兄の死後、弟は鬱状態になり、町のクリニックに通うようになった。

診断の結果は鬱状態ということで、

抗うつ薬が処方された。

抗うつ薬とは、落ち込んだ気持ちを持ち上げてくれる作用があるものが多く、
弟の飲んでいたトリプタノールという薬もそうであった。

しかし、医者の診断は全くもっていいかげんであった。

ある日突然弟から、

「お兄ちゃんは生きている。全てはおにいちゃんが仕組んだことなのだ。」

というわけのわからないメールが届いた。

その後、父親から電話があり、弟が全然寝ていないとのこと。
実家に行ってみると、そこには目がイッてしまった、発狂したような弟がいた。

父親に数日間の弟の様子を聞くと、会社に通う途中、駅で突然自分がどこにいるのかわからなかくなったそうで、やっとのことで、会社の上司に電話をして、それからはどうして家にいるのかがわからなかったとのこと。

会社は早退をし、その足で家電屋さんに行き、カメラと最新モバイル機器を契約し、家に帰ってきてからは、兄が生きているとか、これはすべて仕組まれたことだとかいいながら、ずっと起きているという。

とりあえず、弟がお世話になっているクリニックに連れて行くことになった。
車の中でも落ち着きがなく、いつ暴れ出すか心配だったが、なんとかクリニックに到着。

名前が呼ばれ、病室に入るとそこには30歳くらいのモヤシみたいな先生がいた。

発狂してからの様子を先生に伝えると、

「躁鬱病ですね、とりあえず薬を出しておきますので、様子をみて落ち着かなかったらまた来てください。」

と、当たり前のように言われた。

それからの3日が、家族にとっては地獄だった。

父の持っていたデパスという安定剤のお陰で、少しは寝るのだが、突然真っ裸で外に出ようとしたり、突然会社の後輩に電話をし怒鳴ったり、このままではこちらもどうかなってしまう。
2日様子を見たが、ますますひどくなるばかり。

クリニックに再び連れていくと、モヤシ先生が、
「医療保護入院してもあわなければいけません。保護者である奥さんに連絡してください。」
と言われ、弟の妻に電話をする。

一時間後、妻到着するも、弟の尋常ではない姿を見て、ただおろおろするばかり。とても有名な病院の看護士には見えない。

いきなり入院しろと弟に言ったら暴れだしそうだたったので、行き先を告げずに病院に向かう。

その病院では偉そうな態度の院長が弟を診断する。

院長の偉そうな態度に弟ぶち切れ

「てめえは誰だ」
と院長に飛びかかろうとしたのを看護士のお兄ちゃんと必死に止める。

入院が決まり案内をされたのは、ドアに鍵がかかる所。
階段を降りていくと、そこには、暗い廊下に、ゾンビのような人たちがウロウロしていた。
明らかに薬で目がおかしい。
突然奇声を出す者もいる。

弟はその階の特別監視室、いわゆる独房に入れられた。

格子で囲まれた畳の部屋には布団以外に何もない。中にトイレもあり、
そこはまるで、塀の中の何とかに出てきた刑務所そっくりな部屋。

こんな所に弟をおいていかなければならないのか。

本当に辛かったが、弟のため私と両親は弟を残しその場を離れた。

それから僕は、精神病と薬のことを徹底的に勉強した。

躁鬱病という診断も怪しかった。
リーマスを飲んでも、症状が改善しなかったからだ。

統合失調症か?

抗うつ剤が効いていなかったところを見ると、そうなのかもしれない。

どうしてハイになったのか。

調べると、躁鬱病や統合失調症の患者を、鬱病と勘違いして抗鬱薬を処方し、その後、ハイになってしまう人がいると書いてある。

経験からわかったこと。

いい精神科医というのは、むやみやたらに薬を処方しません。
気分が落ち込んだからといって安易に抗うつ薬には頼らない方が、
時間はかかるかもしれませんが、弟のように発症することを防げるかもしれません。

安易にトリプタノールのような薬を飲まないでください。



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おはようございます。

今回からひとまず、子育てトピックから、
メンヘルトピックを少し書きたいと思います。

僕が精神病やその分野のことに接するようになったのは、兄が自殺してからです。

兄の遺留品や、遺書の中に、「鬱」ということばが沢山出てきました。

個人的に、鬱病というと、それまでは、やる気がなくなる病気、病気になったら
薬を飲んで、療養すればよくなるくらいに思っていました。

まあ、そのくらいの知識しかなかったということです。

兄は兄弟の中では、優しい、神経質、まじめ、凝り性と、鬱にはなりやすい
特性の人でした。

集団で遊ぶよりも、好きなことを一人でする方が好きな人でした。

小学生からクラシックギターをはじめ、学生時代はギターにのめり込み、全国コンクール
に入賞するくらいに。

聞く音楽はクラシックばかりで、演歌を弾けと、父が言っても弾きませんでした。

ギターの他には、教科では数学が好きで、数学音痴な自分に優しく教えてくれました。

大学に入ると、学校とバイトが忙しく、あまり話す時間がなかったです。
たまの休みには、狂ったかのようにギターを弾いていました。

大学時代の兄はとにかく忙しかったと思います。

朝7時に家を出て、帰ってくるのは終電近く。

そんな生活をしていた兄が就職し、がんばって働いていたのですが、
大変なのだろうが、がんばっていると思っていました。

突然の死亡連絡

練炭自殺

はじめは信じられなかった。

家の遺留品には、最近申し込みにいった結婚相談所の契約書があった。

何かの事件に巻き込まれてしまったのではと、緊張の毎日でした。

部屋の荷物の中からめぼしいものを取りに行くときも、
会社の借り上げマンションだったので、弟と、友人2人につきあってもらい、
そのうち二人は外で見張り。

トランシーバーで連絡を取りながら、荷物を引き上げてきました。

毎年几帳面につけていた手帳に、
どうやら鬱になっていたことが書いてありました。

でも、パソコンはパスワードがわからずあきませんでした。

ネットで、パスワード解析ソフトなるものを見つけ、
一つのパソコンを開けました。

しかし遺書は見つかりませんでした。

ファイル復元ソフトをぶちこみ、
メールを中心に復元したファイルの中に、
見慣れないウェブメールのアドレスが見つかりました。

もしやと思い、
そのサイトと、手帳に残されていたパスワードを組み合わせると。

なんと

奇跡が起きました。

兄は遺書を
ウェブメールに残していました。

そこには、自分は3年前から鬱であること。
医者では治らないということ
生きていることが辛いこと
会社をやめたい、死にたい

そんなことが書いてありました。

残っていたどこかのURLに接続すると、

20台、30台の死因の1位が自殺だということもわかりました。

そんなに鬱病って苦しいものなのか。

それがわかったときに
祖母と叔父が自殺したことを思いだしました。

叔父のことはまだ小学生だったので、うるおぼえなのですが、
祖母の時ははっきり覚えていました。

電話を受け取り、自転車を走らせると、
畳の上にまだあたたかい祖母が寝ていて、
いとこが心臓マッサージをしていました。

父親が激しく泣いたのを見たのもそのときだけでした。

きっとあの二人も鬱だったのかもしれない。

そんなことを考えていたとき、

今度は弟が、鬱になりました。

会社を休むようになり、妻の実家で暮らしていたのですが、
実家に戻って静養することになったのです。


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最近花粉症でダウン気味です。


カボ吉と妻には今のところ無縁のようですが、
僕の症状はかなり深刻。
マスク、目薬、市販薬、処方薬を駆使して
毎年乗り切っています。

先日本を整理したとき、息子が問題があるかなって
思ったくらいのとき(2歳10ヶ月くらいのときかな)
読んで参考になった本の紹介です。

題名 「1・2・3歳ことばのおそい子」
著者 中川信子
出版社 ぶとう社

内容 こどもが生まれてから、言葉がどのように発達していくか、優しく書いてあります。
   言葉が遅いかな、とか、他の子と少し違うかな、と思ったときに読むといいかもしれません。
   文中はさまざまなお母さんの質問に中川さんが答えるという形になっており、どれも一般的にあ   るような質問なので、自分のこどもの様子がどこかで当てはまるかと思います。

   
質問例
   「1歳8ヶ月の長男、までアーアーくらいで、ことばらいしきことばを話しません。近所の1歳5ヶ    月の男の子は、もう30以上もことばを話しています。心配なんですけど」
    
   「2歳10ヶ月の子です。言葉が遅くて心配しましたが、2歳6ヶ月すぎてからふえ、今は、言葉をつ    なげて言うようにもなりました。でも、「おばあちゃん」も「でんわ」も「かけたい」も、1つ    ずつなら言えるのに、つなげていおうとするとゴニョゴニュになってしまいます。」

   「2歳9ヶ月の女の子です。絵本の読み聞かせをすると、言葉も覚えるし、情操教育にもよいと聞    きました。読んでやろうとするのですが、ページを次々めくって、おはなしを聞こうとしませ    ん。そのくせ、そのページに何が書いてあるか知っていて、ちがうふうに読むともう一度読ん    でほしいといいます。」

感想 しゃべるのが他の子より遅いかなとか、何話しているかちっともわからない、なんて思ったら
   読むのがいいかと思います。ことばがどのように発達していくかを、本当にわかりやすく書いて
   います。確かめ方もあるので参考にしたらいいと思います。

親とはアホなので、こうしたらもっと優秀になる系の本はたくさん読むのに、大事な子どもの発達に関する知識をわかろうとはしませんよね。僕に療育センターをすすめてくれた保健婦さんも「親御さんに薦めるのは大変勇気が要ります。それに、うちの子が知恵遅れだって言うのですかって、怒ってしまう人もいるくらいです。」と、苦労話を聞かせてくれました。