嵐山・天龍寺塔頭の三秀院さん
先日、上の記事を書いていて、最初から
"牛尾"
について答えは見せられていた事に
初めて気づきました・・・
(出雲の龍蛇神="ウミヘビ"
の話しは次回にして)
今年に入り、改めて佐渡の牛尾神社
以外にも目を向けて再度調べていて
見つけたのが、
滋賀県・日吉大社の奥宮の
牛尾宮(牛尾神社)でした。
■まずは日吉大社さんについて
全国に約3,800社ある日吉・日枝・山王神社
の総本社である。通称として山王権現とも
呼ばれる。
猿を神の使いである神猿(まさる)とする。
西本宮と東本宮を中心とする400,000m2の
境内は国の史跡に指定されている。
社名の「日吉」はかつては「ひえ」と読んだが、
第二次世界大戦後は「ひよし」を正式の読み
としている。鳥居は、その上部に比叡山延暦寺
を示す山形をのせる独自の形式で「山王鳥居」
(合掌鳥居、総合鳥居)と呼ばれる。
文献では、『古事記』に「大山咋神、亦の名を
山末之大主神。此の神は近淡海国の日枝の山に
坐し」とあるのが初見で、これは、日吉社の
東本宮の祭神・大山咋神について記したもの
である。日枝の山(ひえのやま)とは後の
比叡山のことである。
日吉社の東本宮は、本来、
牛尾山(八王子山)山頂にある
大山咋神が降り立ったという
磐座・金大巌(こがねのおおいわ)
を挟んだ2社"牛尾神社
・三宮神社"のうち、牛尾神社の
里宮として、比叡山の地主神である
大山咋神を祀るために崇神天皇7年に創祀
されたものとも伝えられている。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/日吉大社
より一部抜粋
赤いマーカーの後ろの山が"八王子山"です。
日吉大社の左(西側)に比叡山延暦寺
まとめると八王子山(=牛尾山)の山頂の
磐座に大山咋神が降り立ち、
牛尾神社と三宮神社が建てられた。(=奥宮)
その牛尾神社の里宮として
日吉大社の東本宮が創祀された。
もう一つの三宮神社の祭神は
牛尾神社・大山咋神の妃神で
なんと鴨玉依姫命さまです
(京都の下鴨神社の御祭神で
八咫烏・賀茂建角身命の娘さんですね。)
山城国風土記(逸文)には
賀茂建角身命には玉依日子と玉依日売の2柱の
御子がいて、玉依日子は賀茂県主の祖となる。
玉依日売は、ある日のこと川で丹塗矢(矢に
化身した火雷神)を拾い床の近くに置いていた
懐妊し出産したとされる。
つまり、大山咋神=日吉大社の
地主神で牛尾宮、松尾大社
の祭神であり、
山城国乙訓に居た?
火雷神と同神という事らしいです
いろいろとこんがらがりますが
ひとまず"牛尾"の意味解明に進みます
日吉大社の奥宮=大山咋神が降り立った
磐座がある山の名が牛尾山とあります。
( 八王子山 )ともありますから
牛尾と八王子は繋がりがあるみたいです。
Wikiで検索してみると、
八王子とは牛頭天王の子神、眷属神。
神仏習合の時代は八王子権現とされた。
とあり、さらには
音羽山の支峰である牛尾山は、
古くは主穂(うしお)山と称し、
家の主が神々に初穂を供える山として
信仰された。
牛尾山の山頂にあった牛尾宮は比叡山延暦寺
の鎮守であった日吉山王権現21社の一つで、
山王の王子である8人の眷属神が
八王子権現として祀られ、千手観音菩薩を
本地仏とした。また牛尾を忌みて、
祇園精舎の守護神である牛頭天王が
頗梨采女(はりさいにょ)との間に設けた
8人の王子かつ眷属神が八王子権現との
信仰も発展した。
牛尾は主穂で初穂を供える山を
主穂(うしお)山と名付けていた
のですね!
もう少し続きます。