「自我の芽生えとケンカ、噛みつき」 | 大田区鵜の木さろん楓★料理家 印南真帆のブログ「食べることは生きること」

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「食べて元気に、食べて体調がよくなるごはん」を作っています。
銀河弁当・ケータリング・料理教室・食生活相談。

さろん楓ふなだまほです。
いつもありがとうございます。


保育園の理事を務めてる関係で
園からのお便りを毎月いただきます。


その一節をご紹介します。


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子どもたちは、友だちと遊ぶのが大好きです。
ブロックやおもちゃで遊びながら
「おんなじだねー」と共感しあってとても楽しく遊びます。
一緒に遊ぶことで自分がしたいことや、
してほしいことなどの思いが友だちや保育士に共感され、
益々伝えたいという意欲がわきます。


では、こんなに楽しいお友だちなのに、
どうしてケンカが多いのでしょうか?
一歳半頃からそろそろ自我が芽生えてきます。
「自分を尊重して!」という自我の欲求は、
人格の背骨ですから常に満たしてあげたいものです。


さて、ケンカの理由のひとつは「貸して」と頼まれても、
たいていは「イヤッ」と答えることから始まります。
自分のものが他者に渡ることは、
自分の領域が侵されると感じるからです。


「自分を尊重してほしい」と強く感じている年頃では、
自分の領域を侵されることに関しては敏感です。


もうひとつの理由は、友だちの使っているおもちゃに限って
欲しくなるということです。
お友だちが楽しく使っているものは、
きっと自分も楽しいと感じ、
たとえ同じものが他にあっても、
誰も使っていないから楽しくないと感じます。
だから、友だちが使っているおもちゃを奪い取ったり、
取り合いになったりします。
まだまだ言葉で自分の気持ちを表現できないため、
押す、ひっかき、噛みつきの場面がおこります。


噛まれたり、引っかかれた子は、怪我をして痛い思いをしてしまいます。
一方、噛んだ子や引っかいてしまった子は、
傷ついて泣いている子を見て「悪いことをした」と感じて、
とても心配そうに、悲しい顔をしてその場に立ち尽くす姿が見られます。
相手の痛みが分かる豊かな感性をもっている子どもたちが
とてもいとおしくなります。


早急に手当てをしながら
「○○ちゃん、痛がってるよ。そういうときは『ごめんね』だね」
「□□ちゃん、あれがほしかったのよね、
そういうときは『貸して』って言おうね」と
両方の思いを言語化して伝えるようにしています。
また、いけないことをしたときは、
「○○したかったけど、○○はしてはいけないんだよね」と
叱るときもあります。


3歳後半から、グーンと理解力が増し、
押す、引っかく、噛みつくからの卒業がはじまります。
子どもたちは、友達同士の関わりを通じて成長していきますので、
保護者の皆さんも一緒に
子どもたちの成長を見守っていただけると嬉しいです。

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皆さん、これをどんなふうに読まれたでしょうか?
いろいろな読み方ができますよね。


そのままストレートに「子育て」について考えることもできる。


でも、これを、自分はどうやって育ってきたか?と
思いを馳せてみて欲しいのです。


インナーチャイルドの癒し、回復って、
決してスピリチュアルな、実態のないものではありません。


人格を尊重されなかった幼少期があるのなら、
それをこの手に取り戻していく。
ものすごく現実的な取り組みです。


人としての尊厳を取り戻すという
それはそれは誇り高き作業なのです。


敵は親ではないですよ。


子どもは、魔術的思考というものを持ってます。
だから、親の意図とはまったく別のところで
勝手な解釈をしていく性質があります。


ものの見え方がまるっきり違うんですね。


そのとき思い込んだ強烈な世界観に
少しずつ揺さぶりをかけていきます。


頭で統制していたいろいろなことと、
感情やからだ感覚がつながるようにしていきます。


来年も共にこの誇り高き作業をしていきましょう。


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