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慶應義塾大学公認の国際協力団体S.A.L.の公式ブログです。

こんにちは。武井ヒロアキです。

世間はGW最終日、今年も5月に入ったんですね。





さて、僕は、
年末からカンボジアの地雷問題について勉強を重ね、

3月のスタディツアーでは現地の「リアル」に圧倒され、

4月のライブ&ピースでは、
これまでの「LEARN」を少しでも「SEND OUT」に繋げられれば、

と尽力してきました。

そんなこんなで、たくさんのことを経験させてもらいました。




ライブ&ピースでは
「世界にはいまだ1億個の地雷が埋まっています」
「その地雷を撤去するには1000年以上」
「地雷は一個あたり300円程度」

そんな風に情報を簡潔にまとめて伝えていきました。



しかしながら、
地雷という問題はそんな表面的な説明では片付けられないのは確かです。

もちろん、国際問題の入り口として、イベントは大成功だったと思います。

しかし、問題の本質にまで迫ることは容易ではありません。






実際のところ問題の本質というものは
「伝える」ものではないと思います。

簡単に言い直すと、
伝えられるのは「情報(データ)」まで、そう思っています。




つまり、地雷という問題の現状を伝える上でも
「◯個、◯年、◯円」という情報(データ)を伝えるしかありません。

そこに、地雷問題への考察や批評を加えたとしても
それも結局は他人の+、-の評価(データ)に過ぎません。



その意味で、
問題の本質に迫るとは
「自らが問題に対して意識を持つこと」

意識を持つとは、
「自らが問題に対して考え方を持つこと」

最近、そう考えています。




しかし、逆説的ではありますが
「意識の創成」には情報(データ)が必要なことも確かです。


イベントを終えた今、
S.A.L.として「意識の創成」を積極的に促せるような

「新鮮で興味深い情報(データ)を発信していきたい」

と強く思っています。

そのために何ができるのか。
そんなことをいつも考えるようになりました。



イベントに協力してくれた皆様、ありがとうございました。

これからもS.A.L.をよろしくお願いします。