消しゴムとペン、何を描く | 学生団体S.A.L. Official blog

学生団体S.A.L. Official blog

慶應義塾大学公認の国際協力団体S.A.L.の公式ブログです。

「1001のバイオリン」THE BLUE HEARTS
1001のバイオリン / THE BLUE HEARTS

「ヒマラヤほどの 消しゴムひとつ
 楽しい事を たくさんしたい
 ミサイルほどの ペンを片手に
 おもしろい事を たくさんしたい」



こんにちは、広報局2年の原口さとみです。

THE BLUE HEARTSの、1001のバイオリン。
最近宮崎あおいさんが出演されているCMで、耳にする人も多いんじゃないでしょうか。
もっとも、私ももともとTHE BLUE HEARTSやザ・ハイロウズを聞きはするものの結構曲は偏りがちで、この曲はCMで初めて耳にしました。

そして、初めて耳にした時から、ずーっとずーっと、上に掲載した歌詞が心に残って離れません。ここ何日もずっとリピートです。笑
彼らには多くのファンもいますし、もともとファンじゃなくても私のように感じた人もいるはず、と思い、軽く調べてみると色々な解釈を見ることができました。

その中でも多かったのは、やはり当時(1993)学生だった、学生運動世代の子世代でありバブル誕生と崩壊を目にした人々の解釈:「揺籠から墓場まで馬鹿野郎がついて回る」についての共感です。正直まだ20歳の私にはその部分には共感というか解釈が難しくて出来ません。

が。

最初に上に記載した歌詞に、まるで地球で初めて太陽が昇って靄の中光が差し込んできたような、そんな情景を想像できて、なんだか常に世界のどこかで起きている争いが光に包み込まれてなくなるような気がしました。そんな情景、実際見たことあるわけはないですけど(笑)
でも、ヒマラヤの高さ程の消しゴムがあったら、世界中の争いを消したいと思うし、その消した部分には争いに使われたミサイルほどの大きなペンでみんなが楽しくなれるようなものを描きたいと、私はそう思います。



音楽の力ってすごいですね。紙に書かれたコトノハに音と気持ちが乗ることで、こんなに人を創造力で駆り立たせることができる。

いつもこのブログでは国際問題について結構距離を近づけて書くのですが、ちょっと今回は「国際問題」というより「人の行動に変化を与える」というところにフォーカスを置いて書いてみました^^



長くなりましたが最後にもうひとつ。

これはTHE BLUE HEARTS解散後、サ・ハイロウズで甲本ヒロトさんが作った曲で、バームクーヘン(=年輪/人間の歩みに例えている)というタイトルなのですが、高校の時聞いて自然に笑みがこぼれた曲です。知っている人はいま一度、知らなかった人には是非聞いてもらいたいという気持ちで、お裾分けしたいと思います。

※動画はアップロードされていないので、tsutayaかamazonにてどうぞ。もっとも、アップロードもいけないんですが。。


「バームクーヘン」ザ・ハイロウズ

鳥は飛べる形 空を飛べる形
僕らは空を飛べない形 ダラダラ歩く形

ダビンチのひらめきと
ライト兄弟の勇気で
僕らは空を飛ばないかわり
月にロケットを飛ばす

※たとえでっち上げたような夢も
口から出まかせでもいい
現実に変えていく
僕らはそんな形

プラモデルのジオラマで
兵隊にパンを渡す
翼を持って生まれるよりも
僕はこの両手が好き



僕はこんな形 ダラダラ歩く形
オートバイに乗る形 コーヒーを飲む形
バームクーヘン食べよう