ベールにつつまれて | 学生団体S.A.L. Official blog

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慶應義塾大学公認の国際協力団体S.A.L.の公式ブログです。



こんにちは!


夏真っ盛り。

みなさんは夏休みをどのように過ごされていますか?


旅行や花火大会へ行ったり、海水浴へ行ったりと、

心おどる行事で予定がぎっしり詰まっていることと思います。



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さて、S.A.L.では夏休みに入るとこんな会話をよく耳にします。


「最近○○に会ってないなぁ・・・」

「ああ、○○は今インドだよ、スタツア、スタツア!!」


このように、夏休みに入ると普段はにぎやかなS.A.L.も少しさみしくなります。


S.A.L.では海外でのスタディーツアーが企画され、

メンバーは長期休暇中に海外へ飛び立ってしまうのです。


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夏真っ盛り。

S.A.L.メンバーは今年も海外へ飛び立ちます。


そのスタディーツアー第1弾が

「中東スタディーツアー」です。




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「中東」という言葉を聞いたとき、

みなさんはどのようなことを思い浮かべますか?


砂漠、石油、ラクダ、暑い!などのイメージもあれば、

テロ、原理主義、戦争といった危険なイメージもあると思います。


しかし、それらは、あくまでも「イメージ」であり、

「イメージ」だけでしか中東を知らずにいます。


そこで、今回のスタディーツアーでは、

自分の目で見て、自分の耳で聞いて、自分の肌で体感して、

「中東世界」を、「イメージ」だけでなく、

「真実」を語れるようになることを目標としました。


この目標達成のために、学びのテーマを3つに区分しました。


1:宗教

2:アイデンティティー

3:地形/気候


これらは、今回、イスラエル・パレスチナと、ヨルダンで学びます。



3代宗教の聖地エルサレムにてインタビューを行ったり、

ユダヤ人、パレスチナ人、ヨルダン人、中東の女性、

といったアイデンティティについて考えたり、

砂漠や死海など、中東ならではの地形や気候を

体感したりすることを予定しています。



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本日、8月22日は日本より出国して2日目になりますが、

イスラエルはエルサレムに到着し、

市内を歩いて回ったり、街中の方々とお話しをしたりしました。


真っ青な空に、大きくて真っ白な城壁が並ぶこの街は、

何年も何百年も前から時が止まったように感じます。


聖書で読んだ街並みの「イメージ」が

この街にはそのままに広がっています。


これがエルサレムの「旧市街」です。


しかし、その「旧市街」と隣り合わせでいるのは、

路面電車が走り、ブティックやアクセサリー店、

飲食店が軒を連ねる「新市街」です。


街の建物や地面の色々は「旧市街」と同じですが、

近代的な香りが漂っています。


この「新市街」は私の中で、

新たな「イスラエル」のイメージを形作りました。


厳かな聖地エルサレムでは、

イスラエルの遂げた発展を感じることができます。


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「イメージ」は虚像のようなものです。


勝手な「イメージ」が相手を非難するきっかけになることもあれば、

「イメージ」が原因でお互いが憎しみ合っていることもあります。


イメージが渦巻き、イメージによって形作られようとしているこの中東で、

ベールに包まれている本当の姿をたくさん学んできます。


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中東スタディーツアーでの気づきや様子を、

今後随時、更新させていただきます。

みなさまに、少しでもベールの中身をお伝えできるよう、

メンバー一同、学んでまいります!



【文責:渉外局 2年  大木千加】