中東スタツアが始まってあっという間に一週間が過ぎた。
ヨルダン、イスラエル、パレスチナ...
たった一週間だが、この短い期間で中東に対するイメージは変わった。
中東に行きたいと両親に言った時、「危険じゃないの?」と返事が返ってきた。
友人に中東に行くと言うと皆が口々に「そんな危険なところに行くの?行って何するの?」と言った。
“危険なところ”
私も中東に降り立つまでは少なくとも良いイメージはなかった。
日本のメディアでは常にシリアでの暴動やパレスチナ問題が取り上げられている。
ニュースを見れば、暴動や戦闘で怪我人や死亡者が報道される。
しかし、私はメディアでは報道されない現地の人々の生の声を聞きたかった。
何百字という限られた字数
数十秒、数分という限られた時間に収まりきらずにカットされた部分を知りたかった。
実際に現地に行ってみると、道ですれ違う度に多くの人が「コンニチハ」、「ハロー」と声をかけてくれる。
男性だけでなく、若い女性からも。
サムライの真似をした人もいた。
ご飯を食べている時にすれ違いに話さかれらることもあり、気さくさに溢れていた。
そして、会話をしていて「お金があるわけではないけれど、毎日幸せだよ」と話してくれた人もいた。
確かに中には生活に苦しみ、物乞いをする人も見かけた。
しかし、中東に対する“危険”というイメージは一方的な偏った報道による見解だと感じた。
そこに住む人達は信心深く、親切な人も数多くいるのだ。
現地に行かないと分からないことが沢山あるのだ。
こうして一人一人の人間性を垣間見ていくうちに、さらに彼らのことが知りたくなってきた。
そして、学び、感じたことを日本に持って帰りたい。
【文責 1年PM局 小池彩乃】