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慶應義塾大学公認の国際協力団体S.A.L.の公式ブログです。

4月に入り、一年生は新しい環境に慣れるのに苦労しているのではないでしょうか。

今回は、新歓期であるため、少し新入生向けに行動力について書きたいと思います。

今年の春、私はアメリカの教会に2ヶ月間滞在しました。

私はキリスト教信者ではないですが、毎週末にミサとbible study(聖書の勉強)が設けられ、キリスト教の教えから多くのことを学びました。

その中でももっとも印象に残った聖書の一箇所を紹介したいと思います。


わたしの兄弟たち、自分は信仰を持っていると言う者がいても、行いが伴わなければ、何の役に立つでしょうか。そのような信仰が、彼を救うことができるでしょうか。もし、兄弟あるいは姉妹が、着る物もなく、その日の食べ物にも事欠いているとき、あなたがたのだれかが、彼らに、「安心して行きなさい。温まりなさい。満腹するまで食べなさい」と言うだけで、体に必要なものを何一つ与えないなら、何の役に立つでしょう。信仰もこれと同じです。行いが伴わないなら、信仰はそれだけでは死んだものです。
(ヤコブの手紙2章 14 節~18 節)。

これであなたがたも分かるように、人は行いによって義とされるのであって、信仰だけによるのではありません(ヤコブの手紙 2 章 24 節)。

魂のない肉体が死んだものであるように、行いを伴わない信仰は死んだものです(ヤコブの手紙 2 章 26節)。



どんなに熱いハートを持っていても、強い思いを抱いていても、
実際に行動に移さなければ何の意味もない。

このことは自分の日常生活の多くの場面に当てはまると感じました。

こんなことやりたい!この問題解決したい!
といった思いを抱いても、最近忙しいから、とか、現実問題実行するのは無理でしょ、などといった言い訳をしては諦めてしまいます。

生物学的にも人は行動するよりも行動しないことを選んでしまう、
と言われていますが、実際行動に移すのはとても難しいです。
しかし、行動しなければ何も変化せず、その思いは台無しになってしまいます。


国際協力に関しても同じことが言えるのではないかでしょうか。


人身売買や、児童労働、発展途上国の生活環境のドキュメンタリーや新聞を読んで、
可哀想、何とかしてあげたい、と思うことは誰にでも出来ます。


しかし、こんなに大変な境遇にいる人がいるんだ、と同情しても何か変化があるわけでもないし、何の問題も解決しないし、何の影響力も与えません。

皆さんはこういった時、自分で行動する力を持っているでしょうか。

SALでは、自分達で国際問題を何とかして解決したいと思い、自分達に何か出来ることはないかと考え、実際海外へスタディーツアーへ行ったりチャリティーライブを開催するなど、行動に移しています。

このブログを読んで、自分も何か行動したい、困っている人の為になりたい、と思った新入生は是非S.A.Lに顔を出して下さい^^


3年 瀧川美紀