今日は予定通り、アントニオ・カルロス・ジョビンのボサノヴァの世界を紹介…の前に少し、ヤフーニュースで知った、日本のバンドの話!

どうもタワレコの企画で無名のミュージシャンから音源を募って、見事一位になったアーティストのCDをタワレコで売りますみたいな企画をやってるみたいで、一位になったバンドを聴いてみた。

バンド名はTHE PINBALLS?で、なにやらストーンズやフーなどのブリティッシュ・インヴェ-ションの影響が強いバンドらしく、見た目も確かにビートバンドっぽい!

音はというと、確かにビートバンドを意識しててボーカルもジョンのような掠れ声を意識した日本詩のバンド。

そこで一瞬思ったのは「THE BAWDIESみたいだな」って否定的なことだったけど、そう心で批判する前に思い直してみた。という話。

確かに最近、THE BAWDIESタイプのバンドやら毛皮のマリーズみたいなバンドをよく見るけど、仮に似ていたからといって、それを「便乗した」と言い切ってしまうのはよくないものではないかと思った。


似た傾向のバンドが増えてるということは、そういう土壌が日本にできてきてるってことだと考えられるんだよね。

この前、友達のライブを観に行って、久しぶりのライブハウスで、友達のバンドもかっこ良くて、久しぶりにいい刺激になったんだけど、つい悔し紛れに「マリーズっぽいなあ」なんて言ってしまった。

もちろん良い意味でも悪い意味でも言ったから”言ってしまった”なんだけど、別に友達のバンドも、このTHE PINBALLSってバンドも、当然、今人気のバンドに"便乗しよう"ってつもりでやってる訳じゃない。

それぞれの好きな音楽をそれぞれの腕で試したくてやった結果、たまたま少し似ていたんだと思った。

例えば、今じゃビートルズはロックの原点、ブリティッシュ・インヴェーションの第一人者的な感じだけど、別にビートルズがロックを発明した訳じゃなければ、一番最初にロックンロールをやりだしたイギリス人って訳でもない。

イギリスでアメリカの黒人音楽が流行ってて、それを自分たちでやるバンドがたくさんいて、その中でも才能あったビートルズがたまたま火付け役になっただけで、ストーンズはビートルズをマネてバンドを始めた訳じゃないし、フーのデヴューぐらいになるとビートルズチルドレンも増えてくるけど、要はビートルズは一番早くに一番売れたから第一人者なんだ。

さらに言えば、流行ってるから似てるバンドがたくさん増えるんじゃなくて、似てる雰囲気のバンドは元々そこら中にたくさんいるけど、その内のある一つのバンドが売れたから、他のバンドが浮き彫りになったわけだ。

それは音楽ビジネスの戦略であると同時に、リスナーのニーズでもあって、これをシーンというんだよね。
そんなことは元々わかってたんだけど、いざそう言ったシーンを身近で目にすると、しかもそれが自分の好きな系統の音楽であると、あれもこれも偽物だなんて話をしてしまう。自分の悪い癖だ。


最近、ただの「傍観者」が何かを頑張ってる人を批判する日本の風潮に本当に嫌気が差してばかりだけど、自分もそんな人間と変わらない事を言っていただけだ。何かに結果やデキを求めているなら、同じ土俵に立たなきゃいけない。自分なんかほとんどただのリスナーと化してるからな。相撲の八百長にしろ、実はテコ入れされてた伝説のライブ盤にしろ、騙されただなんて叫ぶ前に、自分の考えを疑うべきだと思う。何であろうが、目の前のモノに心を動かされたから好きなんだ。

…とまあ話は逸れたけど、唯一無二のバンドになるのもいいけど、むしろ、自分のやりたい音楽に近いバンドが先に売れているなら、それはチャンスでもある!さきにたくさん売れたもん勝ち!なんだよね。

そんな訳で友達のバンドにはぜひ売れてビッグになって欲しいなと、自分たちの代弁者になって欲しいなと思いました。なにせそこから既に一歩抜き出してるんだから、すごいオリジナリティーだ!



とやっとここで本題です。
ついに自分もボサノヴァの入り口を叩き始めました。

ボサノヴァと言えばブラジル音楽です。アメリカ以外の音楽でこんなにポピュラーなのも、ジャマイカとブラジルぐらいだよね。もともとはブラジルのサンバの一種で、他のブラジル音楽のショーロとかアメリカのジャズの影響から生まれてるらしいんだけど、面白いのが、このサンバも元々はアフリカから連れて来られた黒人奴隷の民族音楽とヨーロッパの民族音楽が混じり合ってできたって話なんだよね。

黒人音楽の偉大さもそうだけど、民族の文化の混じり合いが新しい文化を生み出してる気がする。

まあそれはさておき、ボサノヴァは50年代に生まれた(ロック、ソウルと同じ…やはりラジオの力か)音楽で、今日紹介のアントニオ・カルロス・ジョビンさんはボサノヴァの発明者と言われてるらしい。

もちろん上の話でも言ったけど、音楽はある日誰かが作ったものじゃないから、そう言う風潮だったんだろう。Bossa Novaっていうのはポルトガル語で"新しい感覚"みたいな意味らしいから、新しいサンバとして生まれたんだろうね。

なんでそもそもボサノヴァに引っかかったかという話。

これは自分の頭の中の認識だけど、音楽のジャンルに”発明した人”と”発展させた人”みたいな印象があって、厳密にはそれぞれ違うけど、ロックならエルビスとビートルズ、ファンクならJBとスライ、ソウルならレイとオーティス、ジャズならサッチモとマイルス、ブルースならチャーリーパットンとマディ。
そんでこの漠然としたイメージのボサノヴァにおける漠然としたビジョンは、ジョビンとセルジオ・メンデス。

このセルジオ・メンデスがボサノヴァへの使者だったんです。



高校二年生の時の自分はまさに音楽発情期とも言える程で、友達の好きな音楽から誰も手を出さない音楽までいろんなモノに手を出していたんです。主にの図書館のCDコーナーで。

当時JBにはまりだした自分はとにかく新しいグルーブを求めていたから、この超有名曲の持つブラジル音楽独特のグルーブはすぐに自分のアンテナに引っかかりました。しかもこの年はセルジオがTimelessなるアルバムでかつての名曲をブラック・アイド・ピースなんかとコラボしてアメリカを賑わしてたから、もうすぐにオリジナル盤を借りに行きました。改めて名曲だ。

そんでそのライナーノーツからどうもジョビンがいいって書いてあったもんで、代表アルバムの「イパネマの娘」を借りに行きました。けどその時の自分にはそのアルバムがあまりにおとなしくて、ジャズにもそれほど教養のなかった自分にはそこでボサノヴァへの道は「こんなもんか」と一時閉鎖されて。

それが去年かそれぐらいに、アナザースカイって番組で日本人にボサノヴァを流行らせた小野リサって人が出てきて特集されてて、その人の歌声がすごい魅力的で、すぐにアルバムを借りに行った。



ボサノヴァってすごい女性ボーカルと相性がいいなと思う。ボーカルに関して男が女の人の声を超えるってのは不可能だと思う。あんまり良い動画がなかったけど、この人の曲はどれも良いからベストから借りると良いと思います。失礼だけど、見た目は普通の日本人女性なのに、日本人離れした音楽だと思う。この人が、さっき言った番組でひたすらジョビンに敬意を払ってたのね。

んで時を同じくして喫茶店でバイトを始めた時に、お店で流してる音楽にふと耳を傾けたら、その素晴らしくもどこか聞き覚えがある音楽がジャズのスタンゲッツ、ボサノヴァのジルベルトとジョビンの合作にして、ジャズの大名盤Getz/Gilbertoだったって話です。




このアルバムの心を洗うような音色は、どうしたもんだと。すごく落ち着くアルバム。本当名盤。

ここからまたボサノヴァを始めようと思い立ちたまたま開けたのがきっかけで出会ったアルバムが今日のタイトル、wave(波)です。



68年の曲だけど、これは聴いてすぐに名曲だと思った。やっぱタイミングってあるよね。他のジョビンの有名曲よりすごいお気に入り。アルバムのジャケも素晴らしい。

まだまだボサノヴァはほり足りないから、何か発見があったらまたボサノヴァを書きたいと思う。

次は現在進行形ではまってるジャマイカの音楽の話します。
という訳で今日は前回の続きでPublic Enemyについて書きたい思います。


前の日記でも書いたけど、Hip Hopを無駄に毛嫌いしていた自分を改心させてくれたのが、Public Enemyの2nd、「It Takes a Nation of Millions to Hold Us Back」。簡単に訳すとまあ「俺たちを止めるには何百万人って必要だぜ」みたいな。


もともとなんでパブリックエネミー(以下PE)を聴いてみたいと思ったかというと、

Rage Against the Machineのトム・モレロのインタヴューに「レイジがPEやクラッシュと共通して持っている要素の一つは、政治的な内容とは関係なく、音楽それ自体の中に力があり、内面に対しても外に向かってもとてもパワフルだってことだ。人々はそのパワーに惹き付けられて、それまで一度も触れる機会のなかったような見解や社会問題に晒されるのさ。」って書いてあって、

クラッシュと並べて語られるなんてどんなヒップホップアーティストだろうと興味をもったから。

レイジは知っての通り、ばりばり反体制的なラップメタルバンドだし、ティック・クアン・ドックってベトナムの僧侶が、63年に起こした焼身自殺による抗議のジャケでも有名。

レイジのボーカル、ザック・デ・ラ・ロッチャは「パンクとヒップホップ、両者は現存する音楽の形の中で最も攻撃的なグルーヴを持ってるーーアメリカをはじめとするどの国の現在の権力の構造に対しても、最も脅威を与えられる批判の形なのさ。どちらもフラストレーションと苦しみに根ざして生まれたものだ。起こるべくしておこったことだよ。」とも言ってた。

なにもレイジの面々が推してたからじゃないけど、ヒップホップが反体制的なカウンターカルチャーの一面を持っていることは知ってたし、ヒップホップを真っ向から評価してみたいと前から思ってたこともあって、その対象にPEがなった。

なんてったってグループ名が「社会の敵」だからね。

まずPEがどんなグループか、ロックバンドしか知らない自分にはそこから面白かった。

詳しくはこのサイトの動画を見てもらえればわかりやすいと思う。
http://amebreak.ameba.jp/media/2008/04/000210.html

この動画で日本のヒップホッパーの宇多丸さんとKダブシャインさんが語っててすごいわかりやすい。
なかなか面白いんでRUN-DMCから最終回まで全部見てしまったけど、早くこの企画復活しないかな。

まあそろそろPEの話に入ろうと思うけど、まずメンバーはバンドじゃないからベースは誰でギターは誰で…みたいなのはないんだよね。

基本的にヒップホップってラップする人(MC)が1人とか2人いて、DJが1人とかが多いみたいなんだけど、特に決まりはなくて、MCが9人ぐらいいるグループもあるし(WU-TANG CLANとか)、ビースティボーイズみたいに楽器とMCを交互にやるやつもいるしで千差万別みたいなんだよね。
PEの場合さらに特種で、もう一つの会社みたいな状況になってる。主役は決まってるんだけど。

まずメインMCにあたるのがChuck D(チャックディー)でライナーに書いてある役職はMessenger of Prophecy(予言の使者ってとこか…)。

もう1人の"ヘンテコ"なMC(あえて言う)担当がFlavor Flav(フレイバーフレイブ)で役職はThe Cold Lamper。直訳すると冷たい照明みたいな意味だけど海外のサイトには色んな意味を含ませた単語みたいに書いてあった。

続いてDJにあたる、Terminator X(ターミネイターエックス)。役職はAssault Technician(襲撃技術者…みたいな…)。つまりサウンドはPEにとって武器という位置付けなんだと思う。

次がPEの頭脳とも言える人物、Professor Griff(プロフェッサーグリフ)。つまりグリフ教授。役職はMinister of Information(情報大臣)。
こいつの手下的存在であり、ダンサー兼ボディーガードの三人組、S1W(セキュリティ・オブ・ファーストワールド)。

さらにプロデューサーにThe Bomb Squadという革新的なサウンドチームを加えて、まさに最強のヒップホップ集団とも言えるグループになったと。

もともとはグリフ教授が近所の黒人を集めて、ブラック・マスリム(マルコムXも参加していたあの宗教)の教えを説いていて、そのアクションとして、大学内だけのラジオ番組のMCをしてたチャックDに声をかけてスタートしたらしい。

さっそく動画を見てほしい。ちなみにこれはスラッシュメタル四天王のアンスラックスと組んだライブ版だけど、PEで一番好きな曲。



伴奏はメタルだけど、すごいロックしてると思う。
PEのオリジナル版だとイントロでマルコムXが「Too Black, Too Strong」って言う言葉が入るけど、そっちのバージョンもかっこいい。

これも違うアルバムだけど見てほしい。


すごい過激な行進。
グルーヴがすごい。PEの目的の一つは音楽をぶっ壊すことらしくて、だからノイズの音とかをたくさんいれたり、ループ&チョップといった技術を発展させたりして、ヒップホップ史に大きな足跡を残したんだと。
チャックDがこのアルバムでやりたかったのは、マーヴィン・ゲイのWhat's Goin' Onのヒップホップ版を作りたくて、ポリティカルなコンセプトアルバムにしたらしい。

具体的なメッセージは例えば2ndの2曲目のDon't Believe the Hype「誇大広告を信じるな」とか、軍隊に入らなかったがために牢屋に入れられたチャックDのエピソードを歌った「Black Steel in the Hour of Chaos」とか、違うアルバムだけど、黒人居住地区と白人居住地区では救急車の到着時間が違うという社会問題をぶちまける「911 is a Joke」とか



またヒップホップの世界がギャングスタラップっていう黒人のストリートギャングを歌うラップが主流になったときに、一番のギャングはアメリカなんだから、そんなこと歌ってる場合じゃないとぶった切ったり、とにかく反体制。多くはアメリカに未だ色濃く残る人種差別がネタになるのが多いけど、チャックDはこうも言ってる。

「俺は黒人だろうと、白人だろうと、中国人だろうと、全然そんなことは気にしてない。ただ俺が黒人だからって、マスコミはまるでアンチホワイトのように書いてるが、それは俺たちがたくさんの人々を掴みかけているから、一緒にさせまいとして、奴ら潰したがってるのさ。Don't Believe the Hype!」

インタヴューなんかだとここにのってるよりもっと過激なメッセージを発信してるんだけど、それらも興味をもった人は見てほしい。


でも、ここまで言いたいことを言えてしまう音楽ってのはひょっとしたらヒップホップが一番なのかもしれないと思った。ほかのグループだけどN.W.Eとか50centとかの歌詞はもうとにかく残酷だし、これで世界中で発売されてしまう程の人気を得るってのはやっぱりヒップホップのパワーだ。

さっきの宇多丸さんとKダブシャインさんの話でも出てきたけど、人々が触れる文化でも小説や映画は、表現がかなり自由なのに対して、音楽はテレビもラジオもストップさせてしまって、とても不自由。その常識を破るのに大きく貢献したのはヒップホップだといっても過言じゃないくらい。

もちろんヒップホップの全てが過激じゃないんだけどね。車やら女やらを歌ったのも多いし。
いろんなヒップホップを軽く聴いてるけど、今のところ一番かっこいいなと思ったのはPEとEric B & Rakimかな。ラキムのラップは本当、かっこいいと思えた。もともとはレイジのカバーアルバムに入ってたMicrophone Fiendって曲がめちゃくちゃかっこよくて、ラキムの原曲を聴いてみたんだけど、原曲の方がすごいクールなんだよね。



このグループもPEもいわゆる、オールドスクール・ヒップホップっていう初期のヒップホッパーたちなんだけど、俺は中でも東海岸系が好きみたいだ。NaS(ナズ)っていう94年のラッパーのアルバムも買って今聴いてるけど、これもなかなかいい。

EB&ラキムは他にもカジュアリティーズ・オブ・ウォーとか、湾岸戦争に真っ向から挑むプロテストソングもあったり、歌詞も見るとすごいよくできてて、ダブルミーニングの歌詞を知るとすごい感動するよ。
好きな一説としてNaSの1stの一発目、N.Y.State of Mindの歌詞を少し引用させてもらうと
I never sleep, cause sleep is/the cousin of death/Beyond the walls of intelligence/Life is defined/I think of crime/When I'm in a New York state of mind

訳も載させてもらうと
俺は絶対に眠らない/眠りというのは、死のイトコみたいなものだから/教養という壁の向こうに/人生は定義されている/犯罪を考える/ニューヨーク・ステイト・オブ・マインドの時さ

…なんか自分で引用しておいてこれだけじゃよくわからないとは思うんだけど、この前にニューヨークのゲットーの現状をひもといて、最後にこの台詞をいうんだけど、それがかっこいいんだよね。

やっぱりヒップホップは歌詞まで読まなきゃだめだな。買うなら絶対国内盤の和訳付き。曲作ってる人とか、何かのヒントになると思うよ。ラッパーは詩人が多い。



けどヒップホップを聴く前から懸念してた大きな問題があって、それが聴かなかった理由でもあったんだけど、いわゆるサンプリングってのは、大きな誤解を招きかねないと思うんだよね。

上のMicrophone Fiendのリフも、もとはAverage White Bandっていう白人ファンクバンドのサンプリングで、自分はそれを調べるまで知らなかったし、ヒップホップの魅力が元ネタじゃなくてアレンジにあったとしても、これはある意味で音楽を犯しかねない音楽だと思う。

例えば俺の大好きなCurtis MayfieldのMove on Up



激しいホーンに心地よいボンゴのスピード感に柔らかいファルセットボイス、まさに70年代ニューソウルを代表する1曲。

ポール・ウェラーも”カバー”してるけど、カニエ・ウェストが”サンプリング”したのがこれ


これはこれで自分はすごい好きで、アルバムまで買ったけど、やっぱりカーティスがいいなと思う。

サンプリングってのは一応本人の許可を得る人もいれば、勝手にやる人もいるみたいで、ソウルシンガーなんかも、激怒する人もいれば、収入が入って生活が楽になって助かる、ってやつもいるらしい



けどこのMove on Upなんかは超有名曲なのに、ググってみたら「カニエ・ウェストのTouch the Skyをアップテンポでカバーした曲をテレビで聞いたんだけど、誰のなんて曲ですか?」なんて質問があって、案の定原曲のことだったんだけど、こういうのを見ると少し心苦しいというか…

まあ音楽の世界じゃ昔からいい曲はカバーされ続けてるし、ビートルズのTwist & Shoutをビートルズのオリジナルだと勘違いしてる人もいれば、自分みたいにIsley Brothersが原曲だと長いこと勘違いしてた人もいるし(確かオリジナルはボビー&なんとか)、ましてやトラディショナルなんていまじゃ誰が作ったのかわからないまま百年とか経ってる訳だ。

今ではヒップホップの人たちがやってるのは、盗作とかじゃなくて新しい音楽のあり方だとわかってるつもりだけど、自分が最初に気になって入れなかったのはたぶん、原曲への敬意の表し方だと思うんだな。

たぶんネタ探しってのは、誰の曲なのか知らないけどこのブレークいいから使うみたいな状況が多いと思う。けどできれば、カニエみたいに原曲者に敬意があるようなカバーの仕方をして欲しいと思う。
せめてライナーとかに使った曲が全部書いてあると嬉しいよね、聴く側としては掘りがいがあるし、新たな発見があるかも。

まあ敬意だとかあほらしい話だけどな、どんな音楽でも無料で拾える時代だからあえて言いたい。

ビジネスと音楽がいい関係を保たなきゃ、いい音楽は生まれないとも思うんだよね。

話がとっ散らかったけど、文章で自分が受けた感動をそのまま人に伝えるってのはなかなか難しいことだ。
ミュージシャンは音楽で伝えられなきゃね。

次はボサノバあたりにしようと思う、ジョビンさんね。
このブログもご無沙汰してました。

ついに我が部屋にもパソコンが来たんで更新が増えるかもしれないです。

けどこの日記も音楽にしぼったはいいけど、どう書いていいのやら…

好きなミュージシャンのことを思ったままに書くのもいいけど、好きなミュージシャンであればあるほど、適当に書きたくなくなっちゃうから、CD聞き直したり自伝とかインタビュー読み直すのに手間がかかるもんで…

という訳で、最近気になりだした、好きになりたてのミュージシャンの話をしていこうと思う。


そういえば、本題に入る前の小話だけど、P-Funk来日中らしいじゃないか!!
全く知らなかった…

明日と明後日にビルボードでライブらしいけど、どっちもバイト入れちゃったよ…

まあ今更チケットもほとんど残ってないし、チケット代めっちゃ高いんだけどね。

この前のシークレット・アフェアーのライヴで、入場直前でチケットなくして当日券買い直したから金ないよ!

一昨年の夏のライヴはすごかったなー


本題に入るけど、今日はヒップホップを全く聞いてこなかった自分が気に入ったヒップホップの話をしようと思います。

ヒップホップのことを「だじゃれ」とか「作品の盗難」とか散々言ってきたけど、間違いでした。すいません。
けど、やっぱり全てのヒップホップを好きになれた訳ではない。日本語のラップとかはまだ聞けたもんじゃない。


んじゃちょっとヒップホップ知らずの自分が少し調べた知識を載せます。

そもそも、さっきから「ヒップホップ」と連呼してるけど、ヒップホップが意味するのはなにも音楽だけじゃないらしい。
ヒップホップにも、ダンス・DJ・ラップ・グラフィティ、の四つの要素がある。

グラフィティはよくトンネルとか線路脇とかお店のシャッターとかどうやって書いたの?!みたいな場所に描いてある立体的なアルファベットみたいな絵のこと。
ダンスのことはよくわからないけど、まあブレイクダンスみたいな踊りのことだと思う。

ヒップホップ音楽というと、DJとラップが当てはまる。

1970年代にアメリカのニューヨーク、ブロンクス区で、そこにすむ黒人たちの文化から生まれたんだとさ。


前置きはこれぐらいにして、今日はヒップホップにはまるきっかけになったミュージシャンを紹介したいです。

そもそもソウルが大好物の自分がブラックネスを求めていろんな音楽を聞き出したら、ヒップホップにあたらない訳がない。

一番最初にヒップホップがいいんじゃないかと思ったのは、2年か3年くらい前に、Tony!Toni!Tone!(トニー・トニー・トニー)の House of Musicを改めて評価したとき。

トニートニートニーをヒップホップとは言わないかもしれないけど笑

高校二年生の時に、たぶん何かの本に載っててたぶん何となく図書館にあったこのアルバムを借りたんだけど、60年代ソウルにどっぷりだった自分には音が新しすぎてちょっと・・・だった。

それを、徐々に70年代のニュー・ソウルなんかにもつかり始めて、大学生になってから聞き直してみたらびっくり!!!

Thinking Of Youを聴いて現代に生きるソウルがあったもんだと(90年代のグループだけど)思った訳ですよ。




そしてこっちのLet's Get Downも


ソウルマナーあふれるグループだと思いませんか?
というか声がもうスティービー・ワンダー!

この声の高いヴォーカル、ラファエル・サーディクはもうかなりの才能の持ち主だと思う。

中古CD屋の棚とかではR&Bで見かけるけど、これはもう90年代ソウルだね。

現代の音楽と昔のソウルをよくここまでブレンドできるよなー音はほとんど生音だし。

こっちはR&Bのスタンダードとも言えるバラード。
Anniversary
http://www.youtube.com/watch?v=Bbt4XVRMcy0&feature=share

よく聴いてると、いろんな曲のいろんなところで昔のソウルのパロディ(サンプリング)が入ってて、そういうとこがすごいソウルらしいなと思う。

ラファエルはグループを抜けた後、プロヂューサーで大活躍してソロでもこんなモータウンサウンドの曲を作ってます。

ラファエルのソロ


このラファエルが着てるスーツがすごい好きで、60年代ぽくて、成人式で作ったモッズスーツはお店のおじさんにお願いして、モッズというよりソウルシンガーぽいものにしてもらったというぐらい好き

一昨年に来日してるんだよねーまたこないかなー


なんだかヒップホップとか言っておきながら全くヒップホップじゃないんで読んでてびっくりした人もいるかもしれないけど、このグループが最近のブラックミュージックの突破口を開けてくれたということだけ話して、後は次回のパブリック・エネミーの話にまわしたいと思います。