『伝える』って何? | 学生団体S.A.L. Official blog

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あなたは、『伝える』ってどういうことだと思いますか?







私は、この質問を多くの人にしている。
自分自身が、この「伝える」とはどういうことなのかということを日々考えているからだ。

今日は、この質問の答えとして、私が一番ビビッときた答えを、皆さんにお裾分けしようと思う。




「伝えるって何?」

ほとんどの人は、この質問をする中で考え込む。
だが、唯一彼は私にその質問をされるのが最初からわかっていたかのように、サラッと答えた。

「イマジネーションと息づかい」

と。

彼は続ける。

まず、『伝える』ということは、伝える人が頭の中でイマジネーションしたものを、受け手へ届けるもの。そのイマジネーションが受け手の頭の中に思い浮かんだら、それが『伝える』になるんだ。


もう一つ、『伝える』ということは、息づかいを届けること。
これは、簡単に言えば、「友達と話すとき」と同じことということなんだ。
友達と話すとき、息づかいを含めて話をするということだろ?
それは、たとえテレビを通してでもネットを通してでも、同じことをしないと『伝える』にはならないと思うんだ。
息づかいを届けられるようなものが、本物の『伝える』なんだ。
テレビの前でも、そこに友達がいるように、話すとうまく伝わる。


私は、この答えに感銘を受けた。
私では考えられない、深い答えだと思う。

そして、この『伝える』をすることは、本当に難しいことだと思う。
イマジネーションを頭の中で思い浮かべることはできるが、それを届けることはできるだろうか。
息づかいを伝えるにはどうしたらいいのだろうか。

これから、考えていきたいと思っている。



『伝える』ということは、皆に関わりのあることだと思う。
S.A.L.のように国際問題の啓発をするということも、学校の授業で発表するということも、友達と話すということも、『伝える』ということだと思う。

皆さんも、『伝える』ということ、考えてみてください。


最後に、実は今回『伝える』について語った「彼」とは、私の祖父だ。
意外に身近に、感銘を受ける人はいるのだ。
皆さんの周りにも、きっといるだろう。
話を聞くということ、大事にしたいと再実感した、一日だった。