最近考えていること | 学生団体S.A.L. Official blog

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慶應義塾大学公認の国際協力団体S.A.L.の公式ブログです。

世界ではまだ数々の紛争が起こり、貧困に苦しんでいる人々がいる。


しかし、日常生活でそれについて思い出すことは少ないのではないのか、と最近思う。


ハイチで地震があったりだとか、タイで暴動が起こったりだとか、そのニュースがホットだったら目に留まるかもしれない。


しかし、興味がなかったり、注意していなかったりすると流れてしまう情報でもある。



今日、ハイチで震度6の地震があったよって聞いてもあぁ大変なんだなーとかしか思わなかったり、インドで飛行機が落ちたって聞いても、あ、自分がいたときじゃなくてよかったって思ってしまったり……。


こういった問題に対して何かしなければと思っても、それは一瞬のことで、楽しいことがあったり、余裕がなかったりすると、遠くにいる誰かを思いやる気持ちはどこかに飛んでしまったりもする。



無責任な話だし、冷たいといわれてしまえばそこまでだけど、平和な日本に住んでいる限り国際問題について常に考えるのも難しいことなのかもしれないし、距離が離れてしまうと、それだけ他人事の傾向が強くなってしまうのは仕方のないことなのかもしれない。



だからといって、どうせ何もできないからって考えること自体をやめてしまうのもまた違うと思う。

常に考えることは無理だったとしても、ふとした瞬間に思い出すことが、その人の何気ない行動につながったりする。

注意してみているだけで、街角の募金箱や、国際協力に関するイベントに目が留まったりする。


自分にはなにもできないと思っていても小さなことを積み重ねることで何らかの貢献につながっていたりする。


そのことを頭に入れて毎日を過ごしていきたいと思う。



文責 深瀬 詩織