ココファーム&ワイナリーでの一日 | KIKIとウインドサーフィンとハワイ移住のブログ

KIKIとウインドサーフィンとハワイ移住のブログ

ウインドサーファーとして夢見ていたハワイでの長期滞在
KIKIの誕生で思わぬきっかけが舞い降りてきました
米国の教育を受けさせることを心に決め、ハワイ移住
家族、仕事、療育・・乗り越えなくてはならない障壁は
多くその試行錯誤を綴っていきます

楽しみにしていたアクセプションズのバスツアー

親子三人で参加です


新宿コクーンタワーに着くと、もうみなさん集まっていました


ご縁があってアクセプションズが企画したバディウォークに昨年秋に参加して以来、活動に関心を寄せてきました

勉強会のダウンズイノベーションにも伺い、今回はKIKI、ママ共々参加することにしました


KIKIはヒコーキには確実に酔います

気圧変化や揺れに弱いようです

バスツアー、これもKIKIの変調を招いてしまうか予想が付きません




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走り出したバス

KIKIはちょっと緊張気味です


首都環状2号は、ずっと山手通りの地下


トンネルグルグル、トンネルグルグル・・・


なんて唄をママが歌っていますが、トンネルを抜けたときの歌詞になかなかいけません


ずっと グルグルグルグル・・ と歌っています


KIKIも

暗いねえ


明けない夜はありません


やっと明るい地上に上がってきました



休日の高速道路、もう少し混雑を予想しましたが、思った以上にすんなりと足利にあるココファーム&ワイナリーに到着です


目の前に現れたのは、ものすごい勾配の斜面一面にひろがるブドウ畑です




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最大斜度38度のブドウ畑の周囲は深い森


55年前、障害を持つ子供たちとここに佇んだ創設者の川田園長の目に映った山はその深い森に覆われていたはずです


この山の開墾から、ココファーム&ワイナリーの母体である、こころみ学園は取り組み始めたのです


これほどまでの急斜面である必要は農業の視点ではありません

園児達の鍛錬のためだったと言います


身体を酷使して、逞しさを身に付けさせようとの思いがこうした過酷とも思える環境でのブドウ作りに向かわせたのです


こころみ学園には四つの我慢、という指針があり、暑さ、寒さ、眠たい、腹へった を耐えて労働し、いただく水、食事、休息のありがたみは格別という考えを川田園長は指導していたのです




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こころみ学園、そしてココワイナリーの成り立ちや理念、さらには現状、そしてこれからの 学園とワイナリー のことなど事務局長の佐井さんが詳しくレクチャーしていただける機会も得ました


初代・川田園長は2年前に故人となりましたが、その志は障害者支援施設と農業法人との連携の成功事例として大きな成果を挙げています


福祉法人としての学園と、営利団体である農業法人のワイナリーとの関係は、参加者の多くが大きな関心を寄せていました


質問も続き、運営実態も垣間見ることが出来ました


実はこの運営実態が明らかになるにつれ、その後参加者に大きな議論をもたらしました

この事は明日以降にご紹介しようと思います




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ワイナリーツアーが始まりました


醸造所の前には何やらステンレスの醸造器具らしきものが並びます


余談ですが先日ある方から、KIKIは足が長いねえ、なんて褒められてしまいました

確かに日増しに足だけ伸びてきているような感じがします


色白といい、長い足といい、両親からの遺伝子で、よくぞこんな特徴が出現したもんだ、と生命の神秘を感じざるを得ません




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案内されたワインカーブは山の中腹に大きな洞窟を穿って作られていました


ココワイナリーは16万本を出荷しています

多くはステンレスタンクで一定の熟成後瓶つめされますが、中にはオーク樽で長期間熟成をまつ製品もあります


ワインカーブの中に入るのはもちろん初めて

見聞きしたことはありますが、ほんとうに壁には黒いカビが覆っています


人工的な空調は無く、それでも室温は13~14度が常に保たれるといいます


少し肌寒いくらいの温度です


飲んでみたくなってきました




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ワインカーブの入り口は雰囲気たっぷり

大きな扉の取っ手は木の枝です




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貯蔵タンクも見せていただきました

一つのタンクは11000本分のワインで満たされます


ワインの醸造のプロセスも多くの手間と時間を要しますが、こころみ学園が取り組むブドウ作りはさらに大きな労力と忍耐を必要とします


知的障害者の多いこころみ学園の園生たちにはこのワイナリーにとってなくてはならない技能者も少なくないようです


流れ作業で、次々通過するワインの瓶の目視検査では、コルクダストなどの異物を瞬時に見分ける園生の能力は他が真似できないと言います



ココワイナリーのスパークリングワインNOVOはフランス・シャンパーニュの製法を愚直に踏襲するもので、瓶内二次発酵で作り上げる手間隙かかった製品


なぜシャンパンが高価になるのか納得しました




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一旦最初のレクチャー会場に戻り、今度はアクセプションズのワイン通、藤田さんによるワイン講座

飲むこと専門のKIKIパパにとってはとってもためになるお話でした


そんな話を聞きながら、待ち遠しいのは試飲


いよいよ待望の試飲スタート


白はカリフォルニアホワイト、ソノマで委託醸造されたソービニョン・ブラン、シャルドネ、そしてリースリンクもブレンドしたミドルボディのバランスの取れた白です リースリンクがブレンドされていることで果実味、ほのかな甘みが印象に残ります


赤、ロゼも供されて、3種のテイスティングを楽しみました


用意いただいたおつまみが素晴らしくおいしかったのですが、とくにポリポリしいたけという乾燥させたしいたけ、食べたことの無い食感とうまみの凝縮されたお味、新発見という気分になりました




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試飲会も終わり、再び醸造施設に向かいます

今度はその階上に設けられているレストランでランチです




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斜面のブドウ畑を見渡せるオープンエアーの大変オシャレなレストランにちょっとびっくり


いつかはボルドーやブルゴーニュ、ナパバレーなどのワイナリー巡りも実現させたい夢です


ワイナリーとしての生み出すワインの完成度の高さや、付帯する施設の充実度でいえばこのココワイナリーも十分、海外のワイナリーレストランに対抗できそうです




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お願いしたのは、ランチのコース料理


スパークリングワインをいただきながら、アントレはアミューズ・ブッシュ、ポワソンは海老、ヴィアンドゥは鳥料理でした

デザートとコーヒーももちろん付いています


おいしくいただきました


お食事をいただきながら、参加者のみなさんと自己紹介をかねて様々なお話が出来ました


思いのほか、直接、間接の接点のある方が多くいらしたのは望外の喜びでした

ブログを通じてKIKIを知っていただいていた方、ハワイの就学を考えている方、経験されている方、中にはアメリカでお産をしたためアメリカ国籍をもっているというお子さんも2人いらっしゃるということも分かりました


今後、アクセプションズの様々な活動を通じて、さらにネットワークが広がって行きそうです


逆にアクセプションズのメンバーが目黒・木苺の親父の会のイベントにも参加していただけそうです


大きな志でココワイナリーを築き上げた こころみ学園


この学園の経験、実態も大きな示唆を私たちに与えてくれました


きれいな空気と、おいしい食事を十分堪能しましたが、多くの方々との交流の機会を得られたことがさらに大きな収穫となりました


おみやげはもちろんワイン




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KIKIには高級なりんごジュースを選びました

(でもセールで半額でした・・)


障害者施設との連携でなりたつワイナリーという前提なくしても、訪れる価値のある地です


そしてこの施設の訪問からテーマアップされた議論もご紹介しようと思っています












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