産業医として

休職から職場復帰される方と

面談をしていた時のお話。


先日、面談をした方は

頭に大怪我をおって

入院・リハビリを経て

ようやく復帰する社員さん。


深刻な怪我にも関わらず、

幸い命は助かり

身体の大きな麻痺も残らず。


しかし、

著しい視野・視力障害と

嗅覚障害が後遺症として

残りました。


視覚障害を抱えながらの

生活は大変でしょう。


白杖を使い、点字を習得し、

音声認識ソフトを活用して

PC作業をこなす。


嗅覚障害については、

ほぼ脱失とのことで

においが感じられない

というのです。


まだ症状固定ではなく

リハビリの途上。


良くなることを期待して、


アロマオイルを

嗅いでいる


というのです。



これは、

リハビリテーション病院の先生から

勧められた方法のようでした。


柑橘系など、においが

 ハッキリしていて強く香るモノが

 いいでしょう」


というアドバイスがあったとの

ことでした。


このあたりのアドバイスは、

単に医療者よりアロマセラピスト

のほうが的確にできるかも

しれませんよね。


脳神経系の再生のために

どの香りが良いか、

明確に示せたらいいのになぽってりフラワー


アロマテラピーにおける

嗅覚からのアプローチは、


「意識的にかぐ」


が大切だと言われます。


この方は既に

意識的に嗅ぐ習慣があります。


さらに精油の効果効能も考えた

精油選びを加えることで、

嗅覚障害の回復を待ちたいですね。


一日も早く、

少しずつの回復であっても、

彼と彼のご家族、サポートする

医療者の介入が嬉しい未来に

つながりますように。



本日も最後までご覧頂き

ありがとうございましたおすましスワン


 

はじめましての方はぜひ自己紹介もご覧下さい!