土曜日にカネオヘに見学に行った友人たち、
ＳＮＳに情報が溢れました。
写真やムービー、それに観覧の様子がいっぱい。
予想通り、入場するまでには長時間の渋滞が待ち構えているみたい。
なにしろ２年ごとに開催されるこのエアーショーはわざわざこのショーのために、
日本からハワイ旅行に繰り出す人までいます。
もちろんローカルにとっても心待ちにしているイベントで、
予想来場者は１０万人以上！
土曜日だけで１１０００台のクルマが来場とニュースに流れます。
のんびりしたハワイのローカルも、
意外に大混雑に参戦は、いやがらず、
新しくオープンするお店だの、
無料で何か配られるだの、
では大行列。
エアーショーともなると規模はけた違い。
どうなることやら。
遠くに見えのは、カネオヘ海兵隊航空基地。
Ｈ－３ハイウェイの終点まで、順調にブンブンきたけど、ここでピタリ。
半島にそって続くハイウェイは、ほぼパーキング状態。
まったく動かないけど、
どうやら視界の一番果てに、基地ゲートがちらり。
オウチを出たのは８時１５分で、３０分ほどで到着、
１０時開門のはずだから、あと１時間１５分あります。
土曜日は２時間待ち、
と聞いていて、女子たちとおしゃべりして気長に待つつもり、です。
あれ 向うのクルマが動き出した
ママが見ているのはゲートの手前。
まるで動いていなかったクルマがするするとゲートに流れ出しました。
巨大な整備用のハンガーが立ち並ぶエプロンに駐車したのは、９時半。
開門を１時間早めてくれ、あっけなくたどり着きました。
ひろーい航空基地、
ここからとことこ。
向かう方向もさっぱり分からず、人の流れを追いかけます。
やがて今度は、セキュリティーゲートでスクリーニング。
荷物をＸ－レイや金属探知機で探り、
空港の検査とほぼ同じ光景。
持ってきて行けないものは、危険物や武器は言うに及ばす、一切の食事や飲み物。
透明なコンテナーに入ったお水はＯＫみたい。
ところがダメと書いてある、クーラーボックスだの、ＨｙｄｒｏＦｌａｓｋのスチールのコンテナーだの、
マイペースのアメリカ人、ほぼ注意書きを見ていません。
結局、捨てるつもりだったKIKIのおにぎりだの、
ダメといわれたら畳んでバックパックにいれるつもりだったワゴンだの、
も無事通過。
うわあ
ほらヒコーキがいっぱい
滑走路にそったエプロンには海兵隊、陸軍、沿岸警備隊そしてナショナルガードなどのヒコーキやヘリコプターがずらり。
うろうろしていたら、
滑走路が良く見えるスペースにどーっと人波。
やっぱり場所取りです。
落ち着いたのは、滑走路に面したフェンス沿い。
目の前にスピーカーの櫓がそそり立っているのはご愛嬌。
曲がりなりにも最前列だから、上出来です。
きりっとしたブルーエンジェルス飛行隊。
６機が並んで迎えてくれます。
その演技が何と言ってもハイライト、待ち遠しいなあ。
開会を彩るのは、
基地のはるか上空から次々花開くスカイダイビングのパラシュート。
降下中から、
国歌、そして州歌が流れ、
空からしゅるしゅるしゅるーっと、星条旗も降り立ちます。。
国歌が流れると、
どの国でも起立するのがお作法。
とくにアメリカでは、国歌や国旗への思い入れは強いから、みんな一斉に気をつけー。
立ち上がってみると、
周囲はもう人だらけ。
フェンス際はもちろん、中には展示されているヒコーキの下に潜り込む家族もぽつぽつ。
確かに翼の下なんて日陰です。
始まったデモンストレーション飛行の一番手の
Ｆ－１６戦闘機が登場。
１２年振りに再開した模型作り、
作りかけで、ずっと放置していたキットがこのF－１６でした。
５機も連続で仕上げたから、目の前をタクシングするその機体は、
なんとも親近感いっぱい。
でも、もちろんリアルな戦闘機、
模型とはかけ離れています。
コックピットとの無線でのやりとりもスピーカーから流れ、
飛び出すＦ－１６のパイロットは、
絶叫。
そのあとは無言。
フツーの人には考えられないようなＧ(重力)負荷に耐えます。
過激な離陸だけでもびっくり。
繰り広げられるデモンストレーション飛行も全力。
観客も言葉を失い、その機影を追います。
ＭＣは、ＴＯＰ ＧＵＮマーベリックのトピックスで盛り上がっているけど、
目の前のデモンストレーションチームのパイロットはまさに、
特に選ばれた兵（つわもの）そのもの。
きっと寿命が縮まるよなあ、
なんてママと余計な心配をします。
いよいよ佳境で、大空ばかり見ていたママとパパ、
ふと足元のKIKI、
楽しんでいるかな、と目を移してみたら、
何してるの？
お空を眺めるどころか、パパのｉＰｈｏｎｅを抱えて、
ＹｏｕＴｕｂｅ鑑賞。
なにもこんなところで、そんなにチマっとしたモニターにくぎ付けにならなくても・・
最初はデモンストレーション飛行に反応していたKIKIも、
もうヒコーキはおなかいっぱい。
どうでも良くなりました。
地上展示のヒコーキやヘリコプター、
なかには実際に載せてくれたり、
コックピットに座らせてくれたり、
と、子どもたちでもそれは喜ぶ趣向がいっぱい。
ところが、KIKIは次第に雲も消えた青空からの日射しで、へろへろ。
会場を歩き回る、
なんて元気が失せています。
そして大空に飛び出したのは、
たぶんアメリカでしか作り上げることができないすごいヒコーキ、
Ｆ－２２ラプター。
空中で気を付け、して静止することができるヒコーキって、あんぐり。
機動性能を見せつけるようなデモンストレーション、
爆音も桁外れで、音響過敏のKIKIは、気絶しているかも。
豈（あに）はからんや、
イヤーマフをしたKIKI、
全然平気だよ、というゼスチャー。
ただ、そのお顔はどんどん赤くなって、まるで茹でダコ。
アイス買いに行こうか
陣取った席からやっと広々した地上展示会場にとことこ。
会場は興奮した子どもたちや家族でいっぱい。
ところが茹でダコKIKIは、歩くのもやっと。
たどり着いたシェイブアイス屋さんときたら、ずらりと順番を待っています。
お日様も、エプロンの照り返しも、暑さに輪をかけて、
KIKIは泣きそう。
やっと順番が来たら、
えっ シェイブアイス？
アイスクリームじゃないといや
なんて絶望的なイヤイヤ開始。
３０分以上並んで買ったシェイブアイスのお味もちょっとしょっぱくなりました。
ガス欠寸前のKIKIでも、
さあ ママのところまで帰るよ
が心の支えで、KIKIは重い足取りもなんとか前進。
実はこの間にハイライトのブルーエンジェルスのアクロバット飛行の開始時間を過ぎ、
パパもちょっと焦り気味。
２つのシェイブアイスで、両手が塞がり、
KIKIは腕にぶら下がり、
パパも半分泣きべそです。
もう大空には華麗な演舞が始まっているというのに、
帰ってみたら、
フェンス際に設えたKIKIファミリーのマットに上には人だかり。
もちろんみんな土足。
もー
考えてみれば、オウチの中でも土足のアメリカ人。
マットを踏んでも悪気はないし、
隙間があったから入っただけだよ、
と平然。
大柄なアメリカ人の後ろからでは写真を撮れそうにないから、
スミマセーン
なんとか最前列に進出。
その後ろでは、
ママはいつの間にか、KIKIと同様、イヤマフ付けて
💤
この爆音でグースカはすごい・・
それにKIKIは相変わらず、茹でダコ状態で真っ赤、
シェイブアイスのストロベリーを食べて、
ベロも真っ赤。
午前中かな、
と思っていたブルーエンジェルスのアクロバット飛行、
掉尾を飾るプログラムでした。
朝９時前から並び、ブルーエンジェルスの妙技に酔いしれていたら、もう午後４時。
長いエアーショー見学の一日が終わりました。
女子たちはすっかり精魂尽き果てた表情。
次に来るときの教訓が、いっぱいです。
それにしても、KIKIったら、
こんがり焼けました。
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