吉本隆明さん、亡くなられたんですね…。
学生の頃、吉本さんの言葉は私には難しすぎて、
まったく自分の中に入ってこなかったのですが、
吉本さんが伊豆で溺れたときの体験を読んで、
自分が体験したこととまったく同じだったことに驚き、
カラダを震わせながらその臨死体験記を読んだことを思い出します。
社会人になる直前に交通事故で頭を撃ち、
数日間、意識不明だったことがあるのです。
あちらの世界へ歩き出そうとして、
こちらの世界へ引き戻されたんですね。
「まだやるべきことがたんまりと残ってるよ」って。
吉本さんも、20年前はそうだったのですね。
そして、今、役目を終えられたのですね。
最近、週刊新潮か文春か、どちらかに書かれていた
反原発に対する視点には唸るものがありました。
手放しで「反原発」を叫べない自分の心の内を
えぐってくれたといいましょうか。
吉本さん、ありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。
☆ ☆ ☆
亡くなられた方のお名前をお呼びすると、
その魂はすぐ近くに来てくださいます。
そして、「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えるといい。
須佐厳さんから教わったことです。
吉本さんの熱く、物事の本質を射抜く魂、
…ご縁って本当にありがたく、不思議ですね。