芸術は素晴らしいものだけれども、目の前にある現実的な問題の解決には繋がらない。
無力感に苛まれるのみである。
芸術に膝まで、腰まで、肩までどっぷり浸かってみると、同じように首から上だけがひょっこり水面から出ているなんとも不思議な人たちと目が合う。思わず笑う。
次第に肩では飽き足らず、少し水中に潜ってみる。しばらく、目が開けられない。
息が続かず、水面に顔を出す。
もう一度、もう一度、、
繰り返すうちに、浜辺で足先を濡らして楽しむ子供や大人達が視界の端に映る。
そうだ、こちら側に引き込んでみよう。
。。。
そんなお化けみたいな芸術家よりも、
普段は陸地で暮らし、
よく晴れた休日はその浜辺を訪れて
颯爽と波に乗るサーファーのような
そんな、付き合い方をして行きたいな。
たまに近所の子に、
泳ぎを教えてあげようとして
逆に教えられちゃうような。
そんな付き合い方。
おわり。