違った愛情の深さ | KIKIとウインドサーフィンとハワイ移住のブログ

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ウインドサーファーとして夢見ていたハワイでの長期滞在
KIKIの誕生で思わぬきっかけが舞い降りてきました
米国の教育を受けさせることを心に決め、ハワイ移住
家族、仕事、療育・・乗り越えなくてはならない障壁は
多くその試行錯誤を綴っていきます

ホノルルにいる間に、会おうねというお約束。

自主隔離が明けて、すこしづつ前進。

今日は待望の、ベイク。

 

ベイクマシンを使った食パン作りも”パン焼き”には違いないけど、

作っている気はしません。

今まで、生地からスクラッチで作ってみたパンは、

アンパン、

ソフトフランスパン、

リッチ食パン、

それに白パン。

できたものはパンには違いないけど、なんだかちょっと違うような気がします。

残念なことに、焼きたての香ばしいうちは口にしてくれるKIKIだけど、

翌日からトースターで焼いて出したパンには見向きもしません。

 

冷めていてもぱくぱく食べるチョコスティックに完敗。

そもそもパン作りは好きなのに、

自家製パンは好きじゃない?

美味しいパンを作れば食べるはず。

でも、どうしたらいいの?

 

 

 

 

 

 

強い味方がいました。

なかよしのミチコちゃん。

パン焼きを語れるほど知らないけど、おいしくパンを焼きたい、くらいのことは伝わります。

そうしたら、素晴らしい情報を教えてくれました。

 

恵比寿にね、お料理教室があって、

ユウコ先生のパン教室に通ってたの、

それも8年間。

いまは、オタククラスまで進級しちゃった。

 

オタククラス?

そんなパン教室あるんだ。

 

なかなか新しい生徒さんを取らないけど、この夏のクラス、申し込む?

 

ちょうど、夏休みで家族一緒に目黒に一時帰国しているはず、

迷うこともなくお願いしました。

自己流どころか、ベーカリーマシンのトリセツ程度のことしかしらないのに、

パン教室なんて無謀かな、

なんて思っている内に、このウイルス禍の襲来に会い、計画は水の泡に帰してしまいました。

 

 

 

 

 

 

ユウコ先生のクラスに通える、その時までは、
ユウコ先生の弟子、それもオタクまで進級しているミチコちゃんに

一緒にパン焼きを楽しみながら、伝授してもらおう、

なんて勝手に思っていたけど、

レシピも立派な知的財産。

 

大丈夫?

 

ユウコ先生のレシピの使用許可もらった!

 

恵比寿のパン教室通いはお預けになったけど、

オタクの、じゃなくて、オタククラスのミチコちゃんとのパン焼き、

それこそ初めてのちゃんとしたベイクの手順を見られるから、わくわく。

 

お粉も、

ドライイーストも、

無塩バターも、

それに練り台に、延ばし棒も、

行列して、お出迎え準備完了。

 

と、そこになんと

ホノルル2度目のロックダウン突入。

恵比寿のパン教室に続いて、ホノルルでのベイクワークショップもあえなく沈没。

 

と言う訳で、8月に断念したミチコちゃんとのベイク、

ようやくリベンジ、

3カ月、ずれてしまいました。

 

 

 

 

 

 

大きなインシュレーションバッグを担いてきたミチコちゃん、

七つ道具を取り出して、

パン作りスタート。

 

びっくりしたのは、生地作りは手ごね。

スタンドミキサーも使わなければ、

もちろんベイクマシンも使いません。

 

粉+お塩に、ドライイーストを溶かしたホールミルク+お水+砂糖を注ぎ入れて、

ボウルの中でせっせと底からひっくり返し続けていると、

ぼそぼそだけど、大小の塊にまとまってきます。

 

そこから、いよいよ手ごね開始。

 

手つきのキレを見ていると、

自分との落差に愕然。

なにしろミチコちゃん、8年生のオタクです。

 

 

 

 

 

 

バターを加えて練り始めると、もうド初心者はお手上げ状態。

粉と、バターはまったく別物で、近づこうともしない冷え切った関係、

手は、バターだらけで悪戦苦闘。

 

ミチコちゃん、なにやら生地にむかって、ぶつぶつ

 

ね、これからなかよくなっちゃうのよね

 

はあ?

 

こんな調子で、

ミチコちゃんは生地に向かって、話しかけたり、

そのうち、

 

かわいいー、だの

出会っちゃったのねえ、だの

 

生地を、ばんばん延ばし台に叩きつけながら、独り言ち。

 

何だか不思議だけど、

会話を聞いていると、だんだんミチコちゃんのパン作りへの想いが伝わってきました。

材料を選ぶことから徹底してこだわっているし、

生地作りは、まるで赤ちゃんをだっこしているみたい。

それに、

室温やお水の温度や、お天気も気になって仕方ありません。

 

 

 

 

 

 

発酵機能付いてないよね

 

と、いうのはオーブンのこと。

日本の電子レンジなどには、フツーについている低温での加熱機能。

アメリカの、というより欧米のコンベンショナルオーブンにそんな気の利いたおまけなんてありません。

 

ミーレ製のずいぶん高級な電子レンジとコンベンショナルオーブン、

メニューをぐるぐる探してみたけど、最低設定温度は175℉。

こんなところでも日本とアメリカのベイク文化の違いが浮き上がります。

 

でも、大丈夫。

もし発酵機能がなかったら常温(室温)発酵でやります。

これもハワイならでは 爆  笑

 

ミチコ師匠、さすがにハワイでのベイクでいろいろ経験しています。

本来100℉で一次発酵のところを、室温(80℉)でちょっと長めで代用。

窓際でケースの中に入れて置けば、100℉になりそうです。

 

膨らんできた生地は、なめらかでふわふわ。

 

じゃ、フィンガーチェック!

 

生地に指を ぶすっ。

 

うわあ、よく膨れて、きれい

 

陶然としたミチコちゃんの物言い、愛おしさでいっぱい。

 

 

 

 

 

 

分割した生地をベンチタイムしたあとに、

フィリングを包んで、成型します。

 

詰めるのは、パンプキンの餡、それにホールフーズマーケット製のハニーローステッドピーナッツバター。

パンプキンと生クリームで作った餡。

これもミチコちゃん特製、愛情がいっぱい注がれたフィリング。

ほのかに甘く、パンプキンの味もしっかりしていて、これだけで頂いてもおやつになりそう。

 

成型の手際も、すごくて、

ただただ感動。

柔らかいフィリングを生地の凹みにすくいのせて、それを巻き込みます。

切り口のべたべたを上手にどんどん巻き込みながら、表面はピンと張って、

ぴかぴか。

こうやって丸めなおしするんだあ。

初めてハンズオンでの経験、今までの自己流とはぜんぜん別物。

これじゃ、ちゃんと成型できないわけだ。

 

プレーンとパンプキン餡とピーナッツバター、

成型して焼き型に詰めたら、あとは最終発酵

 

 

 

 

 

 

忘れ物。

KIKIが大好きなフィリングのパンがありません。

 

それもちゃんと考えてきてくれたミチコちゃん。

第2回戦の生地作り開始。

成型まで終わって、最終のプロセスにはいっている第一回戦のベイクと

併行作業。

 

ミチコちゃんの目がハートになるような膨れ具合になるまでには、一次発酵は室温で1時間くらい。

きれいにパンパン、になりました。

 

分割した生地をまずは半分。

半分を4つづつに成型して、

プレーンとチョコチップ入りの2種類の小さめのまるいパンになりました。

 

チョコチップ入りパンのテッペンを、

キッチンはさみでちょきちょき。

ちょっとした拵えだけど、これもセンス。

そしてなにより、ベイクに対するミチコちゃんの愛情の注ぎ方のものすごさ。

 

丸めなおし、ってレシピに書いてあっても、

今までは、さっぱり手運びがわからず、アバウトにやっていたけど、

ミチコちゃんの手さばきを見て、

やっとリアルに理解できました。

 

よくまあ、こんなレベルでベイクなんてしてたもんだ。

 

 

 

 

 

 

 

おしゃべりしていたら、

白パンに焼き色が付き過ぎたけど、

ご愛嬌。

 

食感は・・

見た目とは違い、皮もふわふわ、もちろん中もふんわり。

小麦粉の香り、バターの香り。

それに優しい甘み。

 

これ成功だよね

 

はい、いい感じにできたね、

おしゃべりに気を取られちゃっていたけどね。

 

ミチコ師匠も合格点。

なんて言っても、ほとんど段取りや仕上げはお任せでした。

それでも、それぞれの工程の手さばきを見ることができて、

期待以上のすごく貴重な時間。

感激と感謝でいっぱい。

 

ユウコ先生の教室に通える日までに、

ちょっとは経験を積んでいけそう?です。

 

さっそく試食したパンはどれも、どれも、

ただただおいしくて、その食感、お味は胸に浸みました。

 

 

 

 

 

 

ベイク作りは好きなのに、自家製パンにあまりご執心ではないKIKI、

ミチコちゃんと焼いてみたこのパン、

果たして、気に入るかな。

 

うーん、おいしー!

 

お世辞なんて言えないKIKI、

だから本当においしいんだ。

よかったあ。

 

ちなみに、白パンだけどチョコチップがものすごくいっぱい。

日本から運び込んでいるチョコスティックパンの出番がなくなるかもしれないね。

 

まだ、Work from Homeが基本、

子どもたちはディスタンスラーニング、そしてダインインなどの制約もまだまだ続くホノルル。

ベイクの楽しさは、まだまだとば口に立ったばかりでほんの少ししか分かっていないけど、

まだまだオウチ時間が長い暮らしが続きそうなハワイ。

 

ゆっくり、長く、ベイクを楽しみたいなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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