9日は茶道教室の初釜でした。
お稽古事というのは、
経済活動や日常生活とは懸け離れた世界で
そこでは時間がゆっくりと流れていく感じがします。
今まであまりそういう世界に縁のなかった私には
なかなか馴染めない、何をしたら良いか分からない
落ち着かないところでありました。
でも2年目に入って、裏方、水屋のことを
お手伝いできるようになって、
早めに来てお掃除をしたり、
休まずに続けることで
このところようやく人と場所に
受け入れられてきたような
温かく居心地のよい所になってきたような
気がします。
最初からうまくできることはないし、
認められることもないです。
失敗しても、怒られても、
自分から進んで入っていかないと
その壁は越えられない。
自分の居場所を作るのは自分。
壁を作るのも自分。
苦手なことからも人からも逃げないで
やり続けると
いつかそれなりになってくるんだと思います。
しかしお茶のお点前は
いつまでたっても上達する気がしません。
多分あまり向いてないんでしょうね。
それでも気持ちに潤いを与えてくれる
幽玄の世界に許される限り居続けたいと思っています。