LIVE&PIECEⅡ 準備日記2 | 学生団体S.A.L. Official blog

学生団体S.A.L. Official blog

慶應義塾大学公認の国際協力団体S.A.L.の公式ブログです。

こんにちは、イベント局の伊藤由佳です。

4月24日(土)のイベントまで、あと1週間ほどとなりました!
イベントの準備も大詰めになってきています。


LIVE&PIECEⅡのフロアスペースでは、去年大盛況であったLIVE&PIECEⅠの写真や成果報告、今回のイベントのテーマである「地雷」の写真やカンボジアの写真を見る事が出来ます。
少しでも多くの事をみなさんに伝えられるように、このような展示を設けたので、LIVE前後に是非見てくださいね。

また、去年と同様、物品販売も行います。
イベントでしか販売していない、様々なSALグッズを手に入れるチャンスです。こちらも是非チェックしてみて下さい。

そして、今回のLIVE&PIECEⅡに協賛頂いたアブロードジャパンさんのブースも設けています。
海外ボランティアやインターンシップに興味がある方、また今回のイベントで興味を持って下さった方などはブースにて様々なお話を伺う事が出来ますよ。みなさん、気軽にお立ち寄りください。
アブロードジャパンHP → http://www.projects-abroad.jp/


当日は、ステージだけでなく、フロアスペースにも是非注目して下さいね!



ここからは、私が実際「カンボジアの地雷原」へ行った時の事を少し、書きたいと思います。


カンボジアでは、今回のLIVE&PIECEⅡの支援先でもある、JMASさんにお世話になり、タサエンやバッタンバンで地雷原や地雷撤去を行った土地に作られた学校などを見学させて頂きました。

JMASは、日本の自衛隊のOBの方々の集まりのNGO団体です。現地住民に対して、地雷撤去作業訓練を行い、現地住民が自分たちの力で永続的に地雷撤去作業が出来るような環境を作っています。


デマイナー(地雷撤去を行う人)は、会社員のように土日休みであり、大体朝から15時過ぎくらいまで働いているそうです。


その現場を見学させて頂いたのですが、ものすごい暑さなのです。

その日の気温は45度もありました。

それでも現地の人々は「今日は風があるから、まだ良い方」と言うのです。

そんな極暑の中、私たちはデマイナー(地雷撤去を行う人)の方と同じように、プロテクターを付け、地雷原へと見学に行きます。

SANY0025.JPG

プロテクターをつけると、さらに暑いです。
15分くらいで立っているのが精一杯になります。

その暑さの中、デマイナーの方々はとても危険な作業をしなければなりません。彼らは、その作業を慎重に、そして黙々とこなしていくのです。

休憩時間があっても、冷たい水が飲めるわけでもなく(どんなに冷やしていっても、すぐに40度程のお湯になってしまいます)灼熱の中プロテクターを付けて淡々と危険な作業を行い、休憩時間には木陰で休む程度です。

私は余りの暑さと、デマイナーさんの仕事風景にただ唖然としてしまいました。



また、デマイナーの方々は、想像以上に若く、女性の方も多いのです。

私が初めてデマイナーの存在を知った時は、「青年男性や軍隊の経験がある人」が行っているのだろうと思っていました。

しかし、実際は私たちと同じ年くらいの若い女の子たちがたくさんいます。

女の人もいる、とは聞いていたのですが、ここまで若い子たちがいるとは思っていませんでした。

休憩時間やお昼休みの彼女たちは、日本の若者たちとなんら変わりありません。日焼けを気にしたり、お弁当の中身を交換したり、と楽しそうに話をしていました。
まるで、中学校のお昼休みのようです。

しかし、彼女たちは休憩が終わるとまた黙々と地雷撤去作業をこなしていくのです。



カンボジアの地雷原では他にも驚かされる事ばかりでした。
地雷について勉強をして、初めてカンボジアの地雷原を訪れて、気づいた事、知れた事はたくさんあります。

それを、今回のイベントで少しでも伝えられたらいいなと思っています。
日本では中々見る事が出来ない地雷処理の映像なども見れるので、4月24日(土)のイベント、是非来て下さいね!