI、

見ているほうがはらはら。

気楽に進んでいる訳でもなく、近づくとぎりぎり、

モーレツに歯ぎしりしながら前進。

 

これも整備を進めてくれたDLNR(ハワイ州国土自然資源省)Nā Ala Heleプログラムのおかげ、

ずいぶん歩きやすくなりました。

 

やがて、道は平たんになります。

 

 

 

 

 

 

表情がちょっと柔らかくなり、

足取りもちょっと軽やか、

きっとこんな経験もKIKIの自信になります。

 

人一倍、ゆっくりの下山。

お友だちは、小川に降りて遊んだり、

大きなバニアンツリーに開いたムロに設えられたベンチでパチリしたり、

KIKIがふもとにたどり着くペースに合わせてくれます。

 

おり切ってみれば、なんと40分。

前回のたった1/3。

KIKIがんばりました。

 

 

 

 

 

 

オナカの減った子どもたち、

どころか、ママたち、パパたちもぺこぺこ。

クツを履き替え、ランチは、

ロカヒライフハワイの活動拠点。

マノアディストリクトパークに落ち着きます。

 

マノアフォールズトレイルで、全員がランチパックを広げる空間はないし、

蚊の餌食になります。

少し下ったパークでのランチが平和です。

ランチから加わったメンバーも含めて20人が集まるのは3カ月ぶり。

ハイキングのあとで、ひときわおいしいランチをぱくぱく、

そしてミーティング。

 

 

 

 

 

 

これからの1年の計のおはなしです。

 

リーダーのクリスは、晴れてハワイ大学を卒業して、スペシャルエデュケーションの資格を取得。

さっそく公立高校に採用されるという慶事。

みんなでお祝いです。

 

ヴィジョンだけが決っているこのグループ、

議論しなければならないことが山のよう。

一年かけて、団体としての次のステップを目指します。

 

楽しく豊かな未来を描く議論はわくわく。

スペシャルニーズのあるお友だち、その家族、のこのグループ、

もっと大きな輪になっていくといいな。

 

 

 

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