赤レンガ準備日記4「DAYSもSALも両方見てってくださいね♪」 | 学生団体S.A.L. Official blog

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慶應義塾大学公認の国際協力団体S.A.L.の公式ブログです。

初めて投稿させて頂きます。草場孝仁です(環境情報学部2年、イベント局所属)


★前略、読者様へ
日本は今政治的に新しい潮流が生まれようとしています。ご存じの通り、自民党に代わり鳩山新政権が16日にも誕生する模様。内政、外交共に如何に舵をとっていくのか注目されるところです。


翻って世界に目を向けてみましょう。


ウイグル自治区ウルムチでは漢族によるとみられるデモにより5名が死亡したとの報道。北朝鮮によるウラン濃縮が最終段階に入った模様。北極の気温がこれまでの2000年間で最も高水準に達しているとの調査結果。インドネシアジャワ島の地震では60人以上が亡くなり、さらなる犠牲者の捜索が続いています。


インターネットのニュースにざっと目を通しただけで、このような記事はいくらでも出てきます。


まさに世界は混沌としている。地球上のどこかで、毎日必ず、我々が想像もできないような悲しいことが起きているようです。


日々生まれる争い、緊張、悲劇はニュースとして世界を飛び交い、PCのディスプレイのの向こう側で消費され続ける。片手にサンドイッチを頬張りながら、エアコンの効いた部屋で…さらには、専ら私たちの興味対象は世界の現実ではなく、元アイドルの覚せい剤事件といった半ばゴシップ化されたものばかり。


もちろん、覚せい剤の濫用事件を軽んじるつもりはないのだけれど、どうしても「海の向こう」、「想像力の及びにくい遠くの世界」で起きていることと比較してしまう。


そして、
「我々は世界の現実をきちんと知り得ているのだろうか??」ということを考える。

このように、世界の現実は往々にして見過ごされやすく、また加工され見聞しやすいものに作り変えられて供給されるという事実があります。



★そんなところから一歩抜け出し、新しい「視点」を自分の中に創りたいとは思いませんか?
DAYS JAPAN主催、「横浜国際フォトジャーナリズムフェスティバル2009」へ是非お越しください!
( HP: http://photofestival2009.seesaa.net/ )



★そもそもDAYS JAPANは何なのか??
(参照:http://www.daysjapan.net/about/index.html)

DAYS JAPANは日本で唯一ののフォトジャーナリズム月刊誌です。ジャーナリストの広河隆一氏が編集長を務め、9・11後のジャーナリズムのの弱体化に対抗する形で創刊されたというのが大まかな概要です。
その思いは
 ■「人間の命と尊厳」「自然の環境」を守る雑誌。
 ■「権力の監視」というジャーナリズム本来の役割を担う雑誌。
 ■「差別、抑圧、飢餓、男性の女性に対する暴力」などに取り組む雑誌。
 ■フォトジャーナリズムを中心にした雑誌。
 ■世界の最高水準のドキュメンタリー写真を掲載する雑誌。
という氏の信念に支えられ、2004年4月の創刊から今日まで版を重ね続けています。

是非一度、実際の雑誌を手にとってご覧になって頂きたく思います。普段の日本の雑誌、新聞、テレビでは決して見ることのできない、「世界の現実」がそこには映し出されています。



★DAYS JAPAN写真展とSAL主催企画Smile Photoについて

そんなDAYS JAPANですが、前回07年開催に引き続き、今年も横浜赤レンガ倉庫にて写真展を開催します。今年で5回目を迎えるDAYS JAPANの「地球の上に生きる」写真展、及び広河隆一写真展を中心に他様々な企画を用意しています。ペルピニヤン(仏)、アムステルダム(蘭)等の国際的写真展から着想を得て創られたものです。上述の、普段の日本の雑誌、新聞、テレビでは決して見ることのできない「世界の現実」、それを伝えようとする現場のジャーナリスト達の思いが伝わってくるのではないでしょうか?

是非一度お越し頂き、世界の現実について思いを巡らせてほしいものです。


そして、すでに告知済みではありますが、我々SALもDAYS JAPAN様からブースをお借りし、Smile Photo という企画を実施致します。この企画、カンボジアの小学生、日本の小学生、そして日本の芸能人の方々にあるお題を出し、写真をとってもらうというものです。そのお題というのが、

  「たいせつなもの」
  「生活のなかでいやなこと」
  「自分の国の紹介」

というものです。(詳しくは前掲の準備日記をお読みいただきたく思います) 


 
 一体、どんな写真が登場するのでしょうね♪今から楽しみだ♪(展示予定写真の一部が本ブログ8月31日付記事にて紹介されております。ご参照ください)

ここで、スタッフの一人として、ご来場をお考えの皆様にアドバイス的なことを一つ!
それは、「DAYS JAPANの写真展、SALのSmile Photoの両方をご覧頂き、両者を比較して欲しいということ」です!!

 DAYS企画 =プロが撮った写真
  
 SAL企画  =子ども、SALメンバー、芸能人が撮った写真

世代も異なれば、国境も異なる。撮る技術レベルも違う。レンズを向ける対象も様々

 そんな彼らの世界が「写真」を通してぶつかり合う

プロだからこそ撮り得る写真の数々に圧倒されるもよし。日・カンボジア両国の子ども達の視点から世界を考えるもよし。気になる芸能人の方の意外な一面を発見できるかもしれない。。

DAYS JAPAN による写真展示と我々SALによる写真展示。 二つを合わせてご覧頂き、今までの写真展とは一味もふた味も違う面白さを実感してください!!




以上


2009年9月11日


文責及び連絡先
草場孝仁
慶應義塾 環境情報学部2年
学生団体SAL イベント局所属
連絡先: t08335tk@sfc.keio.ac.jp