文芸論.
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ショコラ

今回は、2007年のアメリカ映画「ショコラ」。ジュリエットビノシュの作品は初めてかも。
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なかなかありがちなストーリーで、うーんという感じがしないでもないが、映像がそこそこきれいだったので、★3つ。なんかでもいまいち惜しいとゆうか、なんとなく深みがないような気もしました。

定住するために、移動した生活を送っているのか、それとも現実から逃げたいのか、はたまた北風を詠んでの移動なのか、その辺の設定も、メルヘンなのか現実描写なのか、描き方が中途半端に思えます。

レノ伯爵も、最後は主人公の考えになびいてますが、それなら話は簡単じゃん!と突っ込みたくなるような感じ。西洋の人にとってキリスト教って結構密接なのね。。とすると少し危険な気もしたり・・。


あと、タイトルの割に重い描写もあったりして、どうせならメルヘン側に寄せてほしかったと思う塩です。

エレジー

やっぱり、今一番旬な女優の1人はペネロペちゃんではないかと思う晩夏の週末。ツタヤDISCASにて、ペネロペの作品は一通り網羅しようと予約リストに日々追加し、昨日届いたのが”エレジー”。年の差カップルの作品ということでちょっと話題になりましたが、配役といい、映像といい、すべてが最高に良かった。志村けんもブログでいい映画と評価。

ちなみに、最近週に2本くらいは映画を観るせいか、だいたい初めの3分くらいで、自分が気に入るかどうかがわかるように。今回のエレジーも、初めのイントロで既に引き込まれました。


ペネロペ演じる女学生の相手役の男性も、50~60歳くらいの設定でしょうが、この人がいかにもレオン系(とゆうほど軽薄ではないが)の渋いオジサマを演じてて、これまたヨダレもの。
文芸論.-elegy2

ピアノが弾けて、文学や芸術にも造詣が深く、家も超おしゃれ。こんなオジサンだったら普通にオチるでしょう。。しかも年齢がいっているのに、カラダもものすごく綺麗。調べたところ、ベン・キングズレーという方、お父さんが医者でお母さんがモデル。本人もアカデミー賞とっており、役者として相当すごいな、と思ったり。この人あってこその映画です。


映画監督は、「イザベル・コイシュ」。「死ぬまでにしたい10のこと」を撮った監督さんでした。やっぱり映画は監督の采配が大きいですね。だいたい好きな監督の作品は、どれもツボに入るので。


さてと今日はこれから美容院。長丁場です。

ロシアといへばボルシチ?

文芸論.-russia なぜか、いまさら?ドストエフスキーにはまってます。はまるといっても、彼の作品は大抵「めっちゃ長い」ので、1作読むにも体力要るけど。。

昨今話題になった、「カラマーゾフの兄弟」なんて4冊+1冊あるし、罪と罰や白痴も上下巻だし、感想書くのも大変。でもMJないけど、本当の天才と思われるヒトの作品を読むと、他の作家の作品が軽く見えてしまう・・・。


ただ、偉大なヒトとゆうのは、尋常でない苦労をしていることも確か。ドストエフスキーなんて死刑になりかけてるし、シベリアにも流されてるし、家族に不幸も多いし、奥さんに浮気はされるし、賭博で大負けするし、、とてんてこまい。それが活力になって大作が書けたんだろうと思われても仕方ない。笑


最近のテーマは「罪悪感」と「現実と妄想のハザマ」。できることならこのテーマで論文でも書きたい。普通の動物なら、ただ生きて子孫を残して死んでいくだけなのに、人間ってばなんて馬鹿な生き物か。。でも贅沢なことです。そもそも人類の歴史の中で、生殖以外の活動があることが不思議なんだから。


自分なりの結論がでたら、また記事に起こします。(続く

The Break Up

邦題はなぜか、「ハニーVS.ダーリン 2年目の駆け引き 」とゆうかなりわけわからないタイトルになってますが、ブラピの元奥さんの映画ってほとんど見たことなかったので、借りてみました。

文芸論.-jennifer  文芸論.-jennifer
結論からゆうと、☆は1つ。ジェニファーアニストンのファッションとインテリアは抜群によいけれど、ビンスボーンがなんともいえずアメリカンドリームならぬアメリカン怠惰を表現している気がして、イラっとしたり。

そもそも、価値観の違いすぎる夫婦は、さっさと辞めたほうが良い、というのが持論の塩としては、この生活がうまくいくわけないじゃん、と冷めた目線で。ただジェニファーのセンスが思いのほか素敵だったので、そこは評価。

”画廊でアート好き、バレエ鑑賞もする”ヒトと、”趣味がゲームで、職業は観光ガイドで業務日誌もつけない”ヒトでは見てる世界が違うのは当たり前で、そうゆう意味ではなんでこの二人がカップル?とゆう違和感が終始抜けない作品でした。


まぁでもブラピと別れて傷心だったジェニファーが、作品選び間違えても、誰も攻めないですよ、はい

リトル・チルドレン

☆☆文芸論☆☆-littlechildren


いつの頃からか、ケイトウィンスレット好きになってる塩です。特に美人顔ではないような気がしますが、苦労してキャリアを築いてきたのか?微妙な演技が絶妙に巧い!と思わせる女優さんではないでしょうか。単なる美人女優にはできない役の幅の広さも魅力なのでは?とにかくどれも見ても飽きない、そんな女優のイメージです。加えて、単なる娯楽的なハリウッド映画ばかり出るのではなく、キャリアを重視した、攻めの作品選びとゆう点でも、ツボなのです。笑

さて、今回は、「リトルチルドレン」を鑑賞。一昔前の「アメリカンビューティ」とテーマ的にはかぶるような気もします。平凡な生活に訪れる、人間の心の闇と欺瞞がそれなりに丁寧に描かれている。善と悪や、警察と性犯罪、いわゆる二元論的な中での矛盾をつく、といった感じ。

個人的には、こうしたテーマの映画をそれなりに見てきたので、結構食傷気味かもしれない。(泣)人間としてのせこさや狡猾さはもうわかったから、それをベースにどうゆう社会であればヒトが幸せになれるのだろうか、とかそうした提言をする映画はまだ出てきていないのでは??現状を見つめるだけでなくって、社会主義でも、資本主義でもない、新たな社会ってこんなのが理想!みたいな妄想劇でもいいんだけど。


最後に、ちょっとテーマずれますが、ショーンコネリーは、あの個性的な感じがすんごい好き。やっぱりこれからは太眉か!なんて思っちゃうくらい。ファッションもかっこよかった。彼女、スタイル抜群ですわ。


星は今回は5つ満点とすると、☆☆☆☆4つです。