特急しなの号に乗車して | 沙梨のおなご旅レポート

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sallyは、トランスです。戸籍上では、男性ですが、ブログでは女の格好しているので、「女性」とさせていただきます。

  ​2024年2月3日-2



しなの号は、名古屋から長野まで250kmを結ぶラインです。

383系電車といって、振子式特急形車両です。JR東海の特急電車は、HC85系や373系がある。HC85系はハイブリッド式電車車両ですね。373系電車は、直流特急形電車車両ですね。

HC85系 特急ひだ 南紀 (写真左上)

383系 特急しなの (写真左下)

373系 特急伊那路、ふじかわ (写真右上)



​しなの号歴史

中央本線が開業されたのは、1889(明治22)年のことでした。でも塩尻から名古屋(中央西線)はいつから開業されたかは、わからないけど、全通したのは1911(明治44)年でした。それまでにはたぶん機関車に繋がって走っていたかもしれないね。しなの号は、1953(昭和28)年に、準急列車(現在という快速という感じですが、準急料金も微収される)として運転開始し、1959(昭和34)年に新型車両を投入し、急行列車に変更された。1965(昭和40)年ごろには急勾配で高出力エンジンの気動車が必要され、キハ91形を試作され、試験を行い、新製投入のキハ181系が1968(昭和43)年から特急列車化された。

1973(昭和48)年に中央西線が電化されると、振り子式車両381系が投入された。1995(平成7)年から現在の383系電車が投入された。


キハ181系

振子式車両381系


​振子式特急形電車

主に電車車両がカーブをかけると、120km/hのスピードで車両が傾いた状態で曲がるということです。まるで飛行機がちょっと斜傾すると車内が傾いている状態のようです。昭和48年に振子式電車が投入されたのは中央西線が国鉄で最初でした。現在は中央西線だけでなく、紀伊本線など曲線が多いところに利用されている。

通路を歩くと、カーブをかけると自然に身体が落ちそうになる。遠心力の関係でしっかりと体重をかけていても勝てないです。中央西線といえば、多治見から塩尻までの区間や松本から篠ノ井までの区間では曲線が多い場所なので、右でも左でも傾いている。寝ていたら平気かもしれないが、目が覚めると人によって、酔ってしまう場合もある。



​しなの17号に乗って

名古屋が始点して、千種、多治見、中津川、南木曽(なぎそ)、木曽福島、塩尻、松本、篠ノ井、終点の長野で停止する。

中津川から南木曽では、詩人の島崎藤村が生まれたところです。実家は旧長野県木曽郡山口村(現岐阜県中津川市)出身です。山口村では岐阜県にすぐ近いので、長野県は取られて、岐阜県民になったわけです。他に妻籠宿、馬籠宿は観光地。

上松(あげまつ)では、寝覚めの床がある。相撲界の御嶽海の故郷です。

松本では、烏城と呼ばれる松本城が立派な建物がある。姨捨の夜景が日本三大車窓と呼ばれるほど美しい絶景がある。写真を撮ろうとしたが、特急の窓に反射されて撮れなかった。やはり筑摩(ちくま)は素晴らしい所ですね。名古屋から3時間の鉄道旅でした。



左上 詩人や小説家の島崎藤村

右上 相撲界の御嶽海

左下 上松町の寝覚めの床

右下 日本大三車窓の姨捨夜景



上 馬籠宿(まごめじゅく)

下 妻籠宿(つまごじゅく)




国宝 松本城