こんにちは、みおです。
今日はわたしの大好きな本、女性のみなさまにとってもとってもおすすめしたい本のご紹介です。
森下典子さんの名前を聞いたことがおありのかたも多くいらっしゃると思います。
わたしにとっては、その昔、週刊朝日でライターをしていた方、という印象です。
彼女の書く文章はすこぶるおもしろく、昔からファンでした。
あるとき、「典奴」という名前で芸者の世界に潜入。
その世界までも書いていて、それがまたおもしろかった記憶があります。
森下さんは20歳のときから、お茶を習っていらっしゃったのですね。
今日ご紹介する本は、そのお茶をとおしての彼女が気づいたさまざまなことが書かれています。
世の中には、「すぐわかるもの」と「すぐにはわかりにくいもの」があると彼女は言います。
すぐわかるものは、一度通り過ぎればそれでいいが、その時がくるまでわからないもの、というものもあります。
どれだけあがいてもわからない。
そしてあるとき、または少しずつわかり、わかると自分が今まで見ていたものは全体の中の断片にすぎないとわかる…。
そんな体験がここには綴られています。
お茶をとおしての彼女の生きてきた成長が綴られています。
「人生」には、いろいろなことがあります。
この本にも結婚式直前での相手の裏切りによる失恋、仕事の焦り、父親の死、そしてお茶をするということへの悩みや自信のなさ、コンプレックス、そしてそれらに伴う彼女の気づきが書かれています。
わたしがいくら言葉を尽くしても、この本の素敵さは書ききれません。
目次から、いくつか章のタイトルを書いてみますね。
・「自分は何も知らない」ということを知る
・頭で考えようとしないこと
・見て感じること
・たくさんの「本物」を見ること
・五感で自然とつながること
・このままでよい、ということ
・別れは必ずやってくること
・自分の内側に耳をすますこと
・雨の日は、雨を聴くこと
・長い目で今を生きること
読みたくなりますよね^^
それから印象に残ったことばを。お父さんが亡くなったことを書いた章に書かれていました。
会いたいと思ったら、会わなければいけない。
好きな人がいたら、好きだと言わなければいけない。
花が咲いたら、祝おう。
恋をしたら、溺れよう。
嬉しかったら、分かち合おう。
幸せな時は、その幸せを抱きしめて、百パーセントかみしめる。
それがたぶん、人間にできる、あらんかぎりのことなのだ。
- 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫)/森下 典子
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わたしが持っているのは単行本ですが、文庫も出ているようなので両方ご紹介しておきます。
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