山の向こうはもう福井という…美山でも奥深いところに古民家カフェがあると聞き訪れました。
つい先日「雪囲い」を外して営業を再開したばかりというCaféふるやさん。
GWの営業日を逃すまいっとドライブかたがた向かいました。
有名な「かやぶきの里」を通り越してさらに10分、奥地へと走ります。
秘境の澄み切った空気のなかに絵に描いたような茅葺き古民家がありました。
車から降り立った瞬間から身体がもう喜んでます。
空気が美味しい♪
そして、緑深い山間で整然と佇む家屋の姿は美しく…。
店長 森岡理恵さんがお婆さまのご自宅にカフェとしての新しい役割を吹き込まれています。
ありし日の面影を大切に、そっと使わせてもらってる…そんな印象です。
かつての暮らしが目に浮かんできそう。
聞き耳を立てれば会話が聞こえてきそう。
暮らしの息遣いがまだ感じられるかのよう。
ねこ福も、かつてはこんな設えだったのですよ。微かに記憶にあります。
壁の色、建具のデザイン、調度品。
おろそかに聞き流してきた祖母や両親の言葉の重みに気がつけやしないかと、じっと佇んでしまいました。。
ホテルのレストランにお勤めされてた理恵さんが、旬の山菜、発酵レシピを中心にご用意くださったランチプレートがこちら。
11品目とお味噌汁と発酵ご飯。華やかにして、どれも味よく丁寧に作られていて感激。身体が喜ぶメニューでした。
親しみある食材なのに新しさのあるお料理。作ってみたくなる。いや無理だ…
人里離れた隠れ家のような場所で、くつろいでる間に食事を用意してもらえる。
なんだか、田舎のおばあちゃんちに遊びにきてるかのような厚かましさが湧いてくる。
もっと長居がしたくなって珍しくデザートまでお願いしてみた。
どこをみても、『そうそう、こうだった…。』と記憶が蘇ってくる。
日本人の心の故郷が時空を越えて保管されているかのような素敵なところでした。
お店を取り仕切る理恵さんと囲炉裏の前で。
車を置かしせてもらって更に奥まで歩いてみた。
清流、新緑のシャワー。
なんとも心洗われる場所でした。
ねこ福はリノベーションして昔の面影がまったく残っていませんし、後悔もないのだけれど、
古いものを「記録しておく」存在の貴重さ、大切さを改めて感じました。
Caféふるやさんの取り組みに感謝だなぁ。
また行きたい!理恵さん、お世話になりました。ご馳走様でした♪