みんなの嫌われ者、リクルーター、ヘッドハンター | アメリカ暮らしほぼ30年おじさん

アメリカ暮らしほぼ30年おじさん

留学でアメリカへきていつの間にやら30年近く経過。日本への永住帰国のプランはもはやなし。誠に遺憾です。

リクルーターから頻繁に連絡が来る。いわゆるヘッドハンティング。向こうはネットで見つけたこちらのプロフィールを元に連絡してくるのだが、そもそもリクルーターなんてほとんどが紹介する仕事そのものに関してど素人。「この仕事興味ある?」と来た仕事の職種、経験年数などが全く自分に当てはまらないケースが大半。適当にキーワード検索して引っかかったオンラインプロフィールに手当たり次第にメールしてるだけなのがあからさまに分かってしまう。自分なんか多分 Japanese bilingual とかいう部分で検索にヒットしてるんだろう、日本語サポートの仕事とか「は?」な話がよく来る。こういうメールはほとんど返事しないでゴミ箱行き。送信元をブロックリストに入れて同じ人物からのメールを二度と見ないようにする。それらは体感で70%がインドからのメール。日系のリクルーターは5%ぐらいか。こんなスパムメールに返事する人いるのか甚だ疑問だが、ここ最近インド発スパムメールはめっきり減ったような気がする。いいことだ。

 

時にはローカルのリクルーターからすぐ近くにある会社での仕事の話が来たりする。見ればすぐにスパムメールとは違うと分かるけど、それでも大半は無視で、たまに興味本位で返事することはある。でもそこから面接まで話を進めたことは多分ないはず。記憶がない。大体今他所ではどのくらいの給料を出すのか知るために質問したりするだけ。

 

リクルーターたちにとって仕事を紹介すること以上にお金になるのが、仕事を探している人たちの個人情報である。奴らは求職者データベースを高い値段で売って大金を稼いでいる。仕事の紹介の方ももちろんやるが、話が不成立になった途端一切コンタクトが取れなくなるリクルーターも多いようだ。だから、リクルーターを使った経験のある人たちのほとんどは奴らのことが大嫌いなのだ。リクルーター、ヘッドハンターの書いたブログとかよく炎上してる。雇用主側も、募集ページに「第三者リクルーターは応募禁止」って警告してることがよくある。

 

返事をする価値のあるヘッドハンティングメールもあるにはある。それは、リクルーターという第三者ではなく、会社の人事課から直接来るメールだ。これはもし募集しているポジションの仕事内容が自分の求めているそれに合致しているのなら、返事する価値は大いにある。なぜなら、雇用主が直接コンタクトを取るのは、本気ですぐにでも誰かを雇いたい時だけだからである。以前勤めていた会社の同僚にどうやってこの仕事見つけたのと聞いたら、○○さん(会社の人事課の女性)から直接連絡があったから、と言っていた。

 

インターネットが今後進化することで、リクルーターのみならず、あらゆるブローカー職が駆逐されることを願うよ。