通信教育でおなじみのZ会が運営する、小学生の保護者向け総合情報サイト「Z-SQUARE」にて、月に1回「子どもと楽しむ料理の科学」という連載をしています。
これまでは料理の科学に関するコラムを中心に、レシピも紹介という形式でしたが、今回からは、レシピをメインに置いて、科学のワンポイントやコツを併せて紹介する形式になっています。より気軽に、普段のお料理に科学のコツを活用していただければと思います。
少しお知らせが遅くなりましたが、今月のテーマは
「練り物がプリッとする理由 手作りさつま揚げに挑戦!」
かまぼこやさつま揚げなどの練り物は、お店で買ってくるものというイメージが強いと思いますが、実は家で作ることもできるんです。魚の身をフードプロセッサーやすり鉢ですり潰し、塩などの調味料を加えてよく練るとすり身ができます。これを板にのせて蒸せばかまぼこ、小判状に成形して揚げればさつま揚げの出来上がり。「練り物」という名前の通り「塩を加えて練る」という操作がポイントで、これによってタネの粘り気や、仕上がりの弾力が生まれます。
今回は練り物の中でも比較的手作りしやすいさつま揚げの作り方と「練る」ことで何が起こっているのかについて解説します。少し手間はかかりますが、揚げたてさつま揚げの、外はサクッ、中はフワッとした食感は手作りならでは。魚の種類や具の組み合わせを変えて自分好みのさつま揚げを作るのも楽しいですよ。
それから、先月の分も。お知らせするのを忘れていました。
スパイシーな味わいが、蒸し暑くて食欲が低下しがちな時期にピッタリです。こちらもぜひ!
「ヨーグルトの力で鶏肉がジューシーに!タンドリーチキン」
「子どもと楽しむ料理の科学」では、身近な食材や料理を題材に、料理の科学を解説するコラム&レシピを紹介していきます。料理の疑問や、よりおいしく作るためのコツを科学で解説し、まずは保護者の方が読んで面白く、普段の料理に役立てられたり、お子さんと一緒に作って楽しめたりする読み物にできればと思います。キッチンで料理をしながら、もしくは出来上がった料理を食べながら、料理と科学について楽しんでいただければと幸いです。