昨冬手作り味噌教室に参加くださった方々からお写真が送られてくる季節になりました。
「けっこういい色になってきたんですけど、もう食べれますか〜?」っと。
ねぇ、早く食べたいですよね。気になりますよね!
一般的に味噌開きは夏を越してからと言われてますが、住環境も夏の暑さも昔とは違ってきてますからその限りではなさそう…。
今一度、食べごろの見極め方をご案内してみますね。
手作り味噌、できあがりの見極め方
⚫︎熟成条件が各家庭で違うので日数は目安にならなりません。
室温高めの部屋で保存してると熟成も速いけれど、
気温低めの住居だとじっくり待つことになります。
⚫︎見た目の色はアテにならない
味噌らしい色になったとて、熟成完了とは限らないです。保管温度が高めだと色付きが速いようです。
涼しい場所で保管していると色は浅くても熟成は進んでいる場合もあります。
⚫︎舌で確かめるが正解
結局のところ味見をして、食べごろを判断してもらうことになります。
少量をお湯に溶いて味見してみてください。
美味しく食べ始める目安は、塩辛さが弱まって旨味が増してきたタイミング。
塩辛く感じるようなら、まだ伸び代ありです。
ぴっちり密封してもう半月〜1ヶ月置いてください。
発酵による甘み・旨味が、塩気より勝ってくるまでは待ちましょう。
涼しくなる頃には味に深みが増してバランスが良くなりますよ。
でも“食べごろ”に正解はありません。
「よしっ!」っと思えたら、そこが熟成完了です。
手作り味噌の保存方法
⚫︎衛生的に保管すれば室温保存も可能です
熟成袋のまま室温保管もできます。
毎回必ず乾燥した清潔なスプーンで味噌を取り出し、再びぴっちり密閉してくださいね。
⚫︎室温ではその後も熟成が徐々に進みます。
熟成の変遷を味わってみるのも楽しいですよ。
好みの味わいをキープさせたければ冷蔵庫で保管ください。
冷凍保存ならさらに風味が長持ちします。凍らないのでスプーンで掬えます。
⚫︎小分けしたら低温で保存する
使い勝手の良い容器に移し替えて普段使いしたい場合は必ず冷蔵庫(or冷凍庫)で保管してください。
熟成袋のままなら、室温保管でもその都度きっちり密閉すればカビません。
…が、衛生管理に自信のない方は冷蔵庫保管がオススメです。
味の変遷
塩辛さが抜ければ味噌開きOKですが、その後も風味は変化していきます。
最初はあっさりと新鮮です。香りに華やかさがあります。
日に日にコクや深みが出てくると、角が取れたまろやかな風味になります。
さらに進むと、どっしりした素朴な味わいに。
熟成2年目になると、赤味噌のような力強さが出てきます。
室温で熟成を進めると、そんな変化も楽しめますよ。
ここ!っと思ったところで冷凍保存すると、その風味をキープできます。
乾燥した清潔なスプーン&密閉で室温保管でも大丈夫!
今年も12月から手作り味噌教室始めます
◉普通味噌、昨冬のメニューはこちらでした↓今年のプランはただいま検討中
◉白味噌仕込みは申込み受付中
お正月のお雑煮を手前味噌で♪11月中旬までに仕込みましょう