晴れときどき Sweet Candy Rain -4ページ目

晴れときどき Sweet Candy Rain

考えたことや思い出話をいろいろ話したい。
☆火・金曜日12時更新予定(例外あり)☆

ごきげんよう、ざらめの雨です。

 

金曜日更新にしました。

今回はゆる言語学ラジオの話。

 

インプット奴隷合宿で、古典的名著を読んで語る回。

場所は酸ヶ湯温泉だそうです。

 

Wikipediaによると、

「青森県青森市南部にある八甲田山系の火山起源の温泉」

とのこと。

 

Wikipedia「酸ヶ湯温泉」

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%B8%E3%83%B6%E6%B9%AF

 

動画タイトルでは「古典的名著を語る回」と言いつつ、

水野さんの本『会話の0.2秒を言語学する』を成功事例として、

そのフォーマットを使いまわした新著執筆を堀元さんに書かせようという企画会議の話でした。

 

 

●『利己的な遺伝子』の内容、ホントに知ってる? 古典的名著を語る回。

2025/11/18 配信

 

 

最初に、私がTHE水野さんだと思った箇所をピックアップ。

 

45:53 

僕は、あの本って『あ、ここ面白い』って思った感動を、極力瑞々しく再現するっていうことを狙って、それを知らなかった自分が1 番伝わるようにそれを書いたという感じ

 

50:32

クリックの0.2 秒を調べ上げたら、何にどういう風に堀さんが変わるんだろうね

 

さらっと言っていますが、こういう部分コアにつながっている感じがします。

 

「自分が変わる」という体験にこだわり続け、それを中心(コア)にしている男。

私の中では水野さんはそんなイメージでございます。

 

水野さんが堀元さんに質問をするたびに本のイメージや内容が深まっていくのは興味深くて、ここだけでもかなり見ごたえあると思います。

 

企画会議って面白いよね。

 

 

  マクルーハンのたとえ話が下手過ぎ問題

 

前半、マクルーハンの名著『メディア論』の話。

これ、めっちゃおもしろくて。

 

<15分あたり>

堀元さん:

ここで書かれてるチェアとカウチの違いについての説明がね、すごい分かりやすいから皆さんに紹介しておきたいんですけど

 

「人間の拡張として見れば、チェアは専門家風に臀部を奪い取ったもの。」

「言うならば尻の絶対奪格である。」

 

水野さん:(困惑)

ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。

 

----------------

 

えぇと、何を言っているのか実は最後までわかりません。

「絶対奪格」自体はラテン語の文法用語だそうです。

 

あとでコメント欄の賢い人の解説を抜粋します。

 

----------------

 

で、この「尻の絶対奪格」という話が最終的に、

 

<35分あたり>

水野さん:要はだって、

何かと接触してたらその部位の絶対奪格って言えるんだもんね。

 

堀元さん:多分。

 

水野さん:だからコップは唇の絶対奪格ってことですよね。 

 

堀元さん:うん。多分そうですね。そうそうそうそう。

 だし、専門家風に唇を奪っているわけですよね

 

水野さん:(笑)え。これ唇奪われてんの? 

専門家風にキスしてんの?

 

堀元さん: そう、キスの専門家に唇奪われてんの

 

水野さん:え、コップって?

堀元さん: コップって多分。

水野さん:そうだったの?

 

堀元さん: 多分。ええ。

だからコップ@キスの専門家っていうTwitterアカウントがあるでしょうね。

 

----------------

 

いや、もう意味が分からないのよ。

 

どうして『メディア論』に出てきた「尻の絶対奪格」という謎ワードから、「コップ@キスの専門家」っていう変なナンパ師みたいなのが生まれてるのよ。

 

賢い×おバカ→笑いの怪物誕生

 

みたいな感じなのよ。

 

奇跡を見ちゃったねキラキラ

 

「唇を奪う」という言葉(日本語)が、

たまたま「キスをする」という意味だった。

 

だから、こういう面白い展開がありえたんだよね。

 

もし「唇を奪う」が、たとえば、

「言葉を奪う」とか「言論統制する」とか(※)

そういう意味だったら、こういう面白い話には

 

・・・たぶん、なっていないよね?

 

 

 

これがこの番組の真骨頂。

 

ライブで友達と話すってことの

面白味みたいなものなんだろうね。

 

なお、この話が面白すぎたので水野さんプレゼンツの『利己的な遺伝子』のくだりは割愛します。

 

気になる方は動画をご覧ください♪

 

 

  結局、尻の絶対奪格って何よ?

 

ということで、コメント欄から言及しているものを抜粋。

全部は回収できてないと思う。

 

なお、ChatGPTに解説してもらったものをそのまま貼っている人が2名以上確認されましたが、それらは省略しています。

 

生成AIによる解説は、各自でお試しください。

 

*:;;;;;;:*:;;;;;;:*:;;;;;;;:*:;;;;;;:*:;;;;;;;:*:;;;;;;:*:;;;;;;;:*


@legleg3172
「尻の絶対奪格」ってつまりは、例えばソファーに座っている人間の行動に「ソファーに座っているから」という理由がくっ付けられるって事じゃないかな?
「ソファーに座っているから眠くなる」「ソファーに座っているからスマホを触る」とか。
「ソファーに座っているから」という言葉そのものがソファーのメディアとしての性質である、という事だと思う。 

 


@りとる-d9h
尻の絶対奪格、個人的にはめちゃくちゃわかりやすい例えだと思いました。


chairが、尻とそれを伴う人のあるがままの姿(品詞)にかかわらず、論理的に固い思考をせねばならないという状態(別の品詞)へと“奪格”してしまうということではないでしょうか。


chairに座ることで人は合理的な思考する様になり、sofaに座ることで人は合理的に考えることをやめる。
椅子が人の行動を変えるmediaだということを表現したいがための一節だと感じます。 

 


@nandemotsukuruyo
「尻の絶対奪格」をチャッピーと議論した結果、
尻をもがれてるというより尻に挿入されるというニュアンスだった。

奪格=ラテン語の名詞の格の一つでもう少し直感的に命名すると「状況格」。
絶対奪格=奪格の節を接続詞なしでインサートしてポン付けできる表現「母親激怒、私はバイトした。」
「専門家風に臀部を奪い取ったもの」=チェアに尻をインサートしてるのに、人格主導権を奪われて、チェアから専門家風人格をインサートされてる。
「尻の絶対奪格」=尻にはメディアをインサートして人格・文化を拡張するモジュール性がある。 

 


@masayasuyamamoto571
「専門家風に」というのは、訳が良くないのではないか? 立場が上である人が権威を行使してという意味ではないか。
「尻を奪い取ったもの」相手の臀部から相手をコントロールするモノとしての椅子を言っているのでは。

西洋の椅子は、エジプトのスローンから始まり権威の象徴として長い歴史があります。つまり、椅子に座ることができること自体が権威の象徴だったわけです。先に座っている人が相手に座る事を許可すること自体がその場での力を意味します。
また、相手に椅子を勧めることによって、場の関係性を戦略的に操作することもできます。例えば、重役室で窓を背にした重役が訪問者を窓に向かって座らせることによって、逆光で自分の表情を見えづらくし、反対に重役は順光で訪問者の表情がよく見えるようにすることもよくやることです。また、店舗設計などで椅子を座りづらくしてお店の回転率をあげることもあります。
イスという「カテゴリー」がメディアなのだと言っているのでは。 

 


@あさくらばねじん-y3d
お尻の 機能を チェアーが 奪って、その結果「座り方」「座って 休むか? 仕事するか?」が 変わった と いう意味 なんだろう けど…、マクルーハン 言語脳じゃ ないよね。 

 


@shrapnelnahum4430
趣味でラテン語を勉強している者です。尻の絶対奪格について真面目に考えてみます。

絶対奪格は「絶対奪格の意味上の主語と主文の主語が一致しない」という原則があります。なので今回のケースだと、「Aさんがチェアに座ったので、Aさんの行動が変わった」という文では絶対奪格を使うとは考えづらいです。文脈を汲んで考えると、「Aさんの尻がチェアに座ったので、Aさんの行動が変わった」という文にするのが妥当でしょう。「Aさんの尻がチェアに座った」という部分が絶対奪格になり、「Aさんの行動が変わった」という主文の原因を示します。
絶対奪格は主文から独立しているという性質があるので、比喩的にこの文を解釈すればAさんの尻がAさんから独立していると言えます。言い換えれば、Aさんの尻はAさんから奪い取られているわけです。尻の絶対奪格という表現はこの状態を指しているのでしょう。また、これは「チェアは専門家風に臀部を奪い取ったもの」という表現の言い換えとして成り立つといっても過言ではないかもしれません。

(頑張って肯定してみましたが、正直動画を見た限りだとそこまで深い意味があるとは考えづらいです。ablate(奪う)にablative(奪格)をかけた冗談ではないかと思います。) 

 

*:;;;;;;:*:;;;;;;:*:;;;;;;;:*:;;;;;;:*:;;;;;;;:*:;;;;;;:*:;;;;;;;:*

 

みなさんは、お分かりいただけましたでしょうか。

 

私は、なんとなくわかりました。

こうして見ると高等なジョークですね。

 

いや、やっぱりわからないかも……。

マクルーハン難しすぎない?!

 

完全に余談ですが、ときどきコメント欄にいる「水野さん大好きな人」が気になってしまいます。

浴衣はだけててほしかった的な書き込みをみちゃったんだよね。

なんか、すごいね。ひっそり応援しちゃう。

 

----------------

 

 

(※)「唇を奪う」という表現について

 

あがた森魚の「いとしの第六惑星」という歌の中に

「唇を奪う」という言葉が出てきます。

 

それを思い出しました。

 

♪かえりたくない かえりたくない

 君の唇奪うことばをしゃべるとこへは

 かえりたくない かえりたくない

 

 

ここでは、「唇を奪う」のは「ことば」となっているので、

キスをするという意味ではなく、「無駄話を余儀なくされる」

みたいな意味なんじゃないかと思ってみたり。

 

「かえりたくない」と繰り返す場所には、

 

「同じことばをしゃべるとこ」「こんな美し処」

 

という言葉も出てきます。

 

とても難解ですが、ロマンティックな雰囲気が素敵な曲です。

歌い込まれた地名を見ると、その場所は田舎なのかなと想像します。あるいは反対に東京か。

 

難しいですね。。。

 

聞いたことがない方は一度ぜひ。

 

 

動画に出てきた本のまとめ

 

今回の動画に出てきた本についてはこちら↓。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ついでに、温泉の情報も↓

 

 

温泉行きたいなぁ。

では、今日はここまで。

 

またお会いしましょう♪

素敵な一日になりますように(*^^*)

 

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お知らせ。

 

ここのところ数か月ほど、

なんとなく月・木でやっておりましたが、

タイミング的には火・金がいい気がしたので、

 

更新予定の曜日を火曜日・金曜日にします。

 

予約投稿ですが、書き溜めてないので、

必ず投稿するとは限りません。

 

ただ、今まで通り不定期で更新しない日もあるかもしれません。

 

でも、一応そういうことでやっていこうと思います。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

ごきげんよう、ざらめの雨です。

 

私はmizukiyoura名でヤフー知恵袋を利用しています。

 

Yahoo!が運営しているQ&Aのサービスで、

困ったことや分からないことがあったときに、

大勢の人に質問ができる便利なサービスです。

 

AIが代替していきそうなサービスの一つですが、

人間ならではの気の利いた回答があったり、

経験者による具体的なアドバイスがあったりと、

現在においても有用なサービスだと思っております。

 

一方で、こうしたQ&Aのサービスは、

質問者と回答者のやりとりに期限があるため「その後どうなったの?」みたいなことがわからなかったりします。

 

また、Yahoo!知恵袋では、「返信」部分では「回答」よりも文字数が少なかったり、使いづらい点もあります。

 

完結したサービスとしては、それでいいと思うのですが、文字制限上読みづらくなるのを避けるために省いたことや、回答期限後に思いついたことなどを書く機会がないので、本ブログではヤフー知恵袋の質問にコメントしていこうと思います。

 

原則的に、質問者の投稿は質問部分のみを引用(要約する場合もあり)します。

私が書いた部分は、著作権者は私なので好きなだけ引用というか、転載します。

誤字などがあればついでに修正します。

 

また、この場は私のブログ記事であるため、質問の内容とは関係ないことでも思いつけば書いていくこととします。

 

以上の点をご理解いただいた上でお読みください。

 

*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.

 

今回のお話は

 

「具体と抽象ってどういう関係?」

 

というテーマです。

 

URLはこちら。

 

 

 

質問内容を引用します。

 

抽象度と具体性って実質的に同じ概念ですか? 

話の抽象度を上げることは具体性を下げるってことですよね、

この二つは向きが違うだけで同一直線にあると捉えて良いのでしょうか?

 また、何か違いがあれば教えてほしいです

 

以下、私の回答。一部誤字・誤入力を修正しています。

 

mizukiyouraの回答

 

>抽象度と具体性って実質的に同じ概念ですか? 

 

違うと思います。 例をあげて考えてみましょう。 

 

例えば、「学校」と言われたときにはこれは抽象的な学校を指します。 

 

「●●町立○○小学校」と言われたときには、これは具体的な学校を指します。 

「学校」ではなく、「小学校」「中学校」「高等学校」という風に言えば、いずれも抽象的ではありますが、比較するといくぶん具体性も出てきますよね。 

 

「私立学校」「公立学校」という分け方もできます。 

 

個別の具体物を含んだ大きな塊になっている概念が、抽象的なものです。 

抽象度が高いほど多くのものが包含されており、抽象度が低いほど包含されているものは少なく個別のものが抜き出しやすくなります。 

 

「長野県の学校」といえば、長野県にあるあらゆる学校が含まれますが、「長野県の公立小学校」と言えば、含まれる学校の数はずっと少なくなりますね? 

 

でもそのレベルでも個別の具体の学校ではありません。

 

 「あなたが言ってるのはどの学校の話ですか?」と聞かれて、「●●町立○○小学校です」と答えたときに、具体的な学校の話ができるのです。 

 

というモデルを踏まえると、抽象と具体は方向の違う一直線上に並ぶものではないことが見えてくるのではないでしょうか? 

 

「学校」(抽象) 

 ↓

 「公立」「私立」 

 ↓ 

「小学校」「中学校」「高等学校」

  ↓ 

「●●町立○○小学校」(具体) 

 

のように垂直方向にモデルをとると、一直線上に並んで見えるかもしれませんが、それはそこだけ取り出したから「そう見えるだけ」なのではないかと思います。

 

「抽象的になるほど含まれる【事物・事象】が増えていくように見える」モデルの方が自然かと思います。

 これは様々にある説明方法の一つにすぎませんが、参考になれば幸いです。

 

 

回答追加

ちなみに、私も「抽象的なものが具体物の総和である」ということを言っているわけではないです。 

 

〇抽象的なもの→様々な事物・場面で当てはまる「共通の要素」が多い 

●具体的なもの→特定の事物・場面でしか当てはままらない「固有の要素」が多い 

 

ということで、「結果的に抽象度が高いほど当てはまる事物・場面が増えるように見える」ということです。 

「ように見える」の部分が非常に重要で、実際は抽象とは「具体の総和」ではなく、「性質の集合体」というほうがよいでしょう。

 

 私の説明は、【抽象ー具体】が一直線上に並ぶモデル化が適当かどうかについて、より実態に近そうなモデルを提示しようと試みた説明であり、【抽象―具体】の関係を完全かつ正確に説明したものではありません。

 

 質問者様の理解を助ける一助になればと思い試案したものであり、他のよりよい説明やより本質を突いた説明の方法がありうることを申し添えます。

 

回答追加(質問者の追加の質問に答えて)

抽象度の操作という面からみると、学校教育を例にするなら、「学力向上」という目標をかかげるときに「学力向上」というのは非常に抽象的な概念です。

 

なので、取り組むときには「学力とは具体的には何か?何をどう変えると、【学力が向上した】といえるのか」ということを検討します。 

 

順番に抽象度を下げれば各レベルごとに具体策が検討可能になります。 

●●町立○○小学校のAさんの何がどう変われば「学力が向上した」と言えるのか説明できるレベルが最小です。

 

 >あるレベルの抽象度に含まれる要素から結果的に連想されるものが具体的なもの 

 

操作感としては、具体物は「結果的に連想されるもの」ではなく、抽象物から「個別具体に落とし込んで」適応可能な要素であるということができると思います。

 

よかったら、「なぜ抽象度を操作する必要があるのか?操作する目的は何か?」という点に留意しつつ、具体的な例を考えてみてください。

 

---------------

 

学力向上の例を足しておくと、例えば 

 

抽象度-高い:「学力向上」 

 ↓ 

抽象度-中程度:「学校の教員を増やす」(手厚い指導ができて学力があがる)

  ↓ 

具体的な中身:どの教員を増やすのか? 「常勤職員を増やす」

「非常勤職員を増やす」 「定年退職年齢を延長する」

 「国語の先生を増やす」「数学の先生を増やす」 「理科の先生を増やす」

「体育の先生を増やす」・・・etc. 

 

こんな感じで、 抽象度の高い物から、具体のものが列挙されうる。

ちなみに、【抽象度―中】の部分では、省略していますが、教員を増やす以外にも、「授業の内容を増やす」とか、「授業の方法を変える」とか、「試験を簡単/難しくする」とか、「進級試験を課すようにする」とか、いろんなことが挙げられると思います。

 

 そして、そのそれぞれに、具体のレベルでいろいろなことが挙げられると思います。

 

---------------

 

一応、具体から抽象への操作も例示しておきます。 

 

(例) 

電車が遅れて1時間待ちになった。待っている間ヒマなので隣にいた可愛い女子に声をかけてお話したら仲良くなり、持っていたお菓子を半分こしたら連絡先をGETできた。 

 

↓抽象化(高度) 

 

ラッキー!なんか幸運にめぐまれた(抽象度が高い=再現性が低い) 

 

↓抽象化(中程度) 

 

予期せぬ事態(ハプニング)の時に、自分から積極的に行動した 

 

↓再現性が高くなるよう部分的に具体化 

 

予期せぬ事態(ハプニング)の時に、自分から【相手と自分の両方が嬉しくなるような内容で】積極的に行動した 

 

というような感じで、具体的な場面を抽象化して扱うことで、違う場面でも同じことができるようにすることができます。 

 

電車が遅れて(具体)→予期せぬ事態(抽象) 

話しかけてお菓子を分けた(具体)→自分から積極的に行動した(抽象)

 

 こういう対応関係があります。

 

---------------

 

具体から抽象への操作の例として、「セレンディピティ」という概念を利用しました。 

 

昨日たまたま見た動画がそれをテーマにしたものだったので。 

 

<参考>

 ●「幸運は“運”ではない。セレンディピティて?」

 

抽象化への操作というのは、ここではかなり省略していますが、個別具体の事例をたくさん集めてきて、それらに共通する項目を抜き出すという「作業感覚」になっていると思います。

 

 個別具体の事例からある要素・性質を集めたり抜き出したりして、事象を抽象化することで、他の場面で同じようなことを起こしたり、同じように捉えたりすることができます(一般化と言います)。 

 

実際の操作は、例示したように、抽象度を部分的に操作するなど、事象の複雑性に合わせて、微調整を繰り返して最適な抽象度を実現する形になると思います。

 

感想と解説

書いてある通りです。

これ自体が、具体と抽象を具体例を挙げながら解説したもので、読めば具体と抽象がなんとなくわかるようになっています。

 

最近読んだ『スマホ時代の哲学』(谷川嘉浩、2025、ディスカバー携書261)に、

 

<略>学んだ概念について、具体的にも抽象的にも説明できるようにすること。つまり、抽象(概念)と具体(具体例)を自由に行き来できるようになる必要があるということです。

 私自身、大学院時代に「具体例出せへんとあかんで」「例えばどういうこと?」と先生方から口酸っぱく言われました。

p.109より

こんなことが書いてあったので、ピックアップしてみました。

 

これができることが、物事の理解が深まっているということであり、これができると人生におけるいろいろな悩みを適切に切り分けたり、最適なゴール設定をすることができたりと、とにかくいろいろ便利なんですよねぇ。

 

哲学なんかを学ぶ人、人文学系の学部でガッツリ基礎を踏ませる研究室なんかは、大学・大学院でこの訓練をしっかりさせられます。

 

論理的な思考力といわれるものの一つの表れ方です。

 

 

*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.

 

 

以上、何かの参考になれば幸いです!

 

今日も読んでくださってありがとうございます。

また次もよろしくお願いします。

 

 

 

 

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