Jordanism | 学生団体S.A.L. Official blog

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慶應義塾大学公認の国際協力団体S.A.L.の公式ブログです。

「中東」

 

このワードを聞いてどんな言葉を思い浮かべるだろう。

 

「危ない」「怖い」「汚い」

 

ネガティブのオンパレード。

 

数日前までの自分はそうだった。

 

いま、ヨルダンの地。価値観は一新する。







美しい建物。アラビックで四角い建物。壁は石。

魅惑的な音楽。エキゾチックで魅惑的な音楽。とてもゆったり。

香しいかおり。独特な甘いかおり。心地いい。

広大な大地。無限を感じさせる大地。ただただ広い。

そして、陽気で親切な人々。たくさんの人が話しかけてくれた。

時折のゴミにも、なぜか愛着を感じてしまう。

 

ある男が言った。

“No difference”

「違いなどない」

キリスト教とイスラム教が混在する町、マダバにて。

あたたかい紅茶を僕らにふるまいながら。

男はキリスト教徒とイスラム教徒について言ったようだが、私には違う意味にも聞こえてしかたがない。

中東の人も僕らと同じ時を生きていた。違いなどない、一人の人間なのだ。


どれほどの人がこの事実を受け止め、生きているのだろうか。





荒野の空、一羽の白い鳩が飛んでいた。

この地への偏見の目がなくなるのを願うかのように。



 

いま、ヨルダンの地。価値観は一新した。

 



 

【文責 広報局7期 岡勇之介】