ウガンダの家族 | 学生団体S.A.L. Official blog

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慶應義塾大学公認の国際協力団体S.A.L.の公式ブログです。

私たちはアフリカではなく、「ウガンダにいきます!」といって日本を出発しま
した。


今回は私にとって2回目のアフリカ滞在でした。
1回目のアフリカは高校3年の夏にいった南アフリカです。
テレビでアフリカの人々の暮らしについての特集が放送されていて、
「アフリカってどんな国なんだろう?行ってみたい!」と思ったのがきっかけでした。
実際に行っていろんなアフリカ人と話をして思ったことは、アフリカの人々はとても人懐っこく笑顔が素
敵だということです。貧しくても幸せそうでした。
私は南アフリカに滞在したことで、そんなアフリカの人々が大好きになりました。



今年S.A.L.に入って、アフリカに行けるらと聞いた時はとても嬉しかったです。

「またアフリカ人に会えるんだ」という喜びで心がいっぱいになりました。
今回のスタツアは、ウガンダという国を知ることを目的としていて、
出発前にはメンバーで集まって勉強会を通じた情報交換を繰り返し、念入りに準備をしました。
私は2回目のアフリカということもあり、頭の中で実際のスタツアはこのようなものであろう

とだいたいのイメージをしていました。



ウガンダに16日間滞在。
南アフリカの時とほとんど同じ日数です。
実際にウガンダに着いてみると、私がイメージしていたことと幾つか異なる点がありました。
一つ目は、ウガンダの人々の住まいです。
南アフリカの場合、貧しい人々の家はもちろんありますが富裕層の人の家も沢山
見られました。

一方でウガンダでは、貧しい人の家の数が多くの割合を占めていたのです。
同じアフリカの国々でもやはり差があるのだと、改めて思いました。
二つ目は、ウガンダの人々の心の温かさです。

南アフリカの人々は人懐っこいのに対して、

ウガンダ人は少しシャイだけど心がとても温かかったです。


スタツアメンバーは一人一家庭でホームステイをしました。
私のホームステイ先は女の子三人・男の子一人・母親一人の家族で、
貧しくて電気や水道もないのに、私を常に優先して沢山の食事を与えてくれました。
農業、建築(近所で建設作業が行われていた)、掃除、水汲み、洗濯、ご飯作り、買い物、、、

いろんな経験もさせてくれました。

そして、私が作業している姿を私のカメラで写真を撮ってくれたのです。

「あなたがここに来たという証拠になるわ。

日本にいる家族や友達にウガンダの生活をみせてあげなさい。」と。

最初はカメラを渡したら盗られてしまうのではないかと思っていたのですが、そんなことありませんでした。

道を歩けばウガンダ人は知らない人にだって挨拶をします。

こんにちはではなく、元気?と。

ウガンダ人ってなんて温かい人達なんだ、ありがとう本当にありがとう。そう思いました。



ウガンダ人の貧しい暮らしと温かい心。

私はこの二つのことから思ったことがあります。

まず、私はアフリカの国々を「アフリカ」という一つのものとして捉えていたことです。

南アフリカとウガンダのたった二国の比較をしましたが異なる点は沢山ありました。

同じアフリカの国でもそれぞれ違います。

当たり前のことかもしれませんが、アフリカの国々について考えた時に全て同じようなイメージを浮かべてしまう人は多いのではないかと思います。

もう一つは、私の見たウガンダの人々の暮らしを本当の姿と思ってはいけないという事です。

私はウガンダ人と生活を共にしましたが、私には言えないような家庭の事情があったと思います。

ホストファミリーが苦しんでいる姿を私は一度も見ていません。

だから、ウガンダ人の笑顔が素敵で幸せそうだという考えだけにはとどまってはいけないと思いました。

しかし、たった数日間の滞在だけでは彼らを知ることはできませんでした。

もっと彼らのことが知りたかったです。


願いが叶うのなら、またウガンダに行きたい。

ウガンダにいる私の家族に会いたい。


滞在中はあまりにも役立たずだったので、少し成長してから

Nalwoga Mana Nedira Manbaとしてウガンダにまた行きたいです!

(↑ホームステイ先でもらった私のウガンダネーム)


【イベント局1年 相原愛】