今日のつぶやき ~絶望している時には、絶望名言ー苦しみや、悲しみに寄り添う言葉が共感できる~ | 斉藤淳子のじぶんを愛する旅ブログ

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ようこそ、Alopeciaの世界へ
私の特長は全身の毛がないこと
世界でも日本でも稀な私
みんな違って、みんなそれぞれ


*Alopecia...とは 脱毛(症)をいいます

 

こんにちは、素頭と共に生きる斉藤淳子です。

私の特長は、全身の毛がないこと

みんな違って、みんなそれぞれ

 

 

 

今日は病院の付き添いの為

待ち時間は読書時間でした

 

 

これまた、興味深い

タイトルが「絶望名言」

 

 

 

 

今や、「物事は明るく、楽しく」考えよう

この先、希望や夢を持って過ごそうではないか

と言う、常套手段のようにささやかれている

 

 

もちろん、私も落ち込む出来事があったら

「イヤイヤ、これは私にとっての学びなんだ」と

ポジティブに捉えるようにしています

 

 

しかし、精神的なダメージが強ければ、強いほど

なかなか、ポジティブに捉えることは出来ないのです

 

 

絶望を味わい、明日はどうなる?と思った時

希望あふれる、明るい言葉を掛けられても

それが救いとなるのか?

 

 

失恋をしたとき、失恋ソングを聞きたくなるのは

歌詞が心にしみるからではないだろうか

 

 

大切な人がどこか遠いところに行ってしまった時

沢田知可子さんの「会いたい」を口ずさむのは、

そこに共感できる自分と、相手がいるからではないだろうか

 

 

だから、絶望した時には

絶望の言葉がしっくりとくるのです

それを思い出した出来事があります

 

 

10代のころ、世に尾崎豊さんがデビューをし

私の擦れた心の中に、彼の歌詞のフレーズが

かぜのようにサーッと通り

ものの見事に代弁してくれていました

鋭さも、重厚さも、弱さも、

そしてあらゆるもの全ての支配から

なくした何かを探すように

そこに風景とメロディーがありました

 

 

私は救われた、

私の気持が救われた

苦しい、悲しい、辛いはあっていいもの

それを、彼は歌詞にしてメロディーにして

包んでくれる

テレビから、ラジオのスピーカーから

録音し、かすれたテープからも声をたどり

眠れない夜も、彼の曲を聞き、口ずさみ

何度も何度も、大丈夫と言い聞かせるように

日々をやり過ごした

 

 

思い出すと

彼の絶望が、私の絶望と重なり

それが救いとなったこと

辛い時に一緒にいてくれる

気持をわかってもらえているように思えたのです

 

 

絶望の時には、絶望である言葉や名言が

悲しみや苦しみを和らげる効果もあるのでは?

と、本を読みながら感じました

まだ読み途中

 

 

希望に満ちた名言を手にとり

知った気になり、わかったつもりになっていたが、

絶望を絶望として言葉にできることも

大事なことですね

 

 

それでは、また