リトル・チルドレン | 文芸論.

リトル・チルドレン

☆☆文芸論☆☆-littlechildren


いつの頃からか、ケイトウィンスレット好きになってる塩です。特に美人顔ではないような気がしますが、苦労してキャリアを築いてきたのか?微妙な演技が絶妙に巧い!と思わせる女優さんではないでしょうか。単なる美人女優にはできない役の幅の広さも魅力なのでは?とにかくどれも見ても飽きない、そんな女優のイメージです。加えて、単なる娯楽的なハリウッド映画ばかり出るのではなく、キャリアを重視した、攻めの作品選びとゆう点でも、ツボなのです。笑

さて、今回は、「リトルチルドレン」を鑑賞。一昔前の「アメリカンビューティ」とテーマ的にはかぶるような気もします。平凡な生活に訪れる、人間の心の闇と欺瞞がそれなりに丁寧に描かれている。善と悪や、警察と性犯罪、いわゆる二元論的な中での矛盾をつく、といった感じ。

個人的には、こうしたテーマの映画をそれなりに見てきたので、結構食傷気味かもしれない。(泣)人間としてのせこさや狡猾さはもうわかったから、それをベースにどうゆう社会であればヒトが幸せになれるのだろうか、とかそうした提言をする映画はまだ出てきていないのでは??現状を見つめるだけでなくって、社会主義でも、資本主義でもない、新たな社会ってこんなのが理想!みたいな妄想劇でもいいんだけど。


最後に、ちょっとテーマずれますが、ショーンコネリーは、あの個性的な感じがすんごい好き。やっぱりこれからは太眉か!なんて思っちゃうくらい。ファッションもかっこよかった。彼女、スタイル抜群ですわ。


星は今回は5つ満点とすると、☆☆☆☆4つです。