石井紘基を忘れない 政官財の癒着と政治の不正を徹底追求した政治家石井紘基さんを振り返る  | サルサ岩渕のブログ

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こんにちは

サルサ岩渕ですニコ


明日10月25日は、今からちょうど20年前、政官財の癒着や税金流用などの政府の不正、不透明なお金の流れを追求する中で、口封じのために闇の権力側より暗殺されてしまった政治家 石井紘基さんの命日です。

石井紘基さんが追求していた問題は、石井紘基さんが亡くなったことでうやむやにされ、この20年間放置されたままになってしまいました。

その間に、この問題を放置することで日本は活力を失い、凋落を続け、その結果、今の日本社会全体を覆う閉塞感につながっていると思っています。

今回は、石井紘基さんの命日を迎えるにあたり、あらためて石井紘基さんを振り返っていきたいと思います。

#石井紘基を忘れない


記事目次

  • 政治家 石井紘基さんについて
  • 石井紘基さんの業績
  • 石井紘基さんが追求していたもの

🔸政治家 石井紘基さんについて

石井紘基さんは、今から20年前、政官財の癒着と政府の不正を徹底追求し、その調査の過程で政権与党がひっくり返るような情報をつかみ、その情報について国会答弁で追求しようとしたところ、その寸前で口封じのために暗殺されてしまったという、真にこの国を憂いて文字通り命をかけて行動していた政治家です。

過去にも、石井紘基さんを数回に分けてご紹介して参りました。

以下の記事をご覧いただければ、石井紘基さんの概要、当時の時代背景、なぜ暗殺されねばならなかったのか、などが手にとるようにわかるようになっておりますので、まだ未読の方はぜひお目通しいただけましたら幸いです。
 

石井紘基さん 記事


特別会計と特殊法人の利権のしくみを追求した政治家 石井紘基
https://mailchi.mp/157463575a4f/124pf5yod3-16060893


石井紘基さんが追求していたこと
https://mailchi.mp/9f3a7bd6ddce/ttbjnewslettervol13-16348313


石井紘基さんが暴いた利権構造の正体
https://mailchi.mp/c3efd4f2db98/ttbjnewslettervol19

現職国会議員を殺害してまで隠しておきたかったものは何か?
石井紘基さんの事件で最も利益を得た人物は誰なのか?
この視点から当時の状況を検証し、事件の本質に迫る!
https://mailchi.mp/9384ef7594aa/ttbjnewslettervol24

🔸石井紘基さんの業績

石井紘基さんの業績は多岐に渡ります。

たった1人で、国会議員700人分の、本当の国民の側に立ったお仕事をされていました。

石井紘基さんは、国会議員の国政調査権を使って、徹底的な調査を行い、税の無駄な支出や政府の不正の追及をしていました。

石井紘基さんは衆議院で防衛庁の背任事件を追求し、東京地検の捜査にまで発展、長官を辞任に追い込んでいます。これは年間約2兆円にのぼる防衛庁の装備品発注予算が長期にわたって不正に使われていた事件です。

ほかにも、以下の問題の調査を進めていたと言われています。

1.闇金を含めた金融問題
2.パチンコ問題
3.産業廃棄物処理問題
4.警察の特殊法人の問題
5.歴代首相の裏口入学斡旋問題や大物政治家のマネーロンダリング
6.放射性廃棄物問題
7.天下り企業問題
8.銀行変額保険問題
9.オウムの覚せい剤製造と販売ルートの暴力団問題
10.内閣府機密費問題
11.厚生省年金流用疑惑
12.不良債権処理問題

これらの調査の過程で、石井紘基さんは国の”裏帳簿”のしくみに突き当たり、この問題を世に出しました。

日本の年間予算はどれぐらいか、という質問に対して、ふつうは「一般会計」の総額がこたえられます。
マスコミもこの一般会計予算しか報道しません。
国会で審議が行われるのもこの一般会計に対してです。

しかし、この一般会計予算は、国民に見せるためだけの、いわゆる「見せ金」で、日本の本当の予算は別にあるのです。

石井紘基さんは国会で日本の本当の予算について、追求を行なっています。

それが特別会計。

特別会計の解説はこちらをご参照ください。
国の裏帳簿!特別会計とは何か
https://mailchi.mp/157463575a4f/124pf5yod3-16060893

誰も知らない日本国の裏帳簿(石井紘基著)より引用

この複雑に入り組んだ特別会計のしくみを駆使することで、本来は国会審議が必要な国の予算の使いみちを、国会審議を経ずに官僚が自由に差配することができるようにする、いわば”裏予算”のしくみなのです。

この特別会計の特徴は、国家予算であるにもかかわらず、事実上、国会の審議を経ることもなく、省庁の裁量で動かすことのできる、まさに「裏帳簿」といってもよいもの。


数十兆円もの金を使う国の公共事業予算の中身を、国の最高機関であるはずの国会審議も議決も経ることなく決めることができるシステムなのです。

官僚が自由に差配することのできる裏帳簿を使い、補助金の名目で、官僚の天下り先である特殊法人や公益法人に税金を流し込む。

誰も知らない日本国の裏帳簿(石井紘基著)より引用

こうして、一部の勢力のみに金が回るしくみを作り上げていったのです。

これらの特殊法人への不透明な金の流れを、石井紘基さんは、国会議員の「国政調査権」を使って、丹念に丹念に、まるで犯罪事件を追う刑事のように、コツコツと調査を続けていったのです。

石井紘基さんが調査を進めた結果、なんと日本のGDPの3割がこのような系列企業に流れているということがわかったのです。

実に日本のGDPの3割がこうした政官財の癒着の系列企業に流れている。

おいしい汁を吸う人たちに回されている。

本来政府が景気回復のために発動させている財政出勤、いわゆるアベノミクスは、全てこうした一部の利権を貪るものたちに流れていました。

これでは彼らが潤うだけで、日本の景気がよくなる訳がありません。

わたしたちが受け取るはずの給料が全部一部の人たちへ流れているのです。

アベノミクスが庶民には全く恩恵がなく、ジリジリと庶民の生活が苦しくなっていったのはこれが原因のひとつであることは間違いないでしょう。

誰も知らない日本国の裏帳簿(石井紘基著)より引用

🔸石井紘基さんが追求していたもの

石井紘基さんが追求していたものとは、国(官僚)、国が設立した特殊法人や公益法人、政治が結託して、国をつぶしかねなねい不正を行なっている巨悪だったのです。

石井紘基さんは著書「官僚天国日本破産」の中で、その怒りと決意をマンガでわかりやすく表明されていました。

以下該当箇所を引用させていただきます。

この巨大なごまかしを、国会追求する寸前で、石井紘基さんは無念の死を遂げました。

しかし、その遺志は確実に有志のわたしたちに引き継がれています。

国益に反する大きなごまかしに焦点をあてて問題提起を行うメディアがTTBジャーナルです!

TTBジャーナルは石井紘基さんの遺志を引き継ぎ、徹底的に巨悪を追求して参ります。

引き続きお力添えのほどをよろしくお願いいたします。

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