3大宗教の聖地、エルサレム。
新市街に降り立ってまず始めに思ったことは、"まるで違う"ということだった。
中東という言葉から連想されるイメージとは正反対に、街は華やかで、現地人は親しみやすい。
それまでの"怖い・空気が張り詰めている"というイメージは完全に崩れ、今まで何を見て、知っている気になっていたのかという気持ちにさせられた。
しかし旧市街に行くと、"イスラエルぽさ"があった。
狭い道を多くの店が囲み、多くの観光客で通りは埋め尽くされ、吊らされた商品が彼らを魅きつける。
ただ"違う"新市街と"らしい"旧市街は共通して、人の心の距離は近い。
歩いていると、「こんにちは」と日本語で話しかけられることも多々ある。中国人と思われて「ニーハオ」と言われることの方がはるかに多いが。
彼らを見て彼らと話していて、イスラエル・パレスチナ問題といったものがまるで想像できない。
もちろん自分が観光客であることや、挨拶程度の話しかしてないのもあるけれども、その人間性からみて"誰とでも"仲良くやっていくことができると確信できる。
旧市街を歩いていて何気ない落書きに目を奪われた。
"Yes We Can Make The Peace"
彼らも同様に考え、平和を望んでいる。彼ら自身の手で平和を"作れる"と信じている。
平和までの唯の一歩、されど大きなあと一歩が何であるのか、このスタツアの中で学んで行きたいと思う。
【文責:PM局 1年 豊貴捷太】