スリバチサンゴの飼育方法|種類、水質、照明、餌、水流、増殖、株分け | す〜さんの釣行記&釣り情報・時々AQUA

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神奈川県で色々な釣りをしながら、熱帯魚やサンゴ、ウズラ、烏骨鶏と暮らしています。
海釣り全般にルアー、ジギング、ショアジギングからバス釣りまで様々な海釣りに挑戦中。
その他、釣り情報と生き物ペット関係の記事を書いています。

スリバチサンゴは小さなイソギンチャクの様なポリプが集まったLPS・ハードコーラルです。
丈夫で弱い光でも飼育できるのでサンゴ飼育初心者でも安心です。

注意点としてスリバチサンゴにはオオスリバチサンゴとヨコミゾスリバチサンゴの2種類があり、オオスリバチサンゴは弱い照明で飼育が可能ですが、ヨコミゾスリバチサンゴは強い光が必要となります。

スリバチサンゴの飼育
●学名: 
●照明:弱〜中 
●水流:弱〜中 
●水質:硝酸塩が20ppm以内 
●水温:23〜26°C 
●PH: 7.5〜8.5 
●KH:8〜14 
●濾過方式:特にこだわらない 

スリバチサンゴは名前のとおり「すり鉢」形をした骨格が特徴のLPS・ハードコーラルです。
中にはウネウネした扁平の形状やイレギュラーな形の物まで色々ありますね。 

カラーのバリエーションは少なく、グリーン、イエロー、ベージュ、グレーくらいである。
濃いグリーン系のポリプをもつスリバチサンゴは非常に美しいですよ。

カラーより独特な骨格の成長やポリプを形状を楽しむサンゴかもしれません。
カルシウム・KHの数値が高ければ骨格の成長は早い方で、ハードコーラルと思えないほど広がっていきます。

スリバチサンゴには強い水流が適しており、水流が弱いとポリプにゴミが溜まり状態が悪くなってしまいます。水流がよく当たる場所に配置するようにしましょう。


ヨコミゾスリバチサンゴだけ強い光が必要
スリバチサンゴにはオオスリバチサンゴとヨコミゾスリバチサンゴの2種類に分けられが、双方のスリバチサンゴにもポリプの周りが隆起するタイプなど更に細かな差が確認できる。


オオスリバチサンゴ
オオスリバチサンゴのポリプは大きく数も多い。ふさふさとしたポリプの密度が高く、ポリプが広がった姿は非常に美しい。
カラーパターンはほぼグリーン系のみなので、グリーンのスリバチサンゴは大抵オオスリバチサンゴと思って良いでしょう。

オオスリバチサンゴは弱い光でも飼育が可能で、LED・蛍光灯ともに2灯あれば十分です。


ヨコミゾスリバチサンゴ
ヨコミゾスリバチサンゴはポリプが小さく、ベージュや黄色味がかった色をした個体が多い。
ポリプが小さく、やはり餌より光りに依していることがよくわかる。

ヨコミゾスリバチサンゴの飼育には強い光が必要で、60cm水槽で80〜150wのメタハラや、高出力のハイパワーLEDが必要だ。

筆者が昔飼育していたヨコミゾスリバチサンゴは、グラッシーレディオのリーフホワイトなら2灯で飼育できていましたね。


 水質 
スリバチサンゴは水質の許容範囲が広く、ハナガタサンゴなど簡単なLPSが飼育できるレベルの水質なら問題ない。 
濾過フィルターも拘らなくて良いですが、給餌するので水換えはしっかり行い、硝酸塩の蓄積にだけ注意しよう。

水換えでカルシウムとKHを高く維持すれば、LPSとしては非常に早い骨格の成長が見られる。
成長速度を早めたいならカルシウムリアクターの使用も効果的。


オオスリバチサンゴは餌をよく食べるサンゴなので、1〜2週間に1度は餌を与えよう。給餌するとポリプも肉厚になりボリュームが増しますよ。
餌は2〜3mm程度に砕いたクリルをふやかして与えるとよい。

ヨコミゾスリバチサンゴは光のみで十分育成できるので給餌は不用です。


 毒性 

スリバチサンゴの毒性は強い思われます。スリバチサンゴが倒れたりして他のサンゴに接触しないように注意して下さい。


 増殖・増やし方

複数のポリプが集まっているスリバチサンゴは割って増やす事ができる。
割りたい場所にナタや包丁をあてがい、ハンマーで叩き割って分割できるが、どのように割れるかわからない点は注意しよう。

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