体に不調があると、そのせいで

イライラして、人間関係まで

おかしくなる事があります。

 

今日は、実際にあった事例を

ご紹介します。

 

 

私が、働いている職場に、

大学を卒業し、就職先が

みつかるまでの間、アルバイトに

来ていた男の子がいました。

 

 

その子、なんだかいつも

お腹が痛そうなんですよ。

 

 

最初は、遠慮してトイレに

行きづらそうだったので、

「いつでも、トイレに行っていい」と

こちらから声をかけた位です。

 

 

慣れてきて、自分からトイレに

行く様になったのですが、

今度は、15分経っても帰って来ない。。。

 

 

ある時は、始業時間になっても

その子が来ない。。。なんて事も。

 

 

極度の便秘だったらしいのです。

 

 

朝、会社には来てるの。

でも、お腹がいたくなって

トイレにずっと篭っていた。。。と。

 

 

そのうち、1時間置き位に

トイレに駆け込む様になり

ひどい時には、半日で3回も

トイレへ。。。

 

 

その都度、15分は帰って来ない。

お腹は痛くなるけど、便秘だから、

出ない訳です。

 

 

15分を3回もトイレに行かれると

計45分作業場から、離れる訳じゃないですか。

 

 

こちらも時間で仕事を

終わらせないといけないので、

一緒に仕事をしてる者は、

少し、負担を強いられていたのも事実。

 

 

それは、本人も重々承知の事。

だからこそ、だんだんその子、

自分に苛立っているのが

こちらにもわかりました。

 

仕事をしたいのに、思い通りに

いかない苛立ち。

 

 

常にお腹が痛い、苛立ち。

 

 

お腹が、ゴロゴロするのでしょう。

それでは、集中も出来ないし、

今トイレに駆け込んだ方が

いいのか、でもどうせ行っても

出ないし。。。

 

 

そんな状況なので、

本人も意欲が全く出ない様で、

なんか『覇気』が無い。

どんよりしてる感じ。

 

 

本来は、周りとコミュニケーションを

取って仕事をすべきなのに

お腹が気になって

会話どころじゃない!

 

 

話しかけても、不調で

ぞんざいな返答しか出来ない。

 

 

そんな事を繰り返していたら、

当然、周りと上手く接する事が

出来ず、不協和音が聞こえる様に

なって来ました。

 

 

この子はまだ、1度も社会に出た事が

無い人間です。

 

 

新人としての『正しい振る舞い』を

知らない事も相まって、かなり

雰囲気が悪くなって来ました。

 

 

今思い出しても、私が

嫌な気持ちになる位です。

思い出したくもない!

 

 

たった1つの、不調で

ここまで、全てが悪い状況に

なって行く。

 

もうね、これ悪循環でしかない!

 

 

だからこそ、どんな

小さな不調でも見逃さず

原因究明をしなければ

いけないと思うんです。

 

 

この子の場合、腸の状態ですよね。

なぜ、こんなに便秘になってしまって

いるのか。。。

 

 

間違った食生活のせいで

腸内環境が悪くなっているのなら

『食物繊維が豊富な食材を摂る』

『食生活を改める』などが必要ですよね。

 

 

ただ、この子の場合、実は

『精神面』が原因だったようです。

 

大学を卒業したのに、就職先が

決まらない自分。

 

 

慣れないバイト先での緊張感。

緊張をすると、交感神経が優位に

なります。

 

 

交感神経が優位だと、便が出にくく

なるんです。

 

 

よく、旅行に行くと、便秘がちに

なる人っていませんか?

 

 

あれは、日常とは違う環境で

『精神が緊張しているから』

なるんだそうです。

 

 

そう言えば、私は入院ばかり

して来た人生ですが、

入院中は、やはり便秘がちでしたね。

 

 

ただ寝てるだけのようですが、

精神面は、自分でも気づかぬうちに

かなり緊張を強いられていたのでしょう。

 

 

退院して、家に帰ると

いつも『ストン』と便が出ました。

 

 

あの、男の子も、

就職先が決まった途端、

面白い事に、あれだけ

ひどかった便秘が治って、

本人もなんだか

スッキリとした印象に

なっていました。

 

 

別人の様に、仕事への意欲も

湧いて来て、どんよりしていた

雰囲気も、はつらつとしてきました。

 

 

心と、体は連動している

この男の子の事例が、証明して

くれています。

 

実は、私も最近、腸の状態が

悪く、仕事中トイレに駆け込みたくなる

そんな日が増えて来ました。

 

 

私の場合は、年齢のせいですけどね。

やはり、年を取ると腸内環境が

変わって来ます。

 

 

なので、今頃になって

あの男の子の辛かった気持ちが

分かった、というか。。。

 

 

少なからず、少々その子を

責めていた感もあったので

「悪い事をしたな。。。」と

反省しています。

 

 

人間って、気付く事が必要で、

その気付きは、体験をしないと

気付かないんです。

 

 

私は、男の子がトイレに行く度に

少し迷惑を被っていて、

その後、今度は自分も

同じ状況になった事で

「こんな気持ちだったんだ、あの子。。。」

って気が付いた。

このままでは、

自分もこの男の子の様に、

職場の人間関係が

崩れて行く可能性がある。

 

 

この子は別に、就職先が

みつかるまでの職場なので、

関係性が上手く行こうと、

悪くなろうと、あまり関係無い。

 

 

でも、私は違う。

ここでずっと、長く続けて行くつもり。

 

 

だから、今のうちに腸の環境を

改善しておかなければ。。。

そう気付く訳です。

 

 

気付くから、改善をする。

 

不調という体験をしたから

健康でいられる事の有り難さや、

不調の時の苦しさを知る。

 

 

それが『気付き』という事。

 

 

ずっと、健康な人って

不調の体験をしていないので、

改善の必要性に気付けないんです。

 

 

まずは、実体験あってこそ。

 

 

気付いたら、実行出来ます。

 

 

今、健康だけど食事はめちゃくちゃ。

生活習慣もすごい不規則。

こんな事していて

この先も改善をしないでいると

3年後、5年後、10年後・・・

今と同じ様に、健康でいられるか?

と言うと、かなり疑問です。

 

 

『今健康で、何も改善しない人』と

『今体のお悩みを持っている事で

改善の必要性に気付いて、取り組み始めた人』

 

 

実は

『今不調こそあるけれど

気付いて取り組み始めた人』の方が、

3年後、5年後の体の状態は良いと

思います。

 

 

じゃあ、何故気付いたの?

不調があることで、

『自分と向き合えたから』ですよね。

 

まずは、

➡実体験

➡気付き

➡実行

 

 

実行に関しては、こちらのブログで

ご紹介している事を実践されたら

いいですね。

 

 

直接、私のサロンに来てくれたら

『足裏療法』で体をケアしながら

実践法をお伝え出来ます。

 

 

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