ビジネスのセミナーで

講師からこんな話を聞きました。

 

100%を目指しても

必ず2割『欠け』が出来るから

100%にはならない。

実際のこの講師の体験談です。

 

この講師、ある時期

仕事でもプロジェクトを任され

とても充実していて

「今の私ってパーフェクトだヮ!」

と思っていたそうです。

 

ところが、そこで突然

娘さんが「学校に行きたくない」

と言い出したんだとか。

 

正直こう思ったそうです。

「なんで私が今

こんなに充実してるのに

このタイミングで

そんな事言うのよ娘!」

って。

 

けれど、『100%にならない』

というのを知っているので

こうも思ったんだそうです。

 

「あっ、私が今これだけ

パーフェクトな

日々を送っているから

その分『2割欠け』が

娘の方に出ちゃったんだナ、、、」

と。

 

人って、

『仕事だけ』

『自分だけ』ではないじゃ

ないですか。

 

家族がいて

その家族がひとたび

入院などすれば

必ず、自分にも影響が出てくる訳で。

 

『自分だけ』が良くても

他の部分でやはり

抱えてしまう問題が

出て来てしまう。

 

自分だけで

『幸せ』にはならないんですね。

 

この話を

『本当にそうなんだな』、と

深く理解する

出来事がありました。

 

あるエンターテイナーの方。

その方は、舞台でも

完璧なパフォーマンスを

見せてくれる。

 

いつも、

「良いものをお見せしたい」、と

高い意識を持って

ショーを作り上げる。

 

それは、誰が見ても

感じる事でした。

 

この方に引っ張られて

そのショーの現場は

いつも士気が高く

みんなで志高く

作品を作っていました。

 

ところが、

この方自体は100%でも

やはり『2割欠け』が

生じるんですね。

 

なんと公演中

セットが倒れてしまうという

アクシデントが発生して

しまったのです。

 

ダンサーさんが

倒れたセットで足を

怪我されたそうです。

 

ダンサーですから

足は命です。

足が動かなくなったら

もうダンサー生命を

断たれてしまう。

 

幸い、

軽いけがで済んだ模様ですが

大掛かりなセットです。

一歩間違えれば

大怪我になった事故でした。

 

後日、事故調査の報告を聞くと

事故の理由は驚くべきことでした。

 

床の老朽化。

 

「?」!

 

確かに、歴史ある劇場でした。

その為、床が劣化していて

セットの重みや動きに

耐えられなかったというのです。

 

ここまで演者達が

100%を目指していても

こんな理由で完璧が

崩されるんです。

 

演者達では、どうにも

コントロール出来ない、

知り得ない範疇での事。

 

やはり

パーフェクトにならない。

 

この事があって

やはり100%を目指しても

『2割欠け』が起こってしまうんだな。

という事を感じました。

 

私が応援している

韓国の俳優さんも

実はこんな事がありました。

 

その方もいつも完璧な

パフォーマンスを

してくれる人です。

 

ファンミーティングで

日本に来てくれたときの事。

 

俳優さんですが

歌がうまくて

いつも歌を歌ってくれます。

 

彼自身は、

「どれだけ練習して来てくれたの?」

と感動するほど

素晴らしい歌声を響かせて

くれたのですが

 

やはり、

パーフェクトにならない。。。

 

なんと、会場の画面に

歌詞の字幕が出ないという

ハプニングが。

 

日本語の歌をわざわざ

覚えて来てくれて

日本語の歌も唄ってくれるのですが

ほとんどは韓国語の歌です。

 

肝心な字幕が出ない事には

日本語圏のお客さんには

伝わらない。。。

 

彼の責任ではないところで

結局そうやって

完璧が崩れてしまう。

 

この話を踏まえて

皆さんはどちらの考えを

持つでしょうか?

 

①100%にならないからこそ

それでもあえて

100%を目指しに行く。

 

それとも

②どうやったって

100%にはならないのだから

最初から100%は目指さない。

 

私は、

①それでも、あえて

100%を目指しに行く

 

迷わずこちらを選びますね。

 

なぜなら、100%を目指しても

一番高くて完成度は

80%です。

 

つまり、100%を目指さなかったら

完成度、クオリティは

もっと低くなってしまう

という事。

 

エンタメに限らず

どんな仕事だって

完成度、クオリティは

あります。

 

接客なら接客のクオリティ。

 

技術者なら

技術のクオリティ。

 

たとえ100%にならずとも

100%を目指して行く。

 

そうしないと

完成度はどんどん

低くなってしまう。

 

私の先輩にこういう人がいました。

「100%を求めてほしくない」と。

それを堂々と言い放ったのです。

 

だから、この人の仕事ぶりって

周りからも

「えっ?!これはちょっと、、、」と

呆れられてしまう

完成度。

 

職場では大のベテランです。

 

「ベテランでこのレベル?!

もっと出来るはずじゃん」

どうしても

そう思ってしまうのです。

 

「恥ずかしくないのでしょうかね?」

どうしても

そう思ってしまうのです。

 

この人はそういう意識で

仕事をしているから

仕事のレベルは30くらいの

とても低い水準です。

 

そんな仕事ぶりの為

周りの私達が迷惑する事も

しばしば。

 

でもその人の方が

先輩だから

自分の主張を

恥ずかしげもなく

さも正しいかの様に

主張してくる。

 

勿論、人それぞれ考え方は

違いますよ。

 

ですが、もっとこう考えれば

うまく仕事が回って行くのにな。。。

と思う事が多々あり

 

通常そういうのって

ベテランだからこそ

誰よりも気づいて

考えて

みんなが仕事をしやすく

仕向けていく。

 

それがベテランの

役割だと思うのですが

思いが至らないのか、

 

至らないから

こちらが提案しても

話も通じない。

 

そもそも聞かない。

 

これでは、ベテランとして

どうなのかな?と

思ってしまうのです。

 

最初から100%目指さない、って。。。

 

それ、プロとして

どうなのかな?って。

先程書いた

エンタメの世界で

活躍しておられる方々は

観客として見れば

100%の完成度とクオリティで

私達を魅了してくれています。

 

それはきっと、

彼らの中では

目指しているのが

100%ではないのだと思うのです。

 

120%…いや、

200%の完成度

目指しているんだと思う。

 

200%を目指して

200%努力している。

 

たぶん、練習ひとつ取っても

もの凄い練習量稽古を

しているのだと

思うのです。

 

よく『血が滲むような』という

表現がありますが

本当に血を吐くような

練習をしているのだと思う。

 

韓国の俳優さんなんて

たぶん、本当に喉から血が

出てるんじゃないかと思う位

凄い練習量を積んでいる。

 

だから喉をやられちゃって

本番中、何度も咳払いを

されていて苦しそうでした。

 

「100%」と観客が

感じるものを見せる為には

血の滲む200%の努力を

しなければならない。

 

それを本当にこなしてしまうって

並大抵の努力では

出来ないと思うのです。

 

誰でもが簡単に出来る事ではない。

 

だからどちらの

エンターテイナーも

長年第一線で活躍されている。

 

100%目指さずに

30%の仕事見せたって

意味がないんですよ。

 

そう私は思います。

 

私もサロンを運営する

端くれ。

 

お客様に満足して頂ける為に

志を高く持って

日々精進してまいります。

 

 

 

 

 

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